では、今回の件から一般人である私たちは、結局普段はどんな眉にすればいいのかでしょうか。私たちが日常生活で望むのは、トレンド最先端ではなく「似合っていて、適度に今っぽい眉」なのではないでしょうか。

具体的に言うと、大人の顔は年々間延びして四角く大きく見えがちなので、小顔効果を狙って眉を太め(目の縦幅の80%程度)に描くのは賛成です。ただし色だけは淡く作ってあげること。そうすれば同じ太さでも印象はグッとソフトになって取り入れやすいと思います。眉の太さはあっても、全体的な主流である「眉の存在感を抑える」ことから外れなければ、誰が見ても違和感のない、合格点の眉を狙えると思います。

<文/池田曜央子>

【池田 曜央子】
(いけだ・ようこ)メイク講師。骨格補正メイク考案。一般社団法人日本骨格バランス協会代表理事。
1977年生まれ、青山学院大学経済学部卒業。建築士だった38歳のころ、愛犬の事故死でうつ状態に陥り、糖質依存となり15kgの激太り。外見差別を受けたことをきっかけに、美容・ファッションなどを学び、メイク講師として活動を開始。輪郭と顔パーツを数値で分析、骨格や年齢による変化を補正し、好印象な美人に近づける独自の「骨格補正メイク」を考案。メイク講座やスキンケア講座などで1000名を超える女性を変身させる。43歳で-17kgのダイエットも成功させ、ミセスコンテストで特別賞受賞。著書『骨格補正メイク 顔の比率を描き変えて、一生美人!』(主婦の友社) Instagram:@ikeda.makeup ブログ