気が付くと、今年も残り1か月と数日。年越しに向けて、大掃除の準備もそろそろ始めなければ……と憂鬱になっている人もいるかもしれません。クリナップ株式会社は、これから本格化する大掃除シーズンにあわせて、20〜60代の既婚女性500名を対象に、「年末の家仕事」に関する調査を行ないました。

大掃除は、年末にまとめてやる派? 一年の間にわけてやる派?

年末の予定は年越しそばに年賀状。意外としきたりを重視する人多し!

毎日を忙しく過ごしている働き女子にとって、年末の忙しい時期は、一分一秒でも時間が貴重ともいえます。調査では、「今年の年末に予定していること」について質問しています。調査では、大掃除が73%、年賀状の作成が63%、年越しそばの準備が54%、お年玉の準備が51%という結果に。

年末に予定していることは、大掃除や年越しそばの準備など、昔ながら。

今や従来の正月のような過ごし方をする人が減ってきているといわれていますが、年賀状や年越しそばという、日本ならではの古くからの良き習慣が残っているようです。また、そのような年末の準備は、いまだに女性が担っているという現状も調査結果から見てとれます。

7割もの人たちが、年末に行なおうと考えている「大掃除」。家庭によっては、一年に一度しか掃除をしないような箇所もあるかもしれません。

さらに調査結果を見てみると、「年末の大掃除について、時短や省略化を意識していますか? 」と質問に対して、57%と6割近くが「意識している」と回答しています。家中をすみずみまで大掃除をすることになると、効率よく掃除をしなければ時短には結びつかなそうです。では、どのようにして、大掃除の省略化を行なっているのでしょうか。

面倒な大掃除こそ、時短や省略がしたい!

「現在どのような方法で大掃除を時短・省力化しているか」という質問に対して、忙しい年末を避けて、別の時期に大掃除を行なう、年末にまとめてやらずに年に数回に分けて行なうといったやり方で時短や省略化に結び付けるという「タイミングの工夫」をあげた人が72%と、7割近くを占めました。日ごろから丁寧な掃除を行なうことで、年末も大掃除も簡略化ができるのですね。

それ以外にも、「便利グッズの活用」が41%、時短テクニックの実践が28%となっています。掃除の知恵や、便利グッズなどはどんどん活用すべきといえそうです。

約8割の人が掃除の時短・省力化の導入を考えている!

さらに、「これから新しく試したい時短・省力化の方法」がある人と答えた人も、78%と多くを占めました。具体的には、ロボット掃除機や自動内部掃除機能付きのハイテク家電といった「自動掃除家電の活用」をあげる人も25%にのぼりました。高価ではありますが、最新の家電を導入することで、面倒な家事の効率化を図りたいと考える人は今後も増えていきそうです。

大掃除にかけている時間は具体的にどのくらい短縮されているのでしょうか。主婦歴が10年以上の人に、「年末の大掃除にかける時間がここ10年で減りましたか?」という質問をしたところ、37%の人が「減った」と回答しています。みんな上手に時短グッズや自動家電を取り入れているのでしょうか……?

大掃除から解放されたい場所1位はレンジフードと換気扇

時短や省略化がすすむ大掃除の中で、「大掃除から解放されたい(自分でやりたくない)」と思う家の場所を聞いたところ、レンジフード・換気扇が78%と断トツで上位にランクインしました。ほかにも窓・網戸の62%、エアコン56%と、高いところにあるために掃除が大変なところや、なかなか汚れが落ちにくく重労働なため、より一層「大変だ」「面倒だ」と感じる人が多いようです。

意外と重労働な箇所が多いですね。家事は肉体労働かもしれません!

いかがでしたでしょうか。これから年末に向けて、大掃除の準備はもうできていますか? ギリギリになって慌てないよう、今からコツコツと準備していきたいものですね。すっきりとして綺麗な年明けを迎えましょう。

【調査概要】
調査主体:クリナップ株式会社
調査期間:2019 年10 月16 日〜17 日
調査対象:20〜60 代 既婚女性 500 名(年代別均等割付)
調査方法:インターネット調査