世界でひとつ、私だけのリボンってなんだか特別。残布・ハギレから作る「marumasu」の麦わら帽子って?

写真拡大 (全12枚)

東京・柴又の染色工場「丸枡染色」が2011年にスタートした、ファクトリーブランド「marumasu(マルマス)」。

ストールをつくる過程で出てしまうハギレや余った素材を使い、新たな価値に再生するアップサイクルプロジェクトを、2019年から行っているんです。

このたび、プロジェクト第3弾となる「ストールリボンの麦わら帽子」が、7月16日(金)に登場しました!

「marumasu(マルマス)」って?



「marumasu」とは、創業1901年の老舗染色工場が発信するファクトリーブランド。自分たちが本当に良いと思ったものを届けるために、ブランドをスタートしたそうです。

「デザインする工場」をキーワードに素材選定、企画デザイン、製造から販売まで全ての工程を職人たちが行っているんだとか。



その特徴は、こだわったものづくり。

素材と色のバランスを知り尽くした職人が、「素材のやわらかさ」「色彩の美しさ」「独創的なデザイン」にこだわって制作しているといいます。

伝統とアップサイクルの新鮮な組み合わせ



今回「marumasu」が帽子の制作を依頼したのは、明治13年から続く老舗の帽子工房。

この麦わら帽子は、日本の農作業で古くから愛されてきた伝統工芸品で、日本人の丸い頭に合わせた成型やサイズ調整テープの仕様など、常に進化を続けてきたそうです。



製造工程では7本の麦の茎を手で編み、ひも状にした1本の「麦わら真田」を円状に重ねながら、帽子の形に縫製しているとのこと。

その工程によって、しっかりと作りこまれた美しい造形と、機能的な被り心地を実現させているといいます。

同じものはひとつもないリボン



リボンには、日本の伝統的な「染絣(そめがすり)」から影響を受け、marumasuが2回の染めを組み合わせて新開発した「KASURI」技法を用いたストールを使用。

先染め織とプリント技法を組み合わせることで、「麦わら」の素朴な質感に馴染む、糸1本1本の緻密な紋様の色合いを生み出しているそうです。



薄く柔らかいガーゼストールを幾重にも巻くことで、美しいシルエットと立体感を演出。帽子ごとに巻き方を検証し、色の配置を確かめながら1点ずつ手縫いで仕立てているというのだから、驚きです。

2種類の帽子が登場

今回お目見えするのは、2種類の麦わら帽子。それぞれリボンのカラーは、pink / green / blueの3色展開です。



「SAILOR STRAW HAT(セーラーストローハット)」(税込1万8700円)は、カンカン帽スタイル。西洋発祥の、水兵や船の漕ぎ手のために作られた、かっちりとした成型が特徴的です。

クラシカルな雰囲気で、休日のお出かけの日焼け対策にも使えます。



結び目に向かって巻き込まれていくリボンのドレープによって、美しい立体感が生まれていますよね。「KASURI」技法によって施された、糸1本1本の細かい紋様にも注目です。  



「CROCHET STRAW HAT(クローシェストローハット)」(税込1万8700円)は、カジュアルな普段着にも合わせやすいスタイル。

全面から広がるつばが日差しを程よく遮ってくれるため、後部を深くかぶると視野が広く保たれて、首の日焼けにも効果的です。



ループに通したバックリボンは、風に揺れて軽やかな印象を演出。テープから作られた直線的なリボンにはない、美しいフォルムに仕上げられていますよ。

どちらの帽子も、柄と色のバランスが少しずつ異なる1点もの。世界にひとつだけという、特別感がありますよね。

夏のお供は、これに決定かも



ご紹介した麦わら帽子は、7月16日(金)よりmarumasu銀座店とONLINE STOREにて販売スタート。帽子を探しているという方は、アップサイクルから生まれた商品を選んでみては。


■ONLINE STORE
https://shop.marumasu-stole.com/

■marumasu 銀座店
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座5-2-1東急プラザ銀座3階-L2
営業時間:11:00〜20:00