太すぎ・ボサボサなんかダサっ…プロが教えるNG眉の特徴と描き方のコツ
まだ太眉ですか?
長く続いた太眉トレンド、も2016年は徐々に細めアーチ眉に移行。2017年は、春夏のファッショントレンドに合わせて“やや太めのハンサム眉”がトレンド傾向。色や柄のエネルギー強めのファッションに合わせるのは、ナチュラルすぎない整えられた華やかさのある眉。
角度がついたストレート眉は、表情全体を明るく見せてくれるし、整えられた眉はドレス感をプラスしてくれるので、春夏ファッションにぴったり。
そんなトレンド眉を目指す前に、今回はセルフ眉チェック。次にあげる代表的な3タイプのNG眉に少しでも心当たりがあれば、リニューアルを。ヘアメイクアップアーティストである筆者がお直しのコツもお伝えしますので、今すぐダサ眉脱出しましょう!
■筋肉無視の違和感眉
思い通りの眉を描くために、いらない毛を剃って、抜いて、切って……と、色々な手を使って整えてますね。そのとき、眉山の上の筋肉って意識したことありますか?
眉をグッと持ち上げた時に、眉山の位置にえくぼのような筋肉のへこみが出る人は、これを無視するととても不自然なNG眉に。自然と眉山と重なるように筋肉があるので、それを無視して毛を取ってしまうと、描いた眉山の上にもう一つ山が発生!なんてことになってしまいます。表情とともに眉毛が動かないので、顔つき自体に違和感が出てくるのです。
眉山のない平行眉にしている人は、この傾向が強いかもしれませんね。
お直しのコツは、表情豊かで眉毛が動く人は、眉の上側は極力毛を取除かないこと。取り除く場合は、1本1本はさみを寝かせてカットすること。手鏡ではなく、必ず大きめの鏡を用意して、引きで確認しながら整えましょう。やり過ぎず、バランスよく仕上がりますよ。
■ティントも注意!描きました眉
ペタッと張り付いたような眉毛、描いていませんか? アイブロウペンシルで塗りつぶすように眉を描いている人に多いNG眉。眉頭から眉尻まで全体が同じ色、のっぺり張り付いたような「描きました」感が強い眉。太眉トレンドの流れで、多く見られますね。最近のトレンドだと、実はアイブロウティントもこのNG眉に陥る危険があるアイテム。
お直しのコツは、アイブロウペンシルで描く場合は、毛の生えている方向と同様に1本1本毛を描き加えていくこと。自然と立体感が出てきます。ペンシルを絶対に往復するように動かしたり、間違っても眉毛の形を囲ってから塗りつぶすようなことのないように! 眉頭をスクリューブラシでなじませるだけで、濃い目ののっぺり張り付いていたはずの眉が、モードっぽい眉に変化するのでぜひお試しを。
さらに上級なお直しのコツは、アイブロウパウダー、アイブロウペンシル、アイブロウマスカラの3アイテムを使って、すべての色を変えること。中間色のアイブロウパウダーで背景を描き、濃い目のアイブロウペンシルで1本1本毛を描きこみ、明るめのアイブロウマスカラで仕上げると、プロが作り上げるような立体感ある眉ができ上がります。
アイブロウティントの場合は、仕上げたい眉より一回り小さめにするのがおすすめ。淡い色のアイブロウパウダーを上からなじませるだけで、立体眉に仕上がりますよ。
■平行以下の運気下げ眉
平行眉が流行っていたせいか、多いのがこのタイプ。よく見ると眉頭よりも眉尻が下がって見える、下げ眉。表情に快活さがなくなり、いつも悲しそうな顔をしていてネガティヴな印象を与える、運気も下がりそうなこのNG眉。
最近のトレンドで、石原さとみさんのような角度のないアーチ眉を描くときも要注意。気付くと眉尻が下がって、ピエロのような眉に見えていることも。
お直しのコツは、眉尻を描くときに外方向に手を動かすこと。特に、利き手と逆方向の眉尻を描くときは手首が巻き込みやすいので、下がる可能性が高く注意が必要。眉毛の長さを出したい時は、眉山から眉尻の間を横に膨らませながら伸ばしていくようにして。
いかがでしたか? 誰もが知りたい眉メイクのコツ。今回は代表的なNG眉の特徴をお伝えしました。自分のメイクをよく見直して新しい1年を新しいメイクで過ごしてみてくださいね。
【画像】
※ Olga Ekaterincheva / shutterstock
【筆者略歴】
川上絵理
ヘアメイクとしてブライダル・TV撮影の現場で活動、専門学校講師も務める。また、メイクカラーカウンセラーとして色彩心理学×メイクアップで“より自分らしく、なりたい自分になる方法”をアドバイスしている。