2択ならどっち?乾燥肌にマストな「スキンケア」
毎日のスキンケアを、化粧水だけで終わらせてしまうなんて人はいませんよね! 乾燥のこの時期、毎日のスキンケアで化粧水あとに欠かすことのできない、乳液やクリーム。
スキンケア方法には、“化粧水のあとは美容液、そして乳液”と書かれているものもあれば、“美容液のあとはクリーム”と書かれているものも。
これって、実にわかりづらい! 一体、私は何を使えばいいの? と困ってしまう方も少なくないはず。
そこで、メイクアップアーティストで美容家である筆者が、乳液やクリームの上手な使い分け方法をご紹介したいと思います。
保湿力が高いのは断然“クリーム”乳液とクリームで保湿力を比べると、クリームのほうが保湿力は高いです。なぜならば、乳液にくらべて、油分が多いから。
テクスチャーでみてもわかるように、クリームにくらべて、乳液はサラッとしたタイプが大半です。一方、クリームはというと、乳液にくらべると少しこっくりとした固さを感じます。
そのため、肌の乾燥が著しく、保湿力の高さで選ぶのであれば、圧倒的にクリームが優勢です。
スキンケア賢者は“2つ持ち”保湿力が圧倒的に高いクリーム。実は、朝のメイク前スキンケアでクリームを使うと、メイクが崩れやすいという方もいらっしゃいます。なぜだと思いますか?
それは、クリームは保湿力が高い分、油分が多く、コスメの油分と分泌される皮脂が混ざり合って、メイクが崩れやすくなってしまうのです。
そのため、朝のスキンケア時、クリームを使うのは少し重たいかも……。そこで筆者が、朝のスキンケアにおすすめしたいのは、乳液です。
化粧水や美容液のあとに、乳液を肌になじませ、軽くティッシュオフして余計な油分をとってからメイクに入りましょう。
夜のスキンケアは、しっかり保湿のクリームで、朝は少しライトな乳液でケアをするという“2つ持ち”が理想的。
クリームが好み! という方は、朝のスキンケアで使う量を調整してみましょう。例えば、目元や口元などのメイクが崩れやすい部分とそうでない部分のクリームの量を変え、崩れやすい部分は少なめにするという工夫をするといいでしょう。
余分な油分をとるは、メイク崩れを予防するために余分な油分のティッシュオフはわすれずに。
30代以降のナイトケアは黙って“クリーム保湿”肌の保水力は、残念なことに年齢を重なるとともに衰えてきます。そのため、10代よりも20代、20代よりも30代と、肌が水分を保持できる時間は短くなり、水分が逃げやすくなってしまうのです。
そのため、年齢を重ねると同時にスキンケアアイテムが増えていくというのは、不思議ではありません。それ相応のケアが必要ですからね。
そのため、今までの肌質と違和感を感じやすい30代に突入した女性のナイトケアは、迷わずクリーム。もちろん、脂性肌で吹出物がでやすいという方は、肌質に応じたアイテムを使うのがベストですが、比較的乾燥が気になるという人は、迷わずクリームでケアをおすすめします。
肌のコンディションは、気候やホルモンバランスによっても大きく変化します。そのため、複数種類のアイテムをもち、そのときのコンディションにあわせて使い分けることが、肌にとってもベストといえるでしょう。
あなたも、今日からスキンケア賢者になってみませんか?
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※ Victoria_Fox / shutterstock
【筆者略歴】
黒木絵里
外資系化粧品メーカー2社を経て独立。現在「Eri Kuroki Make-up solution」代表として人材育成やメイクセミナー、コスメ・メイク監修などの美容コンサルティング業務をおこなっている。