専門家が解説。PMSになりやすい人が持つ特徴とは
「PMSに悩む私と、悩まない友人……一体何が違うの?」と思われたことはありませんか?
食事パターンや栄養不足の他には、完璧主義などの考え方がPMSに関わると言われています。
そこで今回は管理栄養士でPMSの方向けに食事カウンセリングを行っている筆者が、PMSになりやすい人の特徴をお伝えします。
PMSなりやすい人の特徴4つ(1)白いごはんやパン、麺、炭水化物が大好き!
PMSになりにくい食事として“未精製の穀物(玄米、全粒粉、そば、など)”を食べることが挙げられます。白いごはんや白いパン、うどん、そうめんは、栄養豊富な部分を精製したものなので、ビタミン・ミネラル・食物繊維などが少なくなっています。毎食の主食はぜひ白より色のついたものに!栄養価がアップします。
(2)甘いものが大好き!
PMSになりやすい食事として“甘いデザート”が挙げられます。今は気軽に甘いものが手に入るので、ついつい癖になって一日に何度も食べてしまったりしませんか?心身の不調と血糖値には関りがあります。お腹が空いたときに砂糖たっぷりの甘いデザートは、急激に血糖値を上げるため、PMSの要因の一つと言われています。
(3)貧血である
生理の出血量が多かったり、生理周期が短いことで貧血になりやすいです。出産経験のある女性も要注意。鉄分は食事からは大変摂りにくく、吸収されにくい栄養素です。鉄分を多く摂取するとPMSになりにくいことがわかっています。赤身の肉やレバー、青身魚や貝類を積極的に食べてくださいね。
(4)考え方や生活習慣も関係?
PMSになりやすいタイプとして律儀、こだわりが強い、負けず嫌い、我慢するタイプ、完璧主義、自分に厳しい、真面目、生活リズムが不規則、が挙げられます。最近ほっとすることはありましたか?睡眠はとれていますか?自分を癒すことにも力を注いでみてくださいね。
精製された炭水化物や甘いものの量を見直したり、お肉や魚貝をしっかり食べたり、睡眠をしっかりとる。身体の中と外から自分を癒すことで毎月の辛いPMSが楽になったら嬉しいですよね。まずは今日から3日間でも意識されて、新たな習慣を作っていってくださいね。
【参考】
※ 鉄分を多く摂取すると月経前症候群になりにくい。 - 世界の最新健康ニュース
※ 食事パターンが月経前症候群と関係 - 美容経済新聞
※ PMSになりやすいタイプ - 小林製薬
【画像】
※ Syda Productions / shutterstock
【筆者略歴】
海老沢 直美
高校生から13年悩んでいたPMSを「食×睡眠×心」で心身共に楽にした経験を活かし、食事カウンセリングを行う。生理に振り回されていた女性が、望む人生を送るためのサポートをしている。