なぜモデルが？ブランドと100商品もコラボした理由
人気モデルの“はまじ”こと浜島直子が、コラボレーション商品を開発・販売するファッションブランド「Live in comfort(リブ イン コンフォート)」で、トークイベント「浜島直子さん×リブ イン コンフォート コラボ100商品記念トークイベント」を開催した。
【写真を見る】記念すべきコラボ1回目の「らくちんリゾートサンダル」
浜島は、抜群のファッションセンスで注目を集め、インスタグラムでは8万フォロワーを誇り、『世界・ふしぎ発見！』の“ミステリーハンター”としても活躍したモデル。根強いファンも多く、イベントは約100名の参加者が集い大盛況だった。
通信販売会社のフェリシモによるファッションブランド「Live in comfort」は、“自分らしく、心地よく”といったキーワードのもと、日常使いできる洋服やファッション小物などを展開。
浜島は同ブランドで約11年前からコラボを開始しており、この夏なんと、100アイテムを突破した。モデルの枠を超え、ここまで多数のアイテムを生み出してきた理由とは？実際は“プロデュース”しているだけで、本当はそこまで開発に携わっていないのでは？などなど、同社と浜島本人に質問をぶつけてみた！
「きっかけはボロボロに履きつぶれたサンダルでした」とは浜島。同ブランドのモデルとして撮影していたとき、愛用のサンダルがつぶれてしまったことから、「フェリシモで作って！」と浜島からリクエストしたところ、「じゃあ、はまじさんがほしい物を一緒に作ろう」という話になったのがコラボ開始のきっかけだという。
これが、記念すべきコラボ1回目の「らくちんリゾートサンダル」に。
「ミステリーハンターで海外に行っていた頃でした。海外のホテルはスリッパがないところが多かったんですが、ビーチサンダルのように指の部分が分かれていなくて、靴下のままでも履けて、お風呂上りにもサッと使えるような万能サンダルを…ということで、商店街で売っている“オバちゃんサンダル”からインスピレーションを受けて作りました(笑)。せっかくだから可愛いものを、と。開発はすごく楽しかったです」と、その誕生秘話を明かした浜島。
いつの間にか100アイテムに達していたそうで、「100アイテム突破だなんて感動しちゃう！」とのことだ。
一方、当時を振り返った同ブランドの企画担当者も「(コラボが始まったときは)多分、『え〜、やっちゃう？やっちゃう？』『一緒に作っちゃう〜？』みたいなノリだったと思います」と語る。
浜島がどこまでコラボに噛んでいるか？という質問に、「モデルとして身に着けるだけではなく、ガッツリ噛んでいます！毎シーズン『さて！何にしようか！』とゼロからのスタート。はまじさん発信の『ねぇ、こんなのはどうかな？』もありますし、『秋にたくさん着た服はねぇ〜』とか『公園行くときにメチャ便利だったのはねぇ〜』とか、はまじさんはとにかく思いつく限りいろいろなアイデアを出してくれるんです。
そこをフェリシモが拾って、『これはお客さまにも良さそう！』『私たちにもチャレンジできそう！』となったものをどんどん広げていく感じで開発しています」と、商品開発のプロセスを教えてくれた。
浜島は、過去にどれが売れてどれが売れなかったのかを開発担当者とともにチェックすることも。“消費者の心の声”を大切にしているという。そして企画のアイデアだけでなく、デザイン案も出している。
「最終的には、さまざまなアイデアから2商品に絞って、はまじさんにもご報告。と、同時にデザイン出しと生地を決定して、サンプル作成にかかります。ときにははまじさんの私物もお借りしてイメージを固めたり。1商品につき3〜4デザインのサンプルを作ります」と担当者。
サンプルチェックで、方向性・シルエット・デザインの細かなディテールを決定し、最後に商品撮影に入る。
「撮影時に実際に着てみて、ここだけもう少し直そうというような修正が入ります。お客さまに少しでも良いものが届くように、最後まで細かいシルエットのことなど調整しています」。打ち合わせは毎回、手土産のお菓子を皆でワイワイ食べてからスタートするというスタイルだそう。同担当いわく、「愛と笑いにあふれた打ち合わせです」とのことだ。
初めのうちは、“ミステリーハンター”ということもあり、旅に使えるアイテムの開発が多かったそうだが、現在は、メガネや財布など幅広く手掛ける浜島。自身が選ぶ「思い出のBEST3アイテム」でも、「とっておきの本革長財布」を挙げている。
「これが完成したとき、『私って天才！』って思ったぐらい(笑)。使いやすくて超優秀。10年経っても、いまだにこれを超える長財布に出会っていません！」と浜島は胸を張る。
その他の思い出深いアイテムとしては「街で着てくれている人をよく見かけた」という「乙女チュニック」と、「売り切れで買えないー！という声が殺到した」という「ライダースジャケット」を挙げている。
浜島は、「浜島直子さん×リブ イン コンフォート コラボ100商品記念トークイベント」で、“コラボ100番目”となった「デニムセットアップ」を着用していた。
「本当はツーピースだから上と下をバラバラに着ることもできるんですけど、今日はウエストをインして、ふんわりとワンピース風に。さっき焼きそば食べちゃったからお腹が出てるんですけど(笑)。古着屋さんで買ったアクセサリーと合わせました」と、ジョークを交えながら、記念となるアイテムを大ぶりアクセと合わせ、お洒落にコーディネートして披露。参加者から大きな歓声を受けていた。
既にコラボアイテムNo.100以降も販売を開始している「Live in comfort」。今後も浜島から生み出されていくアイテムが楽しみだ。（東京ウォーカー（全国版）・平井あゆみ）
