疲れをため込まないために!「夏の入浴習慣」やっていいこと&ダメなこと


【イラストで確認】入浴スペシャリストおすすめ!暑い日のシャワー術

夏の疲れが溜まりがちなこの時期、お風呂で手軽に疲労を回復したいもの。でも、アナタのその入浴方法、実は間違っているかもしれません。よかれと思って続けている習慣のせいで、かえって疲れをため込んでいることも。そこで、やってしまいがちな入浴習慣を検証します!

早坂信哉先生


教えてくれたのは

▷早坂信哉先生

温泉療法専門医。医学博士。東京都市大学教授。7万人以上の入浴習慣を医学的に調査してきた入浴研究のスペシャリスト。多くのメディアで入浴の健康効果を提唱している。著書に『入浴 それは、世界一簡単な健康習慣』(アスコム)など。

■みんながよくやるこの入浴法、○or×?

習慣1・暑い日は湯船に一切つからず、シャワーですませています

【×】皮膚の汚れは落とせても体の疲れは取れません!

シャワーは、皮膚表面の汚れは手軽に流せるのですが、体の深部まで温まりにくいので、血流改善効果が弱く、疲れを取るという意味ではNG。せめて休日だけでも湯船につかる習慣をつけ、定期的に疲れをリセットしましょう。

<おすすめシャワー術>

シャワー+足湯で温め効果をアップ!

「暑い日は湯船につかりたくない!」という人は、シャワーと足湯の合わせワザにトライ! 浴室でいすに座ってシャワーを浴びながら、湯を張った洗面器に両足をつけます。シャワーだけよりも血流がよくなり、リラックス効果も期待できます。洗面器のお湯は冷めやすいので熱めの42℃にし、5~10分行ないましょう。

夏はシャワー+足湯で温め効果をアップ!


習慣2・気温が高い日でも42℃ほどの熱いお湯につかっているけど大丈夫?

【×】体温が一気に上昇するとかえって体が冷えることに

42℃の熱めのお湯は交感神経を高めるので、体が活動モードから抜け出せず、リラックスできません。また、体温が急上昇すると、大量の汗をかいて逆に体温を下げようとするので、湯冷めしたり、疲労回復効果も得にくくなったりします。

夏でも42℃ほどの熱いお湯につかっていると体温が一気に上昇し、かえって体が冷えることに


習慣3・汗をかくので一日に何度もシャワーを浴びてしまいます

【○】皮膚の健康にはプラス。浴び方には工夫を!

体についた汗を放置すると肌荒れの原因になります。その汗を流すために一日に何度もシャワーを浴びるのは問題ありません。ただ、毎回石けんを使うと肌のバリア機能を低下させる可能性があるので、2回目以降はお湯で流すだけにしましょう。

習慣4・汗がダラダラ出るまで長湯するのが夏でも定番です

【×】体温が上がり過ぎて熱中症になる危険性大!

長く湯船につかったからといって、その分疲れが取れるわけではありません。大量の汗をかくほどの長湯では、水分とともに電解質が失われ、のぼせや熱中症のリスクが高まります。額に汗がにじんできたら湯船から出るサインです。

習慣5・汗が気になるので、帰宅したら夕食前に入浴をすませています

【○】食事と入浴、どちらが先でも30分は間隔を空けて

入浴は夕食の前後どちらでもOK。帰宅後すぐに入浴すれば、いち早くリラックス状態に切り替えられます。血液は、入浴後は全身に分散し、食後は胃腸に集中します。お互いのジャマをしないよう食事と入浴の間隔は30分空けて。

習慣6・炭酸入浴剤を愛用していますが、疲労回復に役立ちますか?

【○】炭酸ガスが血流を促進し、疲労物質を排出!

お湯に溶けた炭酸ガスは、皮膚から吸収され、血管を広げて血流をよくするので、疲労回復や冷えの改善効果が期待できます。泡を直接体に当てても効果はなく、完全に溶かしてから入るのが正解。時間とともに炭酸ガスは抜けるので溶けてから2時間以内に入って。ほかにも、夏冷えには生薬系、暑がりの人はクール系入浴剤がおすすめ!

炭酸入浴剤は炭酸ガスが血流を促進し、疲労物質を排出!


<夏の疲れに!おすすめ入浴剤>

夏の冷え・疲労対策にもオレンジのきき湯

発泡してお湯に溶け込んだ炭酸ガスと有効成分である食塩が温浴効果を高め、冷え症や疲労を和らげます。乳緑色のにごり湯タイプ。きき湯 食塩炭酸湯<医薬部外品> 360g ¥549(編集部調べ)/アース製薬 https://www.earth.jp/

きき湯 食塩炭酸湯<医薬部外品>


パワフル発泡&爽快感。夏の疲労回復に!

通常のバブより炭酸濃度を高めたプレミアムな入浴剤。メントールも高配合で入浴中も湯上がり後も爽快感が持続。レモングラスの香り。バブ メディキュア 冷涼クール 6錠入<医薬部外品>¥715/花王 https://www.kao.com/jp/support/

バブ メディキュア 冷涼クール 6錠入<医薬部外品>


温泉成分と生薬を配合。家のお風呂で温泉気分!

4種の温泉タイプが楽しめる薬用入浴剤。こだわりの温泉成分と生薬が配合されており、温浴効果を高めて肩凝りや疲労の回復を促します。旅の宿 こだわりアソート 12包入<医薬部外品> ¥603(編集部調べ)/クラシエ 0120-540-712

旅の宿 こだわりアソート 12包入<医薬部外品>


※本品は温泉の湯を再現したものではありません。

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夏でも熱いお湯に入るほうが気持ちがいいと思っていましたが、それだとリラックスしにくかったり、湯冷めもしやすいとは! 入浴の基本は40℃のお湯に10分、夏は38℃のお湯に20分(10分ずつに分けてもOK)だそうです。ぜひ試してみてくださいね。

イラスト/イラカアヅコ 編集協力/オフィス・エール

文=高梨奈々