知らないと怖い「間取り」って?…避けるべき『鬼門・裏鬼門』とは

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 日本の家相学では、「鬼門は縁起が悪い」「鬼門は避けたほうがいい」といわれます。何かと恐れられがちな「鬼門・裏鬼門」について解説していきます。

■「鬼門」「裏鬼門」の意味
 鬼門は丑寅(うしとら)の方位で、現在の表現でいうと北東の方位となります。裏鬼門は、鬼門の真反対で、南西の方位となります。

 実は、この“鬼門は凶”という考え方は、日本独自のものです。平安時代に発達した陰陽道や日本の民間信仰が混ざり合い、日本家相学として生まれた一種の俗信なのです。

 日本で家を建てる際は、鬼門(北東)や裏鬼門(南西)が忌み嫌われ、その方位には玄関や居間などが造られることはほとんどありません。北東は日が当たりにくいこともあり、トイレやお風呂場などが設けられる傾向があります。

 風水にも鬼門の考え方はありますが、鬼門を一概に凶方とはせず、周囲の地形や地運との関連で吉凶が決まるとしています。

■鬼門・裏鬼門の方角を避けるべきもの
◎玄関
・鬼門の玄関
 玄関が鬼門にあると、不安定な運気を呼んでしまいます。運勢の浮き沈みの激しさを暗示し、人間関係にムラができ、トラブルや口論、また体調不良に悩まされがちとなるでしょう。ストレスがたまり、チャンスもつかめなくなります。

・裏鬼門の玄関
 裏鬼門に玄関があると、女性に悪い影響が出てきます。なかなかよいチャンスに恵まれず、パワーが出ません。そのため、頑張りすぎてしまい、逆に厄介事を抱え込んだり、過労で倒れたりしがちになります。

◎キッチン
・鬼門のキッチン
 家族の仲が悪くなり、ギスギスした雰囲気となるでしょう。家族間でケンカが起きる暗示となります。キッチンは健康運を支える場所ですので、健康運が下がっていく家相となります。

・裏鬼門のキッチン
 凶相です。労働意欲が弱くなり、怠け心が出てきます。「やらなくても、まあいいや」という思考回路になるのです。家事がまわらなくなり、究極にはゴミ屋敷のようなことにもなりかねません。