ガサガサ唇を撃退!リップをぷるんとさせるマル秘テク
唇の印象は、あなたのイメージを左右する大切なパーツです。そんな唇がガサガサになっていると気分も憂鬱になってしまいますよね。
そこで今回は長年美容業界で活躍する筆者が、乾燥でガサガサになった唇のケア方法を紹介します。
目指すは乾燥荒れにも負けないぷるん唇に……!
■唇が乾燥する原因は?
私たちの皮膚の一番上には0.01〜0.02mmラップほどの厚さの“角層”という層があり、この層がうるおいを保ち、皮膚を乾燥から守っています。しかし唇の角層は非常に薄く、また皮脂腺や汗腺がないため“皮脂膜”(肌表面のうるおいベール)によってうるおいを保つことができず、水分が蒸発しガサガサになりやすい状態になっているのです。
また、冬は空気の乾燥により唇の表面が乾燥しやすくなったり、口呼吸や唇をなめるなど習慣によっても唇の乾燥を進ませてしまいます。
■唇ぷるん!スペシャルケア
スペシャルケアと言っても、わずか3分のお手軽ケアです。
準備するものとしては、蒸しタオル・ラップ・リップバーム(ワセリン・はちみつ・オリーブオイルでもOK)のこの3つです。
まず蒸しタオルですが、水で濡らしたタオルを絞って耐熱皿にのせ、電子レンジで1分チンします。(入浴後ケアする場合は蒸しタオルは不要。)熱いので取扱いに気を付けましょう。
蒸しタオルの温度を確かめて、温かい程度の蒸しタオルを唇にあて1分ほど温めます。温まった唇の中央部分から口角にかけ、リップバームをクルクルクルと厚めに優しく少しオーバー気味に塗ります。
ラップを唇が隠れる大きさに切り、唇に貼ります。3分置いたら剥がして完了です。ガサガサがひどい時には置く時間を5分くらいに延長してみてください。
■ガサガサ唇に週に1度のスクラブケアを
唇の表面の古い角質を週に1度、リップスクラブでクレンジングをしましょう。スクラブは小さい粒子を使ってマッサージをする、いわゆるピーリングです。間違ったやり方をするとトラブルのもとになるので次の2点に気を付けて行いましょう。
頻度としては週に1回程度で、マッサージする時間も30秒くらいでOKです。そしてこする強さは、ゴシゴシはNG!優しく丁寧が基本です。
これを踏まえて、唇を軽く水で湿らせ、適量のスクラブを薬指の腹にのせ、円を描くようにクルクルマッサージをしましょう。上唇・下唇とも2〜3往復くらいでOK。唇がなめらかになってきたら、ぬるま湯でよくすすぎましょう。
唇はデリケートなパーツです。日頃の気使いを忘れてはダメ! リップメイクのクレンジングの際もゴシゴシせず、専用のリムーバーを使うことをオススメします。また、食事や歯磨き粉などによる刺激を受けやすい場所なので、しっかりケアしてぷるんとした唇を目指しましょう。
【筆者略歴】
※ a.kumi ・・・長年美容業界で携えた知識と技術で、年齢と抗うことより心身共に美しく年を重ねる提案を発信している。
【画像】
※ Roman Samborskyi / shutterstock