「ちょっと違うんじゃ…?」と首をかしげたくなるママ友の言葉遣い9パターン
ママ友との会話の中で、言葉遣いにモヤモヤさせられたことはありませんか? 逆にちょっとした誤用で「この人、間違ってるって知らないのかな?」と思われてしまうのも心外でしょう。そこで今回は、20代から40代の既婚女性500名に聞いたアンケートを参考に、「『ちょっと違うんじゃ…?』と首をかしげたくなるママ友言葉遣い9パターン」を紹介します。



【1】「主人の弟さんが送ってくださって」など身内に敬語を使う
「『実家の母に作っていただいたの』と聞かされるたびに、お母さんを大事にしていることが伝わってきて、余計に残念になる」(30代女性)というように、自分や夫の親族について対外的に敬語を用いるのは、誤りです。感謝の気持ちを表したいときは、せめて「送ってくれて」ぐらいの言い方にとどめましょう。


【2】「うちの旦那さんが」など夫を不必要に持ちあげる
「何かというと『旦那様に聞いてみないと』というママ友。へりくだりすぎてる気がして、夫と対等じゃないのかなと勘繰りたくなる」(20代女性)など、夫の呼び方に不快感を覚えることもあるでしょう。「ダーリン」「パパちゃん」なども、愛情の表現とはいえ、他人からするとかなり聞き苦しいようです。


【3】「先生怖いんだもん」など学校や園の先生にタメ口で話しかける
「『あっ、先生太ったー?』とか、保護者会のたびに先生を友達扱いするママ。見ていて冷汗が出てくる」(40代女性)というように、先生にぞんざいな態度で接するのは、子どもにも悪い影響を与えかねません。「マサぴー」などとあだ名で呼ぶのも失礼にあたるので気を付けましょう。


【4】「○○君ママ」などママ友を子どもの名前でしか呼ばない
「下の名前を何度教えても、私には『ユイちゃんママ』。子どもの附属品になった気がする」(30代女性)というように、名字や名前をかたくなに呼んでくれないママには、わざと距離を置かれているような気がするものです。子どもたちの前ならともかく、親だけのときは、せめて名字で呼ぶのが無難かもしれません。


【5】自分の両親を「パパ」「ママ」と呼んで憚らない
「『実家のパパがアユ釣って送ってきたからおすそ分けするね』って。いつも親切なママ友なだけに、『惜しい!』と思ってしまう」(20代女性)というように、子ども時代の呼び方が抜けきらない人は、幼稚なところがあると思われても仕方がありません。どんなに親しい人が相手でも、人前では「父」「母」と呼びましょう。


【6】「ご参加させていただきたい」などおかしな敬語に気付かない
「『これ、先生もたくさんお食べになったのよ』と思い切り丁寧に言ったつもりのママ。『召し上がった』じゃ…?」(30代女性)というように、肝心なところを間違ってしまうと、せっかくの敬意も台無しでしょう。尊敬語と謙譲語の違いなども、この機会に見直しておくと安心かもしれません。


【7】自分の子どもをちゃん付けする
「自分の子は『ケンちゃん』って呼ぶのに、うちの子は『タクマ』と呼び捨て。なんで!?」(20代女性)など、本来、身内であるはずのわが子を丁寧に呼ぶ行為は、ともすると親バカ気味に映ってしまうようです。「王子」「姫」などと呼ぶのも、非常識と思われがちなので、気をつけましょう。


【8】「くそばばあから電話があって」など義父母を汚い言葉で呼ぶ
「ご主人のお父さんを『あいつ』呼ばわりするママ。せめて心の中だけにしておきなよ…」(30代女性)というように、耳を疑うような言葉を平気で使うママもいるようです。いくら気に入らない相手だとしても、普段から乱れた言い方をしていると、子どもにも伝染しかねないので控えましょう。


【9】「ご苦労さま」など上から目線の言葉をかける
「『了解しました』は、本来、上司が部下に使う言葉として定着しているみたい。そう気づいてからは『承知しました』と言うようにしています」(40代女性)など、上下関係のないママ友同士なのに、知らずに偉そうな言い回しをしている可能性もあります。相手を労いたいときは「お疲れさま」など、状況に応じてふさわしい言葉遣いを心がけましょう。


家族の呼称や敬語の使い方は、とかく我が家のルール・自分のルールにしたがってしまいがちですが、周囲からはひんしゅくを買ってしまうこともあるようです。この機会に、自分の言葉遣いを見直してみるのもいいでしょう。(倉田さとみ)


【調査概要】
期間:2013年6月8日(土)から6月12日(水)まで
対象:合計500名(20代、30代、40代の既婚女性)
地域:全国
方法:インターネット調査