メイク直し卒業!プロが教える朝のメイクを持続させる方法
毎朝時間をかけてメイクしているのに、昼過ぎにはテカリはじめてヨレたり、夕方にはお疲れ顔になっていることってありませんか?
そこで今回は長年美容業界で活躍する筆者が、プロがここだけは押さえてほしいと思うベースメイクのポイントをご紹介します。
ベースメイクさえキレイに仕上げることができれば、メイクの80%は成功と言えるくらいベースメイクはメイクの中でも最も重要です!
■土台作りで差がでる!素肌を整えるスキンケア
ベースメイクをキレイに仕上げるためには、何と言っても土台となる素肌作りがポイントです。凸凹の荒れ果てたお肌に時間をかけてメイクをしても、到底キレイに仕上がるはずはありません。まずは毎日、朝晩のスキンケアでお肌のコンディションを整えることが大切です。
ベースメイク前にはスキンローションをたっぷりつけ、ミルクローションやクリームで保湿しましょう。保湿後、余分な油分をティッシュオフするとベースメイクのノリがよくなります。
■すぐにヨレヨレに……メイク崩れを起こす原因
たまに、スキンケアが終わってすぐにファンデーションをつけている方がいらっしゃいますが、これはNGです。必ずファンデーションベース(化粧下地)をつけましょう。このファンデーションベースは、ファンデーションを肌に密着させるノリのような役目をしますので、適量を均等に細かい部分までしっかりつけることでメイクが崩れにくくなります。
通常、ファンデーションを塗る前に日焼け止めやファンデーションベース・コントロールカラ―を付けますが、これらのつける順番も大切です。
■失敗知らずのベースメイク方法
まず一番最初は日焼け止め、そしてファンデーションベース(ベースの中に日焼け止めが入っているものは日焼け止めを省略してOK)を適量、ムラのできないように薄く均一に指の腹で顔の中心から外側に向かって伸ばしていきましょう。目のキワ、口角、小鼻の周りなど細かい部分にも忘れずつけましょう。
その後、シミのできやすい頬骨の高いところに少量をトントンと置くようにのせていくとシミ対策にもなります。
そしてコントロールカラーを使う場合は、ファンデーションベースの後に使いましょう。
肌なじみをよくするために少し時間を置いてからファンデーションをつけるか、再度軽くティッシュオフするか、大きめのスポンジでポンポンと馴染ませてからファンデーションをつけるとメイク崩れを防ぐことができます。
■ファンデーションの種類と使い方
ファンデーションは、肌色や肌質を補正してキレイに見せてくれます。ファンデーションは大きく分けると2種類あり、乾燥肌の人やカバー力がほしい方にはリキッドファンデーション、脂性肌や手軽にメイクをしたい方にはパウダーファンデーションがおすすめです。
(1)リキッドファンデーション
リキッドファンデーションを使う場合には、まず手の甲にとり少しクルクルと温めて柔らかくして使います。厚塗りにならないように薄く顔の中央からフェイスラインに向かって、顔全体に伸ばしていきましょう。
その時フェイスライン部分は特に厚塗りにならないよう、首との境が無いように薄く伸ばしましょう。頬は、指の腹でポンポンと軽く押し込むようにファンデーションをのせていき、目元への塗り過ぎもアイメイクの崩れやヨレの原因になるので薄く優しく馴染ませましょう。
Tゾーンは皮脂が多いため、薄く指の腹で馴染ませながらつけましょう。その後、全体的が均一になるようにスポンジを使って馴染ませます。目のキワ、小鼻の周り、口角などの部分はスポンジの角を使って余分なファンデーションを取り除きましょう。スポンジはポンポンと押さえるように使うのがポイントです。
最後に両手の平で肌を包み込みベースメイクを密着させましょう。
そしてフェイスパウダーで仕上げます。粉は余分な油分を吸い取ってくれるので、特に崩れやすいTゾーンなどには重ねづけしましょう。
(2)パウダーファンデーション
パウダーファンデーションを使用する場合、パウダーファンデーションをつける前にフェイスパウダーをパフかブラシにとり、頬や額の広い部分からお肌に薄くのせます。こうすることでファンデーションのすべりが良くなり厚塗りを防ぐことができ、ファンデーションのもちがよくなります。
その上にパウダーファンデーションをスポンジにとり、力を入れずに優しくつけましょう。目のキワや口角・小鼻の周りなど細かい部分のつけ忘れにも注意しましょう。
そして仕上げにもう一度フェイスパウダーを使うとサラサラになり化粧持ちがよくなります。
※フェイスパウダー使用後は大きなブラシを使って余分なパウダーをはらい落としましょう。そうすることで崩れがなくなり肌にツヤがでてきます。
いかがでしたか? ベースメイクを長持ちさせるために、毎日のスキンケアで素肌を整え、アイテムを正しく使うことでメイク直しいらずの肌を目指しましょう。
【画像】
※ Dasha Muller / shutterstock
【筆者略歴】
a.kumi
「コスメライセンススクール広島校」・「Beautystudio Gaiiery」の代表をしており、長年美容業界で携えた知識と技術で年齢に抗うことより心身ともに健康で美しく年を重ねる提案を発信中。