SNSにハマる人ほど「大学で留年しやすい」ことが判明

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あなたはSNSを1日にどのくらい利用していますか? 暇さえあればいつでも? その時間はあなたの本業(勉強や仕事)にどのくらいの影響を与えていると思いますか……?

アメリカのオハイオ大学が行った調査によると、『Facebook』を利用している大学生の平均点が、非利用の学生よりも低いことがわかったのです。

 

■利用学生の約80%が「学業に影響を及ぼすほどFacebookを利用しているわけではない」と主張

調査を行ったのは、オハイオ大学の学部生・院生の219名。そのうち148名がFacebookアカウントユーザー。彼らの約80%が「Facebookは学業への影響はない。Facebookよりも学業を優先していた」と回答しています。

 

■平均点(5段階評価)に1スコア近くも開きがあることが判明

しかし、Facebook利用者と、非利用者のGPA(0〜4点までの5段階評価。日本でいう優・良・可・不可のようなもの)を見てみると、非利用者の平均点が3.5〜4.0だったのにたいして、利用者は3.0〜3.5と1点近くも開きがみられたのです。

また、勉強時間を見てみると、非利用者が週11〜15時間勉強しているのに対して、利用者はたったの週1〜5時間程度。……これは大きな差です。

 

■Facebookがなくたって、結果は変わらない!?

では、「利用者は勉強せずに四六時中Facebookを見ているのか」というと、そういうわけではないようです。調査を行ったアラン・カルピンスキーは「Facebookが直接成績に影響しているわけではないのです。Facebookにハマる人は、たとえFacebookがなくても、勉強をしない方法をみつけるだろうし、あまりに多くの時間を社交的な活動に費やしているのでしょうね。」と語っています。

日本人も大好きなSNS。もしかしたら今年も大量の留年生が生まれている原因のひとつなのかも……。