【難読】“すい……”? 「推敲」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「推敲」の読み方です。
“すいなに”? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
■「推敲」の読み方は?
「推」は推理、推薦と読むので、“すい”という読み方は知っていますよね。しかし、「敲」はなかなか見ない漢字なので、読み方が想像できない人も多いでしょう。では、二つを合わせてなんと読むのでしょうか。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“すいこう”と読みます。
■「推敲」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「推敲」の意味は以下のように解説されています。
すい‐こう〔‐カウ〕【推×敲】
[名](スル)《唐の詩人賈島 (かとう) が、「僧は推す月下の門」という自作の詩句について、「推す」を「敲 (たた) く」とすべきかどうか思い迷ったすえ、韓愈 (かんゆ) に問うて、「敲」の字に改めたという故事から》詩文の字句や文章を十分に吟味して練りなおすこと。「―を重ねる」「何度も―する」
文章や詩をより良いものにするため、表現や語句を何度も練り直していくこと、という意味合いの言葉です。読み方は難しいですが、“すいこう”と読むんですね。
■読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「推敲」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。あまり馴染みのない言葉ですが、レポート、小説、論文などを直す時に使われることが多い言葉です。
仕事や授業などで文章を書くことが多い人は、耳にすることもある言葉でしょう。なんとなく使っていたという人は、しっかり意味を覚えておきたいですね。
(ななしまもえ)