「太陽」で占う、あなたの人生の目標とは…【占星術・ホロスコープの読み方】
ホロスコープとは、占星術で用いられる天体の配置図で、個人のことや世の中の流れまで幅広いテーマを占えます。今回は、ホロスコープを読むための要素の1つ「惑星」について解説します。
■ホロスコープとは?
ホロスコープとは、ある瞬間の惑星の配置をチャートにしたものです。個人レベルだけではなく、世界全体の動きなども分析できます。
占星術では、主要な10の惑星がホロスコープのどの位置に配置されるかで、運命や運勢に与える影響を読み取っていきます。出生日のホロスコープを用いて個人を占う場合、生まれた日による惑星配置の違いが、それぞれの人の個性を読み解くカギになるといえるのです。
ほかにも惑星が象徴する意味の強弱や、惑星同士の関係性など色々な視点を用いて分析していきます。このようにホロスコープからさまざまな意味を読み取れるようになるための学問が占星学なのです。
■「惑星」から、運命を読み解く
ホロスコープの中で使用する惑星は主に10個です。水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星、それに太陽と月になります。ホロスコープの中心は、あくまで地球です。そのほか、準惑星のセレス、ケレス、エリスや、冥王星の衛星とされているカロン、ドラコンヘッド&ドラゴンテール、架空の惑星リリスなどを用いて占う場合も。これらの惑星はそれぞれ象徴的な意味を持ちます。
■主要な10惑星の特徴とは
・太陽
人格形成の基本となる「自我」の象徴。自己表現、自己主張、人生の目標などをあらわす。
・月
生まれ持った「気質」を象徴。感情的な要求や無意識の欲求をあらわし、心の癒やしを暗示。
・水星
「知性」を象徴。思考力、言語能力、意志の伝達など、コミュニケーション全般をつかさどる。
・金星
「愛」と「美」を象徴。人間関係の調和や楽しみと関連し、恋愛、快楽、豊饒、金銭を暗示。
・火星
「男性的な力」の象徴。活動力や攻撃性、意志の強さをあらわし「仕事」のパワーを暗示する。
・木星
積極的に外に向かうエネルギーをあらわす『幸運』の象徴。チャンスや社会的な成功を暗示する吉星。
・土星
「試練」を象徴。束縛や制限、挫折などをあらわす。土星の試練を乗り越えれば、成長や報酬が得られる。
・天王星
「革命」を象徴。既存のルールからの脱出、新しい意識や独創性をあらわす。
・海王星
芸術や流行を司る「理想」の象徴。未来への希望、信頼、無償の愛、自己犠牲などをあらわす。
・冥王星
「死」と「再生」を象徴。心の奥底にある自我や現実に抑圧された衝動や欲求をあらわす。