ベネチアでのお尻丸出し事件から人種差別発言まで、ありとあらゆる問題行動で世間を騒がすカニエ・ウェスト。今度は従業員を使って、元妻の家族や現妻のビアンカ・センソリをスパイしていた疑いが浮上している。新聞「ニューヨークポスト」が報じている。

今週カニエの元従業員がカニエを提訴、ロサンゼルスの裁判所に訴状を提出した。従業員は男性でジョン・ドゥという仮名を使っているが、2022年12月頃に初めてカニエの副キャンペーンディレクターとして雇われた。しかしドゥはその後「諜報局長」に異動させられ、カニエを訴えた人や弁護士、カニエの周辺の人をスパイするように求められたという。ドゥによるとカニエは元妻キム・カーダシアンとカーダシアン一家が、性的人身売買などの犯罪行為に手を染めた悪徳企業と関係していると考えていたよう。カーダシアン一家や企業とのつながりを調査するようにドゥに命じていた。命令の中には違法行為もあったとしてドゥはカニエを訴えている。

またカニエは現妻のビアンカ・センソリのことも疑っていた。ドゥに私立探偵を雇わせ、家族に会いに故郷のオーストラリアに帰ったビアンカを尾行させていたとドゥは言っている。もちろんビアンカはそのことを知らなかった。

カニエ、カーダシアン、そしてビアンカは訴訟に関してコメントしていない。ビアンカとカニエは2022年12月に結婚、まもなく結婚2周年を迎える。ドゥの主張が真実であれば、カニエはこれまでカメラの前でビアンカとの手つなぎショットを見せつつ、ずっと彼女のことを疑っていたことになる。先日カニエとビアンカには破局報道が浮上したが、2人はすぐにパパラッチの前で2ショットを披露。熱愛ぶりを見せて報道を否定していた。今回の訴訟が2人にどのような影響を与えるのか、カーダシアン一家がどのような反応を示すのか注目が集まっている。