どうも、LINE探偵です。
僕の元には日々「LINE事件簿」が寄せられています。
LINEはいつだって事件の発端になりうるもの。大喧嘩につながるハプニングから、つい笑ってしまうプチアクシデントまで……。あなたも身に覚えがあるのではないでしょうか?
そんなLINE事件簿の中から、特に印象的だった事件「世にも奇妙な母のLINE」をみなさんにご紹介します。

「世にも奇妙な母のLINE」その7

上京2年目のOL永田ミナさん(仮名・24歳)は、コロナ禍で実家に帰省できないこともあり、実家の母・よし子さん(仮名・60歳)とLINEで連絡を取っていました。
ある日、母よし子さんからLINEで『おじいちゃんがボケちゃった!』と連絡がありました。
なんと、おじいさん(正夫:仮名・85歳)が『亡くなったおばあさん(ひろ子:仮名・享年79歳)が桃を食べたがってるから。買ってきて!』と言い出したそうです。困惑する母・よし子さん。
その後、桃を買わずにいたら『ひろ子(祖母)が怒って、自分でやるからもういい!と言ってる』とおじいさんに言われます。
一体、どういうことでしょう?おじいさんは本当にボケてしまったのでしょうか?
わけが分からないお母さんでしたが、結局ミナさんと相談して、明日スーパーへ桃を買いに行ってお供えをすることにしました。
そして、翌日の午前中。

「すごいタイミングですよね?お母さんもビックリして、すぐに福島の大叔父(祖母の兄)であるハジメ叔父さんに電話したそうです。そうしたら……」
“この前の晩なぁ、ひろ子が夢枕に出てよぉ、こっち見てニッコニッコしてるもんで、桃食いてぇのか?って聞いたら、頷くんでよぉ。送ったんだぁ。オラも3回忌以降送ってなかったなぁと思ってよぉ”
「……と言われたそうです。ちょっとビックリですよね?私、鳥肌立っちゃいました。お母さんも『腰抜けるかと思ったぁー!』って言ってました(笑)。すぐに仏壇へお供えしたそうです」
そういうこともあるんですね。驚きました!では、おじいさんの話は夢だけど、本当というか……。別にボケたわけじゃなくてよかったですね。
「はい。実はこの次の日、おじいちゃんが『ひろ子(祖母)が喜んでたよ。ありがとう』って、お母さんに言ってくれたそうです。喜んでました」
世の中には科学や理屈だけでは解明できないことが、まだまだたくさんあるようですね。特に、人の心やつながりには……。
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