ひと昔前の写真を引っ張り出して、驚くのはメイクや髪型の変化だけではありません。服装の方向性が数年前と変わっていることってけっこうあるもの。女のファッションに歴史あり? ファッションのテイストを変えるきっかけ、どんなテイストに変わったかなど、エピソードを聞いてみました。

■肩の力が抜けちゃいました(ギャル系→森ガール/27歳/保育士)
学生時代は周囲がギャルだった影響で同じような服を着ていました。ギャル服はギャルの世界と繋がるパスポートみたいなものだったから、ただ輪を広げたくて着ていたような気がします。就職して6年目ですが、今ではすっかり肩の力が抜けてコットンやオーガニック素材のゆるふわファッション。まわりには「森ガール」と言われます(笑)。

ギャル時代しか知らない知り合いに今会ったら、きっとビックリするでしょうね!

■コンサバ武装から卒業(コンサバ系→エスニック系/29歳/PR会社)
大学に進学するころにはすでに全身CanCam系ブランドで武装。見栄とプライドの塊が歩いているような感じだったんじゃないでしょうか。就職先の証券会社でもセクシー系コンサバで通していたのだけど、あるとき、すべてに疲れてしまい3年目で退職。その後アジア諸国をバックパッカーとして旅して以来、身軽なエスニック系ファッションが肌にしっくりくるようになりました。

そのときの価値観によってファッションも大きく変化していくようです。

■彼氏と一緒にファッションも変わる(ストリート系→モード系/26歳/広告代理店)
元カレがストリート系だったので、一緒に歩いていても馴染むように、ワンピースにもパーカーを羽織ったりと工夫していました。今の彼は、ジャケットに細身のパンツをはきこなすようなモード系なので、私もハットを愛用してモードっぽく見せるようしています。付き合う人によって毎回自分のファッションも変えると、生まれ変わったみたいで新鮮な気持ちになりますよ。

一見ポリシーがないようにも見えますが、変化を楽しんで取り入れるのもファッションの楽しみですね。

■安くてかわいい……は捨てがたいけど(ファストファッション系→セレクトショップ系/25歳/外資系)
ファストファッションばかり着ていたら、まわりとかぶることが多くなり、自分が流行に流されていて格好悪い気がしてきました。もともとインポートものも好きだったので、ファストファッションからセレクトショップに切り替え。毎月の大量買いをやめ、ちょっと高くてもいいものをそろえていこうと思っています。

安くてかわいいファストファッションだからこそ、大量買いの気持ちよさはわかります……。

■一生ギャルでいたい(SHIBUYA109系→しまむら系/25歳/歯科助手)
学生時代はずっとSHIBUYA109内にある某ショップでアルバイトをしていました。そのためクローゼットは全部ギャル系。クラブで目立つため蛍光ピンクをよく着ていました。現在は2歳の子どもがいてお金もかかるので、さらに安くてかわいいしまむらのギャル服で節約中。ネットオークションも活用しています。

系統を変えないために努力している人も。

「学生のころからほとんど変わっていません!」という人もいるなか、ファッションテイストが定まらず、「会うたび雰囲気変わるよね」なんて言われるという人も。「多くの女性は就職してから次第にファッションも落ち着いていくもの……行く末はブラウン&モノトーン」(26歳/介護士)という意見もありましたが、案外多くの女性がプライベートでは着たいものを楽しんで選んでいるようです。どうせなら、おばあちゃんになってもSHIBUYA109で買い物できるくらい、自分のファッションには自由でいたい……と思うのは私だけでしょうか。

(栗林弥恵/プレスラボ)







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