栄養士が伝授!ダイエット中に頼れるオススメ食材3つ

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年末年始を実家や旅行先で過ごし、ごちそうやお酒で体重が増えてしまった方も多いのではないでしょうか。また、「今年こそは痩せるぞ!」と思いを新たにしている方もいらっしゃると思います。

そこで今回は、ダイエッターにオススメの食材を管理栄養士の筆者が3つご紹介します。

■1:やっぱり大豆製品は頼りになる!高野豆腐

納豆や豆乳など、大豆製品が身体によいという認識は広く知られていますが、高野豆腐もぜひ取り入れていただきたい食材です。

高野豆腐の特徴はレジスタントプロテインという、たんぱく質でありながら食物繊維のような働きをする成分。豆腐を凍結乾燥させて作った高野豆腐にはこの成分が凝縮して含まれていて、太るのを防ぎダイエットを助ける働きがあります。

お湯で戻して煮物や照り焼きにしてもいいですし、すり下ろせばハンバーグの具材にも使えますよ。

■2:生でもするめでも!イカ

イカにはタウリンというアミノ酸に似た成分が多く含まれています。このタウリンには、エネルギー産生を促進して脂肪燃焼を促す効果が確認されており、肥満解消に役立つことが期待できます。

しかも、イカは歯ごたえがあるので自然に噛む回数が増えます。たくさん噛むと脳の中の満腹中枢が刺激されて食べ過ぎを防いでくれるのです。ビールなどで晩酌する習慣のある方はおつまみにするめを選ぶのもオススメ。タコにもタウリンが多く含まれていますよ。

■2:外食でもおすすめ!そば

麺類の中で選ぶなら断然そばです。そばは通常うどんの2倍以上の食物繊維を含み、血糖値が上がりにくいのが特徴。また、糖質の代謝を助けてくれるビタミンB1も多く含んでいます。

そばにもいろいろな種類がありますが、できれば小麦粉を使わずに作られた十割そば、いわゆる田舎そばのような黒っぽい色の濃いそばがビタミンも食物繊維も豊富でよいでしょう。

いかがでしたか?「これを食べれば痩せる!」という単純な考え方ではなく、食べものを選ぶときの基準になるような知識を蓄えていけば応用が効きます。よい選択で年末年始に増えてしまった体重を早めに精算しましょうね。

【参考】

※ 「読んで効くタウリンのはなし」村上茂 監修/成山堂書店

【筆者略歴】

※ 圓尾和紀 ・・・ 管理栄養士。総合病院勤務を経て予防医療を志し、独立。和食素晴らしさを伝える活動と、“不自然な食べもの”にあふれた環境で、定期的に身体をリセットする目的からファスティングを取り入れた生活の提案を行う。カラダヨロコブログ。

【画像】

※ Mila Atkovska / Shutterstock

【筆者略歴】

圓尾和紀

“日本人の身体に合った食事を提案する”フリーランスの管理栄養士。TVや雑誌の出演、講演、執筆、カウンセリングなどで活動中。「カラダヨロコブログ」は月間アクセス20万以上。