「ちょっとアダルト、でも可愛い人」のメイクは何が違うの?

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20代までの「可愛い!」は、目がぱっちりしているなどのことを言いますが、30代を過ぎてからの可愛いのカギは、清潔感がある、品の良さを感じさせる、ハツラツとしている、充実感がある、余裕を感じさせる……など、幸せ感の溢れるライフスタイルを想像させる顔を作り上げること。

篠原涼子さんや梨花さんのような、ナチュラルだけど幸せ感がにじみ出ている大人可愛い女性を目指したいですよね。

周りの人から「なんかいいね」と思われる、「一緒に居たいかも」と思わせる大人可愛いメイクは、そうではないメイクと具体的に何が違うのでしょう?

今回は同じく30代であるヘアメイクアップアーティストの筆者が、もっと大人の可愛さを引き出すメイクをお伝えします。奥深い大人可愛いメイクをするためのベースメイク編です!

■ふわふわ柔らか肌

肌のハリはハツラツ感を、透明感は清潔感や品の象徴です。永作博美さんや井川遥さんの明るい肌や、菅野美穂さんの抜けるような透明肌がお手本。

自然と増えてくるシミやシワ。隠したい気持ちは痛いほど理解できますが、厚塗りは厳禁!  ファンデーションを重ねすぎて厚みがあることで、触ると硬そうな肌……と思わせたら終わりです。

フワッと薄いベールを重ねたベースメイクで、触りたくなるふわふわ柔らか肌を作ります。

使うツールは、フラットトップのファンデーションブラシ。これを2本用意します。先端が平らにスパッとカットされたフラットトップのファンデーションブラシは、凹凸の中や裏に入り込んで細かい影を消してくれるのに、全体は必要最低限の薄付きに仕上げてくれるアイテム。

1本目は、コントロールカラー効果がある下地を塗るときに使います。今まで手でササッと広げていた人も、その薄くかかるベール効果に驚くはず。ぜひ切り替えてみて。

2本目は、ファンデーションを塗るときに使います。リキッドファンデーションの場合はもちろん、パウダーファンデーションを使われる方もこのブラシでくるくる塗りがおすすめ。

肌の上で細かく回転させながら滑らせると、今まで表面に乗っていたファンデーションがピタッと入り込んだような仕上がりに。

さらに、水で濡らしたファンデーションスポンジで表面をトントン均すと、つやつやの肌に仕上がります。

ここまで仕上げて、まだカバー力に不安のある方は、仕上げのフェイスパウダーを色付きタイプにチェンジ。

カラーレスを使っていた方も、ピンク色のパウダーやアイボリーやベージュのパウダーを取り入れてみてください。ピンク色は、仕上げに透明感や血色を足してくれるし、アイボリーやベージュは、野暮ったく見せる赤みや暗さを整えてくれます。

下地・ファンデーション・フェイスパウダーの3層を、薄いベール状に重ねて、ふわふわ柔らか肌を目指しましょう。

■輝きプラスのチーク&ハイライト

平子理沙さんや滝川クリステルさんは、頬が輝いて見えますよね? この輝きは、30代女性の充実感や幸せ感の象徴。発光するような肌作りのポイントは、効果的なハイライトとチークの使い方がカギです。

チークのポイントは、下げすぎないことと、グラデーションの中心を少し上にずらすこと。

黒目の下と、小鼻の横のラインがぶつかるところがチークの中心。そこを中心に広げて、やや広めにチークをのせます。色がついた部分の中心、よりも1cm上が1番濃くなるようにさらに重ねます。

中心をずらすことで、顔全体を持ち上げてくれるアンチエイジングチークに!

さらに、ハイライトをこのチークの輪郭上半分に重ねます。グッと立体感が出ることで、若さが出てきますし、フワッと丸い輝きオーラに包まれた幸せ感あふれるベースメイクが完成します!

いかがでしたか? よりよい自分にアップデートできる大人可愛いベースメイク、試してみてくださいね。メイクするごとに全く違う自分を見つけられますよ!まずは1度やってみてください。

【筆者略歴】

※ 川上絵理 ・・・ ヘアメイクとしてブライダル・TV の現場で活動する傍ら、メイクカラーカウンセラーとして色彩心理学×メイク アップで“より自分らしく、なりたい自分になる”方法をアドバイスをしている。

【画像】

※ Kastsiuk Ina / shutterstock