血圧が気になるあなたに。管理栄養士が教える減塩レシピ「きなこ味噌汁」
日清食品が2020年を目標に15%減塩のカップヌードルを開発すると発表しました。
日本人の食事摂取基準(2015年版)の食塩摂取量の目標量は、男性は8g、女性は7g未満。世界保健機関(WHO)がすすめている摂取量の上限は5gです。食塩の過剰摂取は高血圧を招き、心筋梗塞や胃がんのリスクを高めます。
日本人の食塩摂取量はおよそ10g。食塩の多い食べ物は、漬物、味噌、汁物、麺類、練り製品、塩蔵品。食塩といえば漬物がイメージされますが、最近は摂取源が加工食品やドレッシング、パンからという人も増えています。食品企業が減塩に取り組むと社会全体への減塩へ働きかけることができます。大変興味深いですね。
血圧は30歳代から徐々に上がり始めます。今までどれだけ食塩を摂ってきたかが血圧に影響を与えることになってしまうのですね。高血圧になる前に予防することが大切です。
そこで、誰にでも簡単にできる減塩について、管理栄養士である筆者のおすすめメニューを紹介します。
■きな粉味噌汁で減塩チャレンジ!それは、きなこ味噌汁。お味噌汁といえば、和食の定番。毎日食べる方も多いのではないでしょうか。
分量(2人分)
・味噌 大さじ1.5
・きなこ 大さじ1/2
味噌を1/4減らし、きなこのコクで補います。これで1人当たり0.5gの食塩を減らすことができます。きなこを加えた直後はきなこの味が残っているので、10分程度時間をおいてから食べてください。
きなこ味噌汁でおいしく健康に! ぜひおためしください。
【参考】
※ 日清、異例の「3年後までにカップヌードル減塩」宣言に秘められた「警告」? - Buisiness Journal
【画像】
※ AS Food studio / shutterstock
【筆者略歴】
管理栄養士ランナー*みぽ
1985年、岡山県生まれ。武庫川女子大学卒業。病院に勤務する管理栄養士。高校生の栄養サポートもしている。趣味はマラソンで国際マラソンにも出場。結婚後は家事、仕事の両立を目標にランニングを楽しんでいる。