「今誰といるの?」うざい束縛彼氏の心理と対処法

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恋人からの多少の束縛ならば、大切にされていると感じる方もいるかもしれません。束縛をしてくるということは、愛情の裏返しともいえます。でもあまりに束縛がひどいと、ただただ疲れるだけですよね。束縛をしてくる彼氏にウンザリ……なんて女性も多いのではないでしょうか。

そこで今回は心理カウンセラーの筆者が、男性心理の視点から、彼氏が束縛する理由とその対処法をお伝えします。

■嫉妬心が強い

誰しも真剣な恋愛をしたことがあれば、相手に対して一度は嫉妬心を持ったことがあるのではないでしょうか。でも可愛げのある嫉妬であればいいのですが、度を過ぎると、嫉妬される側は鬱陶しくて面倒くさく感じてしまいますよね。

嫉妬心とは愛情に変わる感情で、本来なら自分に向けられるべき愛情が他の人に向けられたと不安に感じた際に生まれるものです。つまり男性の心理としては、「自分以外の男に愛情が向いているのでは?」と思うと嫉妬をするわけです。結果、嫉妬心が深まれば、彼女を束縛して安心を得ようとするんですね。

対処法としては、彼に普段から自分の男友達を含む交友関係をよく話して、オープンにしておくことです。もし仮に彼があなたの男友達に対して何か不信に感じることがあるようなら、実際に会わせてしまうのも手です。そうすることできっと彼も安心できるでしょう。

■自尊心の低さ、自信のなさ

恋愛において男性が恐れていること。それは自分の力量が足りなくて、彼女に相応しい男ではないのでは?ということです。メンツを大事にして、女性の前では強い自分でありたいというのが男性の心理。男性は自分と彼女との関係性を考えるうえでそれがキーポイントなのです。

自尊心が低い男性というのは、当たり前ですが自分に自信がなく、当然彼女に対しての振る舞いにも自信が持てません。ですので「彼女が自分から離れていってしまうのでは?」という不安感が強く、結果彼女を束縛してしまいます。

そんな彼への対処法は、思い切って彼氏に甘えてしまうことです。彼に “頼られている感” を感じてもらい、自尊心を高めてあげるのです。頼られることで「自分は彼女に必要とされている」という、男としての自信をつけさせてあげるわけです。

自尊心が低くナヨナヨした男性とウマが合う女性というのは、往々にして世話好きの姉御肌タイプが多いのですが、つい世話を焼いてしまうところをグッと堪えてみましょう。女性の一言で男は簡単に自信をつけられるものです。

■独占したい、という気持ち

こと恋愛に関して、男性は好きな女性に対して、「自分以外、他にライバルはいないか?」ということを常に気にかけているものです。

好きな彼女と付き合えても、「彼女を自分だけのものにしたい」「自分は彼女の1番でありたい」とそう思っているのが男性の心理。でも彼女を独占したいという気持ちが強すぎると、束縛をしがちになります。独占したいということはつまり、彼女の行動を把握しておきたいということに繋がります。

そんな彼への対処法としては、「どこに誰と出かける」といった自分の行動などを、事後の報告ではなく予め予告をしておくことです。事後報告だと、その間彼女のことを把握ができなかったということで彼の不満が溜まります。独占欲の強い彼の場合、「今日は〇〇と出かけてきたよ」と正直に話したところで信じてもらえずにケンカになったなんてことがありませんか? それは上記のような不満から疑心暗鬼になるからです。

ひどい束縛は、結果的に恋の寿命を縮めます。対処をしたうえでそれでも彼が変わらない、しんどいと感じるようならば、しっかりとその意思を彼に伝えましょう。それでも彼女の嫌がることを続ける。そんな彼氏なら、今後の付き合いを見直した方がいいかもしれません。

【筆者略歴】

大間秀章・・・心理カウンセラー&コラムニスト。企業や大学を対象に専任カウンセラーとして従事する傍ら、執筆活動も行う。専門分野は人間関係、恋愛、キャリア、メンタルヘルス、人生論など。Twitter

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