痛み止めを飲みすぎるとクセになる?医師に聞く生理痛のリアル
不調を抱える人も多い、生理。でも、その悩みは人によってさまざまです。ここでは、意外と知らない基本知識などについてご紹介。生理のお悩みについて、産婦人科医の宋美玄さんに教えてもらいました。
生理の悩みはさまざまです(※写真はイメージです)
それまでは一人で抱えたりすることが多かった女性特有のお悩み。昨今、新しい常識があるようです。
フェムテックとはFemale(フィメル/女性)とTechnology(テクノロジー)をかけ合わせた言葉で、女性の体の悩みを解決するための商品やサービスのこと。ヨーロッパ発の概念ですが、ここ数年日本でも注目を集め、生理周期の管理アプリから、生理を快適に過ごすためのアイテム、妊娠・出産にまつわるオンライン健康相談サービス、更年期のホルモン検査キットなど、さまざまな商品が話題になっています。
【ESSE読者がフェムテックで解消したいと思う悩み】
読者500人にアンケート(複数回答可)を取ったところ、解消したい悩みの上位は生理のときの不快感、更年期障害についてでした。
・生理痛や生理の不快感 232人
・更年期障害 174人
・生理周期の不順 79人
・性交痛や性交時の違和感 41人
・とくになし 18人
【フェムテックは幅広い領域をカバー】
生理/月経カップや吸水性ショーツ、オーガニックコットンナプキンなど
更年期障害/不調軽減のための漢方薬、サプリメント、オンライン更年期相談サービスなど
産後ケア/オンライン健康相談サービス、骨盤底筋トレーニング商品、サプリメントなど
妊娠・不妊/月経周期管理アプリ、妊活のための子宮口キャップ、葉酸サプリメントなど
セクシャルウェルネス/性交痛軽減アイテム、ジェル、セックストイなどのセルフプレジャーアイテム
生理にまつわるESSE読者の悩みに、産婦人科医の宋美玄さんが答えてくれました。
今さら聞けない?生理の基本
Q.痛み止めは飲みすぎるとクセになる?
A.ガマンはNG! 痛みを感じたらすぐ飲む方が効きめが早い!
健康な人であれば月に数回飲む程度はまったく問題ないので、無理せず薬に頼って。薬を飲んでから効くまでに時間がかかるため、痛みを感じたらガマンせず、早めに飲みましょう。
Q.出産や加齢でどんな変化が起きる?
A.生理痛などが軽くなるといわれているが、逆のことも。
一般的には生理が軽くなるといわれますが、重くなることも珍しくありません。困難を感じたら迷わず受診を。ピルの処方や、ミレーナなどの避妊リングで症状を軽減できます。
Q.経血量はどのぐらいが普通?
A.1周期の量には個人差が。多いときには要注意!
標準的な量は1周期の合計で20〜140ml。人によっては周期でばらつきがある場合もあります。ナプキンが1時間もたないなど量が多い場合は疾患の恐れもあるので、婦人科へ。
Q.生理前の気分の落ち込みやイライラへの対処法は?
A.妊活中でなければピルの服用も考えて!
生理前の不調はホルモンバランスの影響なので、妊活中でなければ婦人科でピルを処方してもらうのも一案。予定をつめすぎずリラックスしたり、漢方薬を服用するのも効果的。
<撮影/取材・文/ESSE編集部>
●教えてくれた人
丸の内の森レディースクリニック院長、ウィメンズヘルスリテラシー協会代表、産婦人科医、医学博士。さまざまな女性の体の悩み、妊娠・出産、セックス、女性の性などについて女性の立場からの啓蒙活動を行う。
生理の悩みはさまざまです(※写真はイメージです)
女性の体の悩みに寄り添う「フェムテック」って?
それまでは一人で抱えたりすることが多かった女性特有のお悩み。昨今、新しい常識があるようです。
●女性の健康の悩みに応えるフェムテックが目指していること
フェムテックとはFemale(フィメル/女性)とTechnology(テクノロジー)をかけ合わせた言葉で、女性の体の悩みを解決するための商品やサービスのこと。ヨーロッパ発の概念ですが、ここ数年日本でも注目を集め、生理周期の管理アプリから、生理を快適に過ごすためのアイテム、妊娠・出産にまつわるオンライン健康相談サービス、更年期のホルモン検査キットなど、さまざまな商品が話題になっています。
【ESSE読者がフェムテックで解消したいと思う悩み】
読者500人にアンケート(複数回答可)を取ったところ、解消したい悩みの上位は生理のときの不快感、更年期障害についてでした。
・生理痛や生理の不快感 232人
・更年期障害 174人
・生理周期の不順 79人
・性交痛や性交時の違和感 41人
・とくになし 18人
【フェムテックは幅広い領域をカバー】
生理/月経カップや吸水性ショーツ、オーガニックコットンナプキンなど
更年期障害/不調軽減のための漢方薬、サプリメント、オンライン更年期相談サービスなど
産後ケア/オンライン健康相談サービス、骨盤底筋トレーニング商品、サプリメントなど
妊娠・不妊/月経周期管理アプリ、妊活のための子宮口キャップ、葉酸サプリメントなど
セクシャルウェルネス/性交痛軽減アイテム、ジェル、セックストイなどのセルフプレジャーアイテム
●生理に関する悩み
生理にまつわるESSE読者の悩みに、産婦人科医の宋美玄さんが答えてくれました。
今さら聞けない?生理の基本
Q.痛み止めは飲みすぎるとクセになる?
A.ガマンはNG! 痛みを感じたらすぐ飲む方が効きめが早い!
健康な人であれば月に数回飲む程度はまったく問題ないので、無理せず薬に頼って。薬を飲んでから効くまでに時間がかかるため、痛みを感じたらガマンせず、早めに飲みましょう。
Q.出産や加齢でどんな変化が起きる?
A.生理痛などが軽くなるといわれているが、逆のことも。
一般的には生理が軽くなるといわれますが、重くなることも珍しくありません。困難を感じたら迷わず受診を。ピルの処方や、ミレーナなどの避妊リングで症状を軽減できます。
Q.経血量はどのぐらいが普通?
A.1周期の量には個人差が。多いときには要注意!
標準的な量は1周期の合計で20〜140ml。人によっては周期でばらつきがある場合もあります。ナプキンが1時間もたないなど量が多い場合は疾患の恐れもあるので、婦人科へ。
Q.生理前の気分の落ち込みやイライラへの対処法は?
A.妊活中でなければピルの服用も考えて!
生理前の不調はホルモンバランスの影響なので、妊活中でなければ婦人科でピルを処方してもらうのも一案。予定をつめすぎずリラックスしたり、漢方薬を服用するのも効果的。
<撮影/取材・文/ESSE編集部>
●教えてくれた人
【宋美玄さん】
丸の内の森レディースクリニック院長、ウィメンズヘルスリテラシー協会代表、産婦人科医、医学博士。さまざまな女性の体の悩み、妊娠・出産、セックス、女性の性などについて女性の立場からの啓蒙活動を行う。