伝えたいけど言いづらい…「NGトレンドメイク」3選
時代とともに移り変わるメイクのトレンド。つい数年前までは、極盛りのまつげが印象的な“足し算メイク”が流行っていたのに、今では、素肌美を意識する“引き算メイク”が流行っています。
女性は、毎日のことなので敏感に反応するところではありますが、男性側からしたらどうでしょう……。女性のメイクのトレンドに対し、頭の上に“?”マークがたくさん浮かんでいても不思議ではありません。
そこで今回は、実は彼からうんざりされているかもしれない、ドン引き必至の自己満NGトレンドメイクを、メイクアップアーティストで美容家である筆者がご紹介します。
ツヤ肌を意識しすぎた“ストロボメイク”
2017年は、ナチュラルマット肌にシフトしてきましたが、まだまだ根強いツヤ肌人気。しかし、そんなツヤ肌も内側からにじみ出るナチュラルなツヤ感とは別に、人工的に作られたメリハリ感極まりない“ストロボメイク”というものがあります。
まるで、スポットライトが当たって、骨格のメリハリが強調されるかのような、骨格を高く見せたい部分には、強めのパール系アイテムで発光させ、より彫り深く見せたい部分には、シェーディングを施すメイク。
適度におこなう分には、最高のメイクテクニックだなとプロも感心するものもあるのですが、やりすぎた場合は、UFOから降りてきた宇宙人レベルの場合も……。
メイクを知らない男性にとって、ビジュアルで判断してしまうのは当然です。「なんか、今日やたらとギラついてない?」とドン引きされてしまうのも無理はありません。
そのため、高度なメイクテクニックも、やりすぎ注意ですよ!
無造作眉も見方によっては“荒地眉”ナチュラルで無造作な太眉が流行った2016年。2017年は、少しずつ細くなってはいるものの、ナチュラル感はそのまま続きます。
骨格や顔型によっては、少し太めの眉が似合う方もいます。また、眉は人の印象の約8割を決めるともいわれており、しっかりと描く人も少なくありません。
しかし、男性からしたらどうでしょう。あえて無造作にナチュラル感を強調した太眉も、「ボサボサの荒地みたい……もっと整えないの?」と思われてしまっているかも。
そう、この“無造作”を勘違いしてはいけません。“何もしない”のではなく、毛足の長さがあったとしても、毛流れは整えるなど、無造作に整えることが大切です。
そう考えると、男性目線、女性目線の違いって恐ろしいものがありますね……。
キスしたくない“赤リップ”近年流行っている“赤リップ”。実はあれ、男性には評判があまり良くないのはご存知でしたか? 男性に人気な口元は、ナチュラルカラーでツヤ感のある唇。
しかし、メイクのトレンドでは実際、赤リップが流行っている今、女性はこぞって真っ赤な口紅やグロスを塗って、街に繰り出していますよね。それって、男性からすると、単なる女性の自己満メイクに思われているかも……。
筆者が思うには、メイクは自己満足の部分があってもいいと思っています。なぜならば、それは1つの自己表現だからです。しかし、TPOもさることながら、一緒にいる相手のことも考えてメイクをするのも大切な要素の1つです。
そのため、女友達と最高にオシャレをして遊びにいくときは、赤リップでガツンと決めるのもよいかと思いますが、好きな人や、パートナーと一緒の時は、少し控えめリップで、男性が思わずキスしたくなるような口元に仕上げるのも相手への思いやりですよ!
さて、あなたはいくつあてはまりましたか?
【画像】
※ Africa Studio / shutterstock
【筆者略歴】
黒木絵里
外資系化粧品メーカー2社を経て独立。現在「Eri Kuroki Make-up solution」代表として人材育成やメイクセミナー、コスメ・メイク監修などの美容コンサルティング業務をおこなっている。