【難読】“あんおん”じゃない? 「安穏」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「安穏」の読み方です。
“あんおん”って読んでいた! という方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
■「安穏」の読み方は?
「安」は安心、安全と読むので、“あん”という読み方はよくしますよね。「穏」は平穏と読むので、“おん”という読み方を知っている人もいるでしょう。では、二つを合わせて“あんおん”と読むのでしょうか?
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“あんのん”と読みます。
■「安穏」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「安穏」の意味は以下のように解説されています。
あん‐のん〔‐ヲン〕【安穏】
[名・形動]《「あんおん」の連声 (れんじょう) 》心静かに落ち着いていること。また、そのさま。平穏無事。「行路の―を祈る」「―な暮らし」
何事もなく穏やかなこと、というニュアンスの言葉です。読み方が少し変わっていますが、“あんのん”と読むんですね。
■読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「安穏」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。実は“あんおん”と読むのも間違いではないそうなのですが、一般的な読み方は“あんのん”になります。
「安穏」のように読み方が変化する連声 (れんじょう)は、他にも使われている言葉があるようです。ちょっと変わった読み方をする言葉を調べてみたら、新たな発見があるかもしれませんね。
(ななしまもえ)