疲れにくい体に!夜の休憩時間にできる「しなやかさUP」エクササイズ

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心身共に疲労困憊してもう限界ってとき、ありますよね。疲れは、ココロ・カラダ両面にあらわれます。この疲れをどうにかしたいと休養を優先させがちですが、疲れにくくなる体づくりというのも大切。

体をほぐしてしなやかさを高めていくと、血行不良が改善され、疲労物質は蓄積しづらく、除去されやすくなっていきます。同時に気持ちもほぐれてきます。

そこで今回は、健康づくりのプロであり、ヨガ指導者でもある筆者がしなやかさを高める夜にできるエクササイズをご紹介します。

■猫伸び(cat stretch)

(1)肩幅に広げた手とひざを床につけます。

息を吐きながら、頭を腕の間に入れるように背中を丸め、へそを見ます。お尻を締めて、背中を広げるように、おなかの中の空気を吐き切りましょう。

背中を丸めたときに、上体位置が後ろに動きそうになります。肩位置が後ろに動いていないかチェックしましょう、常に肩は手首と同じライン上です。

(2)息を吸いながら、頭を上げて背中を反らす。背中をへこませるように、しっかりと上体を反らします。肩甲骨どうしを背骨のほうに寄せるように、おなかいっぱいに空気を吸いこみましょう。

できるだけゆっくりと呼吸を止めないように注意しながら、(1)と(2)で1回を、5セット繰り返します。

背中を反らせたときに、ひじが曲がってしまいそうになります。また肩位置が後ろに動いていないかチェックしましょう、常に腕は真っ直ぐに、肩は手首と同じライン上です。

■ガチガチ背中をほぐして体をしなやかにする

ヨガでは“キャット”(marjari-asana)というポーズで非常にポピュラー。背骨に走る自律神経系を刺激するため、精神安定効果もあります。

いかがでしたか? 今回は、しなやかで疲れにくい体をつくる! 夜できるエクササイズでした。背中を反らしたり丸めたりするだけ、同時にリラックスできるので、夜のお休み前にもおすすめです。

疲れたときだけでなく、日頃から柔軟性を高めるストレッチで、疲れにくくしなやかな身体を手に入れましょう!

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※ LStockStudio / Shutterstock

【筆者略歴】

小川りょう

25年のキャリアを持つ健康づくり指導者。外資系ホテルトレーナーとして知識・経験を重ね、独立。エビデンスに基づく情報提供と、現場経験で培った指導スキルで、成人〜後期高齢者に至るまで対応、幅広い世代の顧客を持つ。気取らない人柄と自然体の指導が特徴。コンセプトは健康寿命の延伸であり、足腰運動スクワットの普及に尽力。著書に「ココロ・カラダ塾」(幻冬舎ルネッサンス)。