“夫婦の地盤”を支えるものは、「信頼感」。さらに強固に“地盤改良”するのに必要なのは「理解」と「お金」。

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今年は地盤の液状化による甚大な被害がもたらされたが、これは液状化の可能性が一部認識されていたにも関わらず、液状化対策が不足していたことが要因の一つとして考えられる。

そこで、天然砕石を活用した環境対応型の地盤改良工法「HySPEED工法」のネットワークを全国展開するハイアス・アンド・カンパニー株式会社が、ある調査を行った。
日本の夫婦においても、今年は離婚件数の増加などが話題となったが、夫婦関係も家と同様、見える部分だけではなく根幹となる部分が重要ではないか? そんな思いから同社が実施したのは、題して「“夫婦の地盤”調査」(インターネットユーザーの男女1,575名を対象に調査)。
夫婦の地盤は、安泰なのか? 今回の調査結果で、確認してみたい。

まずはじめに、「あなた方ご夫婦の“夫婦の地盤”を支えているものは何ですか?」(複数回答可)という質問からスタート。結果、「信頼感」(52.3%)、「愛情」(43.2%)、「忍耐力」(42.6%)といった美しい回答達が並ぶ。それに次ぐのが、「子ども」(42.3%)、「理解」(31.2%)、「お金」(14.9%)といったところだろうか。
では矢継ぎ早に、次の質問も。「あなた方ご夫婦の“夫婦の地盤”をより強固にするためには何が必要だと思いますか?」(複数回答)という設問に対しての回答、1位はやはり「信頼感」(44.1%)だった。そして、2位には「理解」(35.7%)が急浮上! そして4位には「お金」(28.3%)もランクイン。
1つ目と2つ目の質問に対する結果を比較すると、「理解」と「お金」だけが割合を伸ばしている。よって、夫婦の地盤を“より”強固にするためには「理解」と「お金」がポイントとなることがわかった。

ではここで一つ、どストレートな質問も。「あなた方ご夫婦の“夫婦の地盤”が揺らいだことはありますか?」という問いである。これに対し、「ある」と答えた方は59.7%だった。
この結果を踏まえた上で、次の質問が興味深い。「“夫婦の地盤”を揺るがした要因は何ですか?」(複数回答)。この問いへの回答を上位から並べると、「金銭問題」(36.6%)、「愛情の欠落」(25.8%)、「親類に対する問題」(20.8%)という順番になる。“夫婦の地盤”を揺るがすのは、「愛」より「お金」だったのだ。

ただ、揺るがせっ放しも良くない。「“夫婦の地盤”が揺るいだ時、どのように改良しましたか?」(複数回答)という設問もあるから、ご安心いただきたい。
そして、要注目の集計結果。1位は、62.3%を占めた「話し合う」だった。そして、問題は2位以下だ。「改良は諦めた」(24.2%)、「スキンシップをとる」(16.5%)、「地盤の揺らぎは見て見ぬふり」(12.0%)という風に続いていく。
「話し合う」が6割強で圧倒的だったものの、一方で「改良は諦めた」が2割強、「地盤の揺らぎは見て見ぬふり」は1割強と、3割以上の方が“夫婦の地盤改良”を放棄している。人生は悲喜こもごも……。

ここで、そのものズバリの質問も投げかけられている。単刀直入に「“夫婦の地盤”を揺るがしたのは、夫・妻どちらでした?」。
この質問に対し、「夫」と回答した男性は63.3%。「夫」と回答した女性は83.8%。夫自身「“夫婦の地盤”を揺るがすのは『夫』」という自覚があるようだ。

そして、最後に皆さんの現状について告白していただいた。「あなた方ご夫婦の“夫婦の地盤”は、現在どのような状況だと思いますか?」という、核心に迫る質問である。
もう、上位順に列挙していこう。「改良地盤(夫婦の地盤に弱いところは見られたが、現在は補強済み)」が39.9%。「強固地盤(夫婦の地盤に全く問題が見られない状態)」が30.7%。「軟弱地盤(問題が起こったら、すぐに被害が起きそうな状態)」が14.0%。「不同沈下(地盤を揺るがす問題がいくつか存在している状態)」が9.2%。「液状化(大きな問題が起こり、夫婦の地盤が傾いている状態)」が4.6%。
既に地盤を補強済みの夫婦は約4割にのぼったが、「軟弱地盤」「不同沈下」「液状化」と、“夫婦の地盤”が危険な状態にある夫婦も約3割にのぼっていることが判明している。

決して、地盤が脆い夫婦ばかりではない。そして、盤石な夫婦ばかりでもない。様々な夫婦の形はあるだろうが、色々なものを見直す機会の一つとして活用していただきたいデータであった。
(寺西ジャジューカ)