【難読】なにこれ？「敷衍」の正しい読み方

本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか？

社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。

今回考えるのは「敷衍」の読み方です。

読み方が想像できない！ という方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。

■「敷衍」の読み方は？

「敷」は屋敷、敷居と読むので、“しき”という読み方は馴染みがありますよね。しかし、「衍」は見慣れない漢字なので、読み方がわからない人もいるでしょう。では、二つを合わせてなんと読むのでしょうか。

気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“ふえん”と読みます。

■「敷衍」の意味と使い方

『デジタル大辞泉』によれば、「敷衍」の意味は以下のように解説されています。

ふ‐えん【敷×衍／布×衍／敷延】
［名］(スル)《「衍」はのべる意》
１ おし広げること。
「それを種にして、空想で―した愚痴」〈宇野浩二・蔵の中〉

２ 意味・趣旨をおし広げて説明すること。例などをあげて、くわしく説明すること。「教育問題を社会全般に―して論じる」

物事をおし広げる、意味や趣旨などをおし広げてわかりやすく説明する、といった意味合いの言葉になります。読み方は難しいですが、“ふえん”と読むんですね。

■読めない漢字はきっとまだまだたくさん

あなたは「敷衍」を正しく読むことはできましたか？

きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。「敷」も「衍」も広げるという意味合いがある漢字です。それぞれの漢字の意味を知っていたら、「敷衍」の意味合いも想像できたかもしれませんね。

「敷衍」は、現代文の試験で登場したりもするので、目にしたことがある人もいたかもしれませんね。なかなか馴染みのない言葉ですが、どちらかというと「物事をおし広げる」という意味合いで使われることが多いようですよ。

（ななしまもえ）