パート先で「男子大学生を誘惑してる」とデマを流されて…まさかの“本当に不倫”してしまった、30代主婦の後悔
不倫に走ってしまう理由は人それぞれだと思いますが、孤独を感じている時にふと心にできた隙間から、沼にハマってしまうケースも多いようです。

今回は、そんな経験をした女性のエピソードをご紹介しましょう。

◆馴染みのない土地へ転勤

専業主婦の櫻井芳子さん(仮名・30歳)は、夫の孝之さん(仮名・36歳)の転勤に帯同して、馴染みのない土地に引っ越しをしました。

「知り合いがひとりもいなくて、右も左も分からない街で暮らすのは不安でした。でも、『2年間だけ我慢して! そしたら都内の本社に戻れるから』と孝之に押し切られて、仕方なくOKしたんですよね」

転居後は孝之さんの新しい職場での仕事がかなり忙しく、芳子さんは独りで過ごす時間がぐっと増えてしまったそう。

「孝之は休日も疲れを癒すために寝てばかりいるし、私の相手をしている余裕はないって感じだったんです」

そんな生活の中、孤独感に襲われていた芳子さん。街をブラブラと散策していると、あるスーパーが目に入りました。

「ふらっと入ってみたらパート募集中の張り紙がしてあったんです。せっかく時間もあることだし、パートでもした方が充実した時間を過ごせそうだし、もしかしたら友達だってできるかもしれない。そんなふうに思って応募してみたら、即採用してもらえたんですよ」

◆ベテランパート女性に目をつけられて

そしてスーパーのレジ打ちとして働き始めた芳子さんでしたが、いきなりトラブルに巻き込まれてしまったそうで……。

「私が控え室の椅子に腰掛けて休憩していたら、さっき挨拶を終えたばかりのベテランパート女性の山田さん(仮名)が入ってきて。私を見るなり舌打ちすると、『まだ仕事も全然覚えていないくせに図々しい!』と吐き捨てるように言って、出て行ってしまったんです。『え、私が何かした?』と全く意味が分からなかったですよ」

それ以来、芳子さんは山田さんとその取り巻き数人から無視をされたり、嫌味を言われたりするようになってしまいました。

「そしたら中立の立ち位置をとっているパートの綾瀬さん(仮名)がこっそり、『実は暗黙のルールで控え室の山田さんの席は決まっていて、芳子さんがその席に座って堂々と休んでたことに腹を立ててるんだよ。あと東京から来て垢抜けた雰囲気なことも気に食わないみたい。とにかく新人さんはターゲットになりやすいから、あまり気にしない方がいいよ。すぐ飽きると思うし』と教えてくれました。なんだか閉鎖的なコミュニティ特有の陰湿な人間関係を見てしまったような、嫌な気持ちになってしまったんですよ」

◆とんでもないデマを流される

ですがそんな子どもじみた理由でいじめに遭って、そのまま尻尾を巻いて逃げるように辞めてしまうのも悔しいと思った芳子さん。そのまま平静を装ってパートを続けたそう。

「私の性格的に、辛そうな顔を見せるのがしゃくなのでつい強がってしまうんです。ですがいくらいじめてもしれっと過ごしている私に腹を立てたのか、今度は山田さんたちに変な噂を流されてしまったんですよね」

それは「芳子さんが、アルバイトの大学生・蓮くん(仮名・21歳)を誘惑して不倫している」という全くのデマでした。

「蓮くんと私は挨拶を交わしたことぐらいしかなくて、ほとんど話したことがないんですよ。ですがこの噂はあっという間にパートのみんなや社員さんに広がってしまって」

変な目で見られて、コソコソ話をされることに耐えられなくなった芳子さん。「もう変な意地を張ってないで楽になろう」と思い、パートを辞めてしまいました。

◆まさか噂が本当に……?

「私はまだいいですが、とばっちりを受けた蓮くんに申し訳ないなと心に引っかかっていたのですが……そのあと偶然、駅で蓮くんを見かけたんです。私は慌てて駆け寄り、そのときのことを詫びたんですよ」