管理栄養士が自信を持っておすすめする「ココナッツオイル」の効果って
最近ではココナッツオイルの人気も高まってきましたよね。
でも油なんだからあまり摂らないほうがいいと避けてはいませんか?実はしっかりと油を食事に取り入れることが美肌やアンチエイジングには不可欠だと筆者は考えます。
“普段から油を正しい摂り方で食事に取り入れること”
これがとても大切なのです。
今回はそんな中でも、筆者がおススメする“ココナッツオイル”をご紹介いたします。
ココナッツオイルのお話する前に、あなたが誤解しているかもしれないので言っておきたいことがあります。それは“油だけでは太らない”ということ。
これをほとんどの人がわかっていません。太る理由は糖質の過剰摂取。この基本を抑えていください。基本的に正しく油をとれば太りません。
では、どんな油を摂るべきなのか? それが今回おすすめするココナッツオイルです。
かなり身近になってきたココナッツオイルココナッツオイルは最近ではメディアでも取り上げられていて認知度も上がってきています。ココナッツオイルの有用性が認められ取り扱う場所の増えていますね。
かなり気軽に手に入るようになってきました。筆者も自信を持って日常的にぜひ使って欲しいと思っている油です。
この機会をブームで終わりにせず、日常的に使える油として認識して欲しいですね。
ココナッツオイル4つのメリット(1)非常に酸化しにくい(劣化しにくい)ココナッツオイルは植物性の中でも珍しい飽和脂肪酸で酸化しにくいのが特徴です。酸化=劣化なので栄養価が保持されやすいということですね。
あなたも加熱料理で油を使っていると思いますが、実はほとんどの油は強火での調理には耐えられず酸化してしまいます。
そのため普段の加熱料理に使っても栄養価が摂取できるココナッツオイルは優秀なのです。
(2)母乳にも含まれている免疫力アップのラウリン酸を含むココナッツオイルの1番の特徴が免疫力を高め、細胞を強くするラウリン酸を50%以上も含有していること。
ラウリン酸は母乳にも含まれていて、赤ちゃんの成長を助けます。妊婦さんや授乳中のかたにはぜひ摂って欲しい油です。
(3)代謝効率がよくエネルギーになりやすいココナッツオイルに含まれる脂肪酸は“中鎖脂肪酸”と呼ばれるものが60%です。
ラウリン酸もこの中鎖脂肪酸の1種。僕らが普段とっている油はほとんどが“長鎖脂肪酸”と呼ばれるものです。
中鎖脂肪酸はこの長鎖脂肪酸に比べて約4倍吸収されやすく、エネルギー代謝されます。
手っ取り早くエネルギーに変わる、脂肪を燃やしてくれる効果があるのです。
(4)中性脂肪を減らす効果がある中鎖脂肪酸には、ケトン体という物質の生成を促進する効果があります。
ケトン体は脂肪酸から作られるのですが、ブドウ糖の代わりに体内のエネルギーとして使われます。ケトン体が増えると体内の脂肪が燃えやすくなり、空腹感も感じにくくなるという効果があります。
油の中でもエネルギーとして使われやすく、中性脂肪になりにくい。また、ケトン体の生成を促すので体内の中性脂肪も燃焼させてくれる。その結果、中性脂肪が減っていくという効果があります。
いかがでしたか? この他にも細胞の形成を促す、脳を活性化する、など様々な効果が期待できます。
油の中でもかなり優秀なものなのです。ぜひ、日常的に使っていきましょう。
【参考】
【画像】
※ Africa Studio / shutterstock
【筆者略歴】
黒田光弘
管理栄養士と調理士、両方の免許と実践経験を持つ。You are what you eat(あなたのカラダはあなたの食べたものでできている)を正しく理解する人を増やすためコンサルティングやセミナーを行う