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ⒸKijuro Yahagi
ポップで斬新なポスターやビラ、グラフィック原画、コラージュなどで20世紀初頭に プロパガンダ・アートの分野で活躍したロシアの作家、ロトチェンコ。多様なアイデアと実験的精神によって彩られる作品を数多く残した彼の企画展が、ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)にて3月2日から27日まで開催される。

今回の展覧会では、彼の残した作品の中でもロシア革命前後から1920年代後半までの短い間に、ロトチェンコが手がけた、斬新で大胆なグラフィックの数々、1924年から撮り始めた「遠近短縮法」と呼ばれるロトチェンコ独自の写真の世界を見ることができる。インパクトのある広告ポスターなど、見る者にインスプレーションを与えてくれる ロシア・アヴァンギャルドの寵児、ロトチェンコの世界に浸ってみてはいかがだろうか。3月16日(金)には、DNP銀座ビル3Fにて矢萩喜從郎氏を迎えてのギャラリートークも予定されている。ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。


左:パリにおける現代装飾美術・産業美術国際博覧会 「ソ連の装飾美術」カタログ表紙1925年 ⓒArchive Rodchenko 右:ドヴロリョート(ロシア航空産業開発会社)のための広告ポスター1923年 ⓒArchive Rodchenko



左:レジノトレストのためのおしゃぶりの広告 1923年(1980年に復元)ⓒArchive Rodchenko 右:母の肖像 1924年(1980年代にプリント)ⓒArchive Rodchenko

ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F
Tel: 03-3571-5206
11:00〜19:00(土曜日は18:00まで)日曜・祝日休館
入場無料

■ギャラリートーク
2012年3月16日(金)18:30〜20:00
 出演:矢萩喜從郎
 会場:DNP銀座ビル3F

■お問い合わせ
ギンザ・グラフィック・ギャラリー