【秋田観光】ユネスコ無形文化遺産に、日本一の秘湯、絶品グルメの宝庫!グリーンシーズンの秋田観光地12選
東京から飛行機で約60分、大阪からは約90分。「秋田は少し遠い」というイメージを持っていたなら、それは非常にもったいない。ユネスコ無形文化遺産や日本一の秘湯、絶品グルメの宝庫でありながら、インバウンド客による混雑も少なくゆったり観光を楽しめる、秋田は未知なる観光王国なのである。特にグリーンシーズンは、豊かな大自然を舞台にしたアクティビティや、息をのむ絶景スポットが満載!
【写真】もふもふでかわいい!秋田犬と散歩するプログラムも
今回は、歴史ある街並みから神秘の湖、最先端の酒蔵カフェ、そして秋田犬との散歩プログラムまで、冬とはまた違った、グリーンシーズンにこそ満喫できる秋田の魅力あふれるスポットを紹介する。

歴史ある街並みや発酵文化、温泉に美食、神秘的な湖や360度の絶景など、秋田の夏を満喫!
■伝統の味と建築美に浸る「安藤醸造」でこだわりの醤油・味噌に出合う
角館(かくのだて)を訪れたら必ず立ち寄りたいのが、1853年(嘉永6年)創業の老舗「安藤醸造」だ。伝統的な無添加・天然醸造を守り続ける味噌や醤油は、秋田の食文化のベースを支えている。

安藤醸造本店は、明治から変わらない建物で町家造りの名残が見られる
本店に佇む、明治時代に建てられた重厚なレンガ造りの蔵(レンガ蔵)は仙北市の指定有形文化財にも指定されており、その圧倒的な建築美に目を奪われる。

地元の方にも人気の商品が並ぶ
店内では自慢の醤油や味噌、発酵調味料の試食・購入ができる。日本の伝統発酵文化の奥深さを五感で体験できる、知的好奇心を満たすスポットだ。

仕込み蔵の見学ツアー(有料)
<安藤醸造 本店>
住所:秋田県仙北市角館町下新町27
電話:0187-53-2008
時間:8時30分~17時
休み:年末年始、お盆休み、ゴールデンウィーク、臨時休業あり
料金:見学無料(有料見学プランもあり)※要予約
駐車場:あり(8台)
アクセス:【電車】JR角館駅から徒歩約15分
■タイムトラベル気分を味わう“みちのくの小京都”「武家屋敷通り・角館」散策
まるで江戸時代に迷い込んだかのような風情が残る武家屋敷通り・角館。

400年続く黒坂塀の城下町の角館の武家屋敷通り
黒塀と鮮やかな夏の青葉のコントラストが美しく、歩くだけで心がきゅっと引き締まる。歴史の重みを感じさせる邸宅や気品ある街並みは、日常の喧騒を忘れさせてくれる。

約400本のしだれ桜のうち162本が「角館のシダレザクラ」として国指定天然記念物に選定されており、番号がついている
<武家屋敷通り・角館>
住所:秋田県仙北市角館町表町上丁~東勝楽丁
アクセス:【電車】JR角館駅から徒歩約20分
駐車場:市営桜並木駐車場(有料)秋田県仙北市角館町北野124-2
料金:入場無料 ※武家屋敷内の見学は別途料金必要な場合あり。屋敷ごとに料金が異なる。
■歴史ある米蔵で味わう眼福ランチ「和のゐ 角館 米蔵」の玉手箱
1910年(明治43年)頃に建設された歴史ある米蔵を改装した上質な空間「和のゐ 角館 米蔵」。ここでいただくランチメニューは、見た目にも美しい「和のゐの玉手箱」(3000円)だ。

武家屋敷で有名な「みちのくの小京都」角館に位置する歴史あるホテル「和のゐ 角館」

1910年に建設された歴史ある蔵を改造したレストラン「和のゐ 角館 米蔵」
伝統工芸品である樺細工(かばざいく)の弁当箱に、秋田牛のローストビーフやいぶりがっこなど約15種類もの色とりどりのお惣菜が美しく詰め込まれている。

秋田の地で育まれた銘柄牛「秋田牛」をローストビーフに仕立て、ランチセット「和のゐの玉手箱」 の主役に
あきたこまちのご飯や、安藤醸造の味噌を使用した味わい深い味噌汁とともに楽しむひとときは、まさに贅沢なご褒美。洗練されたモダンな空間での食事は、秋田旅の始まりを華やかに彩ってくれる。
<和のゐ 角館 米蔵 RESTAURANT wanoi KAKUNODATE Komegura>
住所:秋田県仙北市角館町岩瀬町12-1
電話:0187-49-7170
アクセス:【電車】JR角館駅から徒歩約10分
■「田沢湖」の圧倒的透明度!神秘のブルーに包まれるSUP体験
緑の山々に囲まれ、ルリ色の水をたたえる深さ423.4メートルで日本一の深さを誇る「田沢湖」。

淡水魚「ウグイ」が元気に泳いでいる
吸い込まれそうなほど美しいエメラルドグリーンの湖面で行うSUP(スタンドアップパドルボード)は、夏の秋田を代表する極上アクティビティだ。

SUPを体験。初心者でも丁寧な指導で楽しめる
浮力が強く安定したボードの上から眺める景色は、陸地から見るものとは一味違う。

手ぶらで来て気軽にSUPを楽しめる
澄んだ水面をパドルで漕ぎ進め、心地よい湖風を全身に浴びれば、日頃のストレスがすっと消えていく解放感を味わえる。

STAND UP TAZAWAKO
<STAND UP TAZAWAKO>
住所:秋田県仙北市田沢湖田沢字春山145-14
電話:080-4517-8178(9時~16時16:00 不定休)
■鏡のような水面に映る1500メートルの夕景”秋田のウユニ塩湖”「鵜ノ崎海岸」
男鹿半島南部から台島にいたる約1500メートルの海岸線「鵜ノ崎(うのさき)海岸」。「日本の渚100選」にも選定されているこの場所は、干潮時には海岸線から200メートルほどの浅瀬が現れ、鏡のような水面が空を映し出すことから「秋田のウユニ塩湖」とも呼ばれている。

鏡のような水面に、1500メートルの夕景
夕暮れどき、茜色からマジックアワーへと移り変わる壮大なグラデーションが水面に溶け込む景色は、息をのむ美しさだ。

「日本の渚100選」に選定され「秋田のウユニ湖」と呼ばれている
近隣には、夕陽を背景にシルエットが浮かび上がる「ゴジラ岩(潮瀬崎)」もあり、映える写真が撮れる絶景スポットとなっている。
<鵜ノ崎海岸>
住所:秋田県男鹿市船川港
電話:0185-24-2100(男鹿駅観光案内所)
アクセス:【バス】男鹿駅よりバスで約20分
■遮るものは何もない!「寒風山」から望む360度の大パノラマ
男鹿半島にある「寒風山(かんぷうざん)」は、山全体が青々とした芝生に覆われた美しい山容が特徴のスポットだ。山頂からは周囲に遮るものが一切ない360度の大パノラマが広がる。

標高355メートルの低山とは思えないほど視界が広く絶景が楽しめる
日本海へ続く美しい海岸線や八郎潟を干拓した大潟村、さらには世界自然遺産の白神山地までをも一望できる。

寒風山は、火山地形がはっきりと残っており、火口跡を見ることができる
どこを切り取っても絵になるこの場所は、旅の記録を残す景色を撮影するのに最高のスポットだ。おすすめは夕日に染まる絶景。スケジュールが合うならぜひ挑戦してみてほしい。

「眺望の山 世界三景」360度の大パノラマが楽しめる
<寒風山回転展望台>
住所:秋田県男鹿市脇本富永寒風山62-1
電話:0185-25-3055
時間:8時30分~17時(3月中旬~12月上旬、期間中無休)
休み:12月中旬~3月上旬休業
アクセス:【車】脇本駅から車で約10分
■モグラの被害を乗り越え咲き誇る!「雲昌寺」の青いあじさい
男鹿が世界に誇るあじさいの名所「北浦山 雲昌寺(うんしょうじ)」。「死ぬまでに見ておきたい世界の絶景」にも選ばれた境内は、一面が鮮やかな青一色に染まる。見頃は例年6月中旬から7月上旬、満開は6月下旬ごろ。

約2000株のあじさいが境内を一面青色に

表情豊かなお地蔵さんがあちこちに
近年、一部エリアでモグラの大量発生による被害を受け、根が乾いて花芽が少なくなってしまうという試練に見舞われた。

ドライフラワーを施した立体天井絵。ライトアップされていて幻想的で目を奪われる
しかし、まばらながらも力強く、頑張って花を咲かせているあじさいの姿は、例年以上の生命力と健気な美しさを放ち、訪れる人の心を深く揺さぶる。力強くも美しい「青の世界」は必見だ。

「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」国内ベスト絶景 第1位(2017)

副住職の古仲宗雲さんが1株の青い紫陽花から挿し木しながら現在の姿に
<北浦山 雲昌寺>
住所:秋田県男鹿市北浦北浦字北浦57
電話:0185-24-2100 男鹿市観光協会(9:00~17:00)
時間:8時30分~17時(3月中旬~12月上旬、期間中無休)
アクセス:【車】昭和男鹿半島ICから車で約45分
<男鹿温泉 湯けむりリゾート 男鹿観光ホテル>
住所:秋田県男鹿市北浦湯本字草木原21
電話:0185-33-2121( 9時~19時)
アクセス:【車】秋田駅からJR男鹿線・自社送迎バスで約1.5時間
■勇壮なナマハゲが和太鼓を叩く!五感を揺さぶる迫力のライブ
男鹿温泉郷の夜を熱く盛り上げるのが、地元保存会の若衆が披露する迫力満点の和太鼓ライブだ。

「男鹿のナマハゲ」はユネスコ無形文化遺産「来訪神:仮面・仮装の神々」に登録されている

ここでしか味わえない唯一無二の体感!
ユネスコ無形文化遺産「来訪神:仮面・仮装の神々」に登録されている「男鹿のナマハゲ」が、神聖な面を身にまとい、凄まじい轟音とともに太鼓を打ち鳴らす。

大迫力の和太鼓ライブ
その文化的背景や伝統の重みを知って観覧すると、響き渡る音の重みがさらに増していく。

地元の若者たちによる和太鼓の演奏
当日は20時開場/20時30分開演となっており、温泉で旅の疲れを癒やしたあとに、特別な夜のエンターテインメントとして圧倒的な熱量を肌で感じてほしい。
<男鹿温泉交流会館 五風>
住所:秋田県男鹿市北浦湯本字草木原21-2
電話:0185-33-3191
時間:20時30分~(演奏時間約30分程度)
休み:公式サイト参照
料金:700円、15名様以上600円、小学生400円、幼児無料
アクセス:【徒歩】男鹿観光ホテルより徒歩約5分
■水面に浮かぶエメラルド!三種町でじゅんさい摘み採り体験
国内有数の生産量を誇る三種町の「じゅんさい沼」。小さな箱舟に乗り込み、水面に広がるじゅんさいの葉をかき分けながら、ぷるぷるとした若芽を手作業で摘み採っていく。

水深50~60センチの沼に小舟を浮かべて、じゅんさいを採取する

じゅんさい収穫体験。船に乗る前にレクチャーを受ける
自分の手で収穫した摘みたてのじゅんさいは、驚くほど新鮮でツルッとした喉越しが格別だ。ここでしかできない、まさに五感を使ったプレミアムな体験である。

つるっとした不思議な感覚。30分ほどでこれだけ採れた

収穫したじゅんさいは持ち帰りOK

三種町は「じゅんさい 」のまち
<阿部農園>
住所:秋田県山本郡三種町志戸橋字大下34
<じゅんさい摘み採り体験>
申し込み・問い合わせ:三種町観光協会
住所:秋田県山本郡三種町鹿渡字高石野123-2 道の駅ことおか内観光情報センター
電話:0185-88-8020(9時~17時)
料金:大人(中学生以上)3000円、子供(小学生)2000円
アクセス:【車】秋田自動車道琴丘森岳ICから約10分
■かわいさに悶絶!国の天然記念物「秋田犬」との癒やしのお散歩

動物の癒し効果や健康維持に役立つ歩き方などをウォーキングガイドがアドバイスしてくれる
日本だけでなく世界中で愛されている「秋田犬」とのふれあい体験。国の天然記念物でもある秋田犬は、凛とした佇まいと、時折見せる無邪気な表情のギャップがたまらなく愛らしい。

秋田犬と一緒に三種町の自然の中を「散歩」する体験プラン

秋田犬の歩幅に合わせてゆっくりと進むと手綱から伝わる重みに心がほどけていく
実際に触れ合い、一緒に並んでお散歩を楽しむ時間は、これ以上ないほどの幸福感に包まれる。カメラロールがかわいらしい姿で埋め尽くされることは間違いない。
<“秋田犬と散歩”する健康ウォーキング>
住所:秋田県山本郡三種町盤若台75-1
電話:080-5663-4606
時間:9時30分~、13時30分~
休み:年末年始※コースによっては冬期間閉鎖となるところもあり。
料金:1人3000円(記念写真代、保険料、ガイド料)
※小学生以下(12歳まで)1000円、未就学の子どもは無料。
アクセス:【車】秋田自動車道琴丘森岳ICより車で約2分。
■男鹿の恵みを五感で堪能する、絶景と癒やしの温泉ホテル
秋田をじっくり巡るなら、宿泊は雄大な自然に囲まれた「男鹿温泉 湯けむりリゾート 男鹿観光ホテル」がおすすめだ。極上の温泉と、秋田の文化を五感で味わえる贅沢な夕食が旅を支えてくれる。

「男鹿観光ホテル」のロビーの今にも動き出しそうななまはげ
海水の成分に似た塩分を含み、温まり効果と保湿効果が高いため、男鹿の温泉は美肌の湯といわれている。旅の疲れを芯から癒やしてくれる。
夕食には、大きな秋田杉の桶に魚介や野菜を入れ、真っ赤に熱した石を豪快に投入して一気に煮立てる調理法「石焼料理」が味わえる。この男鹿の名物は、調理法こそダイナミックだが繊細な味わいで地酒の手も進む。

男鹿の名物「石焼料理」をはじめとする秋田の郷土料理が並ぶ

新鮮な魚介類のダシがきいた格別な味わいが楽しめる石焼で作った味噌汁
豊かな湯に浸かり、おいしい料理に舌鼓を打つ時間は、自分への最高のご褒美となるだろう。
■酒蔵併設の最先端スポット「LABO&CAFE YAMAMOTO」で五感を刺激
男鹿から少し北へ足を延ばし、八峰町にある話題のスポット「LABO&CAFE YAMAMOTO(ラボ&カフェ ヤマモト)」へ。名酒「山本」で知られる山本酒造店の敷地内に誕生した、実験室とカフェが融合した驚くほど洗練された空間だ。

白神山地の里山を酒蔵の敷地内に再現した「LABO and CAFE YAMAMOTO」

明るく開放感あふれる空間
ガラス越しに木桶が並ぶ醸造所を眺めながら、ここでしか飲めない試験醸造の特別な日本酒をテイスティングできる。

ここでしか購入できない希少価値のある日本酒

さらに、ピエール・エルメ・パリとコラボレーションした、山本の酒粕を使用したオリジナルマカロン「シラカミ」などの限定スイーツも用意されている。

LABO and CAFE YAMAMOTO でしか味わえないピエール・エルメ・パリの特別なマカロン

LABO and CAFE YAMAMOTO でしか味わえないピエール・エルメ・パリの特別なチョコレートパウンドケーキ
日本酒の伝統と現代のデザインが調和した最先端の空間は、感度の高い大人の知的好奇心を満たしてくれる。
<LABO&CAFE YAMAMOTO>
住所:秋田県山本郡八峰町八森字八森13-1
電話:070-1146-9430
時間:10時~16時(ラストオーダー 15時30分)
休み:火曜日、水曜日
アクセス:【電車】五能線・東八森駅より徒歩約3分
主要都市からのアクセスがよく、オーバーツーリズムによる混雑の心配もないグリーンシーズンの秋田県は、気分をリセットしたいときに、ふらっと向かうのにぴったりの場所だ。歴史ある街並みや発酵文化に触れ、温泉と美食で満たされ、神秘的な湖や360度の絶景など豊かな自然に癒やされる。「次の休み、どうしようかな」そう思ったら、グリーンシーズンの秋田へ。日常を離れた先で、思わず誰かに話したくなるような感動がきっと見つかる。
取材・文・撮影=荻原祐子
※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。
※20歳未満の者の飲酒は法律で禁じられています。
今回は、歴史ある街並みから神秘の湖、最先端の酒蔵カフェ、そして秋田犬との散歩プログラムまで、冬とはまた違った、グリーンシーズンにこそ満喫できる秋田の魅力あふれるスポットを紹介する。

■伝統の味と建築美に浸る「安藤醸造」でこだわりの醤油・味噌に出合う
角館(かくのだて)を訪れたら必ず立ち寄りたいのが、1853年(嘉永6年)創業の老舗「安藤醸造」だ。伝統的な無添加・天然醸造を守り続ける味噌や醤油は、秋田の食文化のベースを支えている。

本店に佇む、明治時代に建てられた重厚なレンガ造りの蔵(レンガ蔵)は仙北市の指定有形文化財にも指定されており、その圧倒的な建築美に目を奪われる。

店内では自慢の醤油や味噌、発酵調味料の試食・購入ができる。日本の伝統発酵文化の奥深さを五感で体験できる、知的好奇心を満たすスポットだ。

<安藤醸造 本店>
住所:秋田県仙北市角館町下新町27
電話:0187-53-2008
時間:8時30分~17時
休み:年末年始、お盆休み、ゴールデンウィーク、臨時休業あり
料金:見学無料(有料見学プランもあり)※要予約
駐車場:あり(8台)
アクセス:【電車】JR角館駅から徒歩約15分
■タイムトラベル気分を味わう“みちのくの小京都”「武家屋敷通り・角館」散策
まるで江戸時代に迷い込んだかのような風情が残る武家屋敷通り・角館。

黒塀と鮮やかな夏の青葉のコントラストが美しく、歩くだけで心がきゅっと引き締まる。歴史の重みを感じさせる邸宅や気品ある街並みは、日常の喧騒を忘れさせてくれる。

<武家屋敷通り・角館>
住所:秋田県仙北市角館町表町上丁~東勝楽丁
アクセス:【電車】JR角館駅から徒歩約20分
駐車場:市営桜並木駐車場(有料)秋田県仙北市角館町北野124-2
料金:入場無料 ※武家屋敷内の見学は別途料金必要な場合あり。屋敷ごとに料金が異なる。
■歴史ある米蔵で味わう眼福ランチ「和のゐ 角館 米蔵」の玉手箱
1910年(明治43年)頃に建設された歴史ある米蔵を改装した上質な空間「和のゐ 角館 米蔵」。ここでいただくランチメニューは、見た目にも美しい「和のゐの玉手箱」(3000円)だ。


伝統工芸品である樺細工(かばざいく)の弁当箱に、秋田牛のローストビーフやいぶりがっこなど約15種類もの色とりどりのお惣菜が美しく詰め込まれている。

あきたこまちのご飯や、安藤醸造の味噌を使用した味わい深い味噌汁とともに楽しむひとときは、まさに贅沢なご褒美。洗練されたモダンな空間での食事は、秋田旅の始まりを華やかに彩ってくれる。
<和のゐ 角館 米蔵 RESTAURANT wanoi KAKUNODATE Komegura>
住所:秋田県仙北市角館町岩瀬町12-1
電話:0187-49-7170
アクセス:【電車】JR角館駅から徒歩約10分
■「田沢湖」の圧倒的透明度!神秘のブルーに包まれるSUP体験
緑の山々に囲まれ、ルリ色の水をたたえる深さ423.4メートルで日本一の深さを誇る「田沢湖」。

吸い込まれそうなほど美しいエメラルドグリーンの湖面で行うSUP(スタンドアップパドルボード)は、夏の秋田を代表する極上アクティビティだ。

浮力が強く安定したボードの上から眺める景色は、陸地から見るものとは一味違う。

澄んだ水面をパドルで漕ぎ進め、心地よい湖風を全身に浴びれば、日頃のストレスがすっと消えていく解放感を味わえる。

<STAND UP TAZAWAKO>
住所:秋田県仙北市田沢湖田沢字春山145-14
電話:080-4517-8178(9時~16時16:00 不定休)
■鏡のような水面に映る1500メートルの夕景”秋田のウユニ塩湖”「鵜ノ崎海岸」
男鹿半島南部から台島にいたる約1500メートルの海岸線「鵜ノ崎(うのさき)海岸」。「日本の渚100選」にも選定されているこの場所は、干潮時には海岸線から200メートルほどの浅瀬が現れ、鏡のような水面が空を映し出すことから「秋田のウユニ塩湖」とも呼ばれている。

夕暮れどき、茜色からマジックアワーへと移り変わる壮大なグラデーションが水面に溶け込む景色は、息をのむ美しさだ。

近隣には、夕陽を背景にシルエットが浮かび上がる「ゴジラ岩(潮瀬崎)」もあり、映える写真が撮れる絶景スポットとなっている。
<鵜ノ崎海岸>
住所:秋田県男鹿市船川港
電話:0185-24-2100(男鹿駅観光案内所)
アクセス:【バス】男鹿駅よりバスで約20分
■遮るものは何もない!「寒風山」から望む360度の大パノラマ
男鹿半島にある「寒風山(かんぷうざん)」は、山全体が青々とした芝生に覆われた美しい山容が特徴のスポットだ。山頂からは周囲に遮るものが一切ない360度の大パノラマが広がる。

日本海へ続く美しい海岸線や八郎潟を干拓した大潟村、さらには世界自然遺産の白神山地までをも一望できる。

どこを切り取っても絵になるこの場所は、旅の記録を残す景色を撮影するのに最高のスポットだ。おすすめは夕日に染まる絶景。スケジュールが合うならぜひ挑戦してみてほしい。

<寒風山回転展望台>
住所:秋田県男鹿市脇本富永寒風山62-1
電話:0185-25-3055
時間:8時30分~17時(3月中旬~12月上旬、期間中無休)
休み:12月中旬~3月上旬休業
アクセス:【車】脇本駅から車で約10分
■モグラの被害を乗り越え咲き誇る!「雲昌寺」の青いあじさい
男鹿が世界に誇るあじさいの名所「北浦山 雲昌寺(うんしょうじ)」。「死ぬまでに見ておきたい世界の絶景」にも選ばれた境内は、一面が鮮やかな青一色に染まる。見頃は例年6月中旬から7月上旬、満開は6月下旬ごろ。


近年、一部エリアでモグラの大量発生による被害を受け、根が乾いて花芽が少なくなってしまうという試練に見舞われた。

しかし、まばらながらも力強く、頑張って花を咲かせているあじさいの姿は、例年以上の生命力と健気な美しさを放ち、訪れる人の心を深く揺さぶる。力強くも美しい「青の世界」は必見だ。


<北浦山 雲昌寺>
住所:秋田県男鹿市北浦北浦字北浦57
電話:0185-24-2100 男鹿市観光協会(9:00~17:00)
時間:8時30分~17時(3月中旬~12月上旬、期間中無休)
アクセス:【車】昭和男鹿半島ICから車で約45分
<男鹿温泉 湯けむりリゾート 男鹿観光ホテル>
住所:秋田県男鹿市北浦湯本字草木原21
電話:0185-33-2121( 9時~19時)
アクセス:【車】秋田駅からJR男鹿線・自社送迎バスで約1.5時間
■勇壮なナマハゲが和太鼓を叩く!五感を揺さぶる迫力のライブ
男鹿温泉郷の夜を熱く盛り上げるのが、地元保存会の若衆が披露する迫力満点の和太鼓ライブだ。


ユネスコ無形文化遺産「来訪神:仮面・仮装の神々」に登録されている「男鹿のナマハゲ」が、神聖な面を身にまとい、凄まじい轟音とともに太鼓を打ち鳴らす。

その文化的背景や伝統の重みを知って観覧すると、響き渡る音の重みがさらに増していく。

当日は20時開場/20時30分開演となっており、温泉で旅の疲れを癒やしたあとに、特別な夜のエンターテインメントとして圧倒的な熱量を肌で感じてほしい。
<男鹿温泉交流会館 五風>
住所:秋田県男鹿市北浦湯本字草木原21-2
電話:0185-33-3191
時間:20時30分~(演奏時間約30分程度)
休み:公式サイト参照
料金:700円、15名様以上600円、小学生400円、幼児無料
アクセス:【徒歩】男鹿観光ホテルより徒歩約5分
■水面に浮かぶエメラルド!三種町でじゅんさい摘み採り体験
国内有数の生産量を誇る三種町の「じゅんさい沼」。小さな箱舟に乗り込み、水面に広がるじゅんさいの葉をかき分けながら、ぷるぷるとした若芽を手作業で摘み採っていく。


自分の手で収穫した摘みたてのじゅんさいは、驚くほど新鮮でツルッとした喉越しが格別だ。ここでしかできない、まさに五感を使ったプレミアムな体験である。



<阿部農園>
住所:秋田県山本郡三種町志戸橋字大下34
<じゅんさい摘み採り体験>
申し込み・問い合わせ:三種町観光協会
住所:秋田県山本郡三種町鹿渡字高石野123-2 道の駅ことおか内観光情報センター
電話:0185-88-8020(9時~17時)
料金:大人(中学生以上)3000円、子供(小学生)2000円
アクセス:【車】秋田自動車道琴丘森岳ICから約10分
■かわいさに悶絶!国の天然記念物「秋田犬」との癒やしのお散歩

日本だけでなく世界中で愛されている「秋田犬」とのふれあい体験。国の天然記念物でもある秋田犬は、凛とした佇まいと、時折見せる無邪気な表情のギャップがたまらなく愛らしい。


実際に触れ合い、一緒に並んでお散歩を楽しむ時間は、これ以上ないほどの幸福感に包まれる。カメラロールがかわいらしい姿で埋め尽くされることは間違いない。
<“秋田犬と散歩”する健康ウォーキング>
住所:秋田県山本郡三種町盤若台75-1
電話:080-5663-4606
時間:9時30分~、13時30分~
休み:年末年始※コースによっては冬期間閉鎖となるところもあり。
料金:1人3000円(記念写真代、保険料、ガイド料)
※小学生以下(12歳まで)1000円、未就学の子どもは無料。
アクセス:【車】秋田自動車道琴丘森岳ICより車で約2分。
■男鹿の恵みを五感で堪能する、絶景と癒やしの温泉ホテル
秋田をじっくり巡るなら、宿泊は雄大な自然に囲まれた「男鹿温泉 湯けむりリゾート 男鹿観光ホテル」がおすすめだ。極上の温泉と、秋田の文化を五感で味わえる贅沢な夕食が旅を支えてくれる。

海水の成分に似た塩分を含み、温まり効果と保湿効果が高いため、男鹿の温泉は美肌の湯といわれている。旅の疲れを芯から癒やしてくれる。
夕食には、大きな秋田杉の桶に魚介や野菜を入れ、真っ赤に熱した石を豪快に投入して一気に煮立てる調理法「石焼料理」が味わえる。この男鹿の名物は、調理法こそダイナミックだが繊細な味わいで地酒の手も進む。


豊かな湯に浸かり、おいしい料理に舌鼓を打つ時間は、自分への最高のご褒美となるだろう。
■酒蔵併設の最先端スポット「LABO&CAFE YAMAMOTO」で五感を刺激
男鹿から少し北へ足を延ばし、八峰町にある話題のスポット「LABO&CAFE YAMAMOTO(ラボ&カフェ ヤマモト)」へ。名酒「山本」で知られる山本酒造店の敷地内に誕生した、実験室とカフェが融合した驚くほど洗練された空間だ。


ガラス越しに木桶が並ぶ醸造所を眺めながら、ここでしか飲めない試験醸造の特別な日本酒をテイスティングできる。


さらに、ピエール・エルメ・パリとコラボレーションした、山本の酒粕を使用したオリジナルマカロン「シラカミ」などの限定スイーツも用意されている。


日本酒の伝統と現代のデザインが調和した最先端の空間は、感度の高い大人の知的好奇心を満たしてくれる。
<LABO&CAFE YAMAMOTO>
住所:秋田県山本郡八峰町八森字八森13-1
電話:070-1146-9430
時間:10時~16時(ラストオーダー 15時30分)
休み:火曜日、水曜日
アクセス:【電車】五能線・東八森駅より徒歩約3分
主要都市からのアクセスがよく、オーバーツーリズムによる混雑の心配もないグリーンシーズンの秋田県は、気分をリセットしたいときに、ふらっと向かうのにぴったりの場所だ。歴史ある街並みや発酵文化に触れ、温泉と美食で満たされ、神秘的な湖や360度の絶景など豊かな自然に癒やされる。「次の休み、どうしようかな」そう思ったら、グリーンシーズンの秋田へ。日常を離れた先で、思わず誰かに話したくなるような感動がきっと見つかる。
取材・文・撮影=荻原祐子
※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。
※20歳未満の者の飲酒は法律で禁じられています。

