バリスタが教えるキャンプコーヒーの淹れ方。愛用の推しグッズもご紹介!

バリスタ直伝!キャンプコーヒーの楽しみ方とは?

非日常を楽しめるキャンプ。薪から火をおこしたり、居住するテントを自分たちで設営したりと、普段できない体験が魅力的ですよね。

そのようなキャンプでは、コーヒーも本格的に楽しみたいという方も多いのではないでしょうか。この記事では、キャンプでコーヒーを楽しむためのポイントをバリスタである筆者が解説します。非日常空間で楽しむ淹れたてコーヒーは格別ですよ。

ハンドドリップで淹れたてコーヒーを楽しむ

キャンプコーヒーのなかでも手軽なのがハンドドリップです。初期費用も高くなく、必要なものを用意すれば、簡単に本格的なコーヒーが淹れられます。

ハンドドリップはコーヒーを淹れる醍醐味も楽しめるので、初めてキャンプコーヒーにチャレンジする方にもおすすめです。

必要なもの

コーヒー豆以外に、以下の5つのグッズを用意すれば、キャンプでハンドドリップを楽しめます。

・バーナーやガスコンロ(お湯を沸かすもの)
・クッカーやケトル
・ドリッパーやペーパーフィルター
・サーバー
・ミル

手軽に持ち運べるタイプを選ぶ

ドリッパーは、金具タイプや折りたたみタイプがおすすめ。キャンプは何かと荷物が増えてしまいます。少しでも、手軽に持ち運べるという点でどちらもおすすめです。陶器タイプは運んでいると割れる危険性があるので注意してくださいね。

ペーパーフィルターはそれぞれの形にあったものを選んでください。どちらも、コーヒーを抽出する際には必須のアイテムなので、必ず準備しましょう。

本格的に淹れるならサーバーとミルは必需品

抽出したコーヒーを受けるためにサーバーを使用しておくと便利です。サーバーに書かれた目盛りからお湯の適正量が見られるので失敗を防げますよ。

また、本格的にコーヒーを味わうなら、その場でコーヒー豆を挽くことをおすすめします。電動ミルは電源が必要になるので、手挽きタイプのミルがおすすめです。

淹れ方

ハンドドリップの淹れ方は簡単です。コーヒー粉を準備したドリッパーに対して、中心から円を描くようにお湯を注ぎます。次に、2~3回に分けて、サーバーの適正量まで同じようにお湯を注いで完成です。

キャンプで淹れるときは外の風に当たるので、お湯が冷めてしまいます。お湯が冷めた分、コーヒーが抽出されにくくなり、薄いコーヒーができるので注意が必要です。そのため、用意するコーヒー豆は普段よりも少し多いくらいがおすすめですよ。

パーコレーターでより本格的に

パーコレーターは、アウトドアで使用されることの多いコーヒー抽出器具です。アウトドアメーカーが手がけるほどキャンプとの相性がよく見た目がおしゃれですよ。

先ほどのハンドドリップよりも、本体の初期費用がかかりますが、準備するもの自体は少ないです。放置するだけでおいしいコーヒーが淹れられるため、手軽に本格的なコーヒーを楽しみたい方におすすめします。

必要なもの

・バーナーやガスコンロなど(お湯を沸かすもの)
・パーコレーター
・ミル

ミルはハンドドリップと同じく、その場で本格的なコーヒーを楽しむために用意します。

淹れ方

まず始めに、パーコレーターのバスケット部分を取り出し、適切な量のコーヒー粉を入れて蓋を被せ、その場に置いておきます。

その後、パーコレーター本体に人数分の水を入れ、火にかけてください。沸騰したあとに、バスケットを本体に設置して、弱火で4分ほど待つと完成です。

その際に、長時間放置したり、強火にしたりすると過抽出になり、おいしくないコーヒーができるので注意してください。コツを掴めば、水を入れて火にかけるだけで完成するのでとても手軽です!

バリスタおすすめ!キャンプコーヒーグッズ3選

1. ポーレックス「コーヒーミルミニ」

PORLEX(ポーレックス)コーヒーミルはコンパクトで、ミルとしての機能も優秀なコーヒーグッズです。セラミックス製なので錆びにくく耐久性に優れ、コーヒーの挽き具合も簡単に調整できます。

分解しても部品が少ないのも魅力。万が一アウトドアで紛失しても、パーツ購入が可能です。

2. リバーズ「コーヒードリッパー ケイブ リバーシブル」

RIVERS(リバーズ)のコーヒードリッパー ケイブ リバーシブルは、シリコン製の折りたたみ可能なドリッパーです。とてもコンパクトで軽いので、キャンプだけでなく、トレッキングやツーリングにも持ち運びできます。

持ち物の多いキャンプでは、コーヒー器具は邪魔になりがちですですが、こちらのドリッパーなら折り畳んで収納できますよ。

3. ビアレッティ「モカエキスプレス」

MOKA EXPRESS(モカエキスプレス)は、イタリアの調理器具メーカー「Bialetti(ビアレッティ)」が手がけた直火式エスプレッソマシンです。

パーコレータと同じような使い方で、火にかけることでエスプレッソが抽出されます。屋外でもエスプレッソが楽しめるのは、コーヒー好きにはうれしいですね。

ペーパーフィルターは必要なく、これ一台でコーヒーを淹れられます。使い方が手軽な点も、キャンプにおすすめな理由のひとつです。

キャンプで本格的なコーヒーを楽しもう!

キャンプでの本格的なコーヒーの淹れ方やおすすめグッズをご紹介しました。キャンプでの過ごし方をイメージしながら、自分にあった淹れ方で楽しんでくださいね。

ぜひ、この機会にキャンプで本格的なコーヒーを始めましょう。

※掲載商品の情報は公開時点のものです。店舗によっては取り扱いがない、または販売終了している場合もありますので、あらかじめご了承ください。