ヘアスタイルごとに適したブロッキング方法とは
ブロッキングとは何か
ブロッキングとは、髪を前後や左右に区分けする作業のことです。
それぞれフロントやバック、サイドといったブロックに分割することからブロッキングと呼ばれています。
ブロッキングは、ヘアカットやカラーリングを施す時や、巻き髪を作る時などに用いられます。
ブロッキングを施すメリットは、ヘアカットやカラーリングで色付け、カール付けがより均等に行えることです。
これらの施術の仕上がりを綺麗にするためには、ブロッキングによる区分けは欠かせないのです。
基本的なブロッキング方法
基本的なブロッキング方法は、髪を前髪、前後、左右の5ブロックに分けることです。
1.耳前と耳後ろに大きく2つに分けます。
2.耳前の前髪と左右を3つにブロッキングし、耳後ろを左右にブロッキングします。
3.ブロッキングした髪はヘアクリップで留めておく。
この方法を行うことが出来れば、セルフカット・セルフカラー・巻き髪、どの施術でも活用することが出来ます。
ヘアスタイルごとに適したブロッキングをする方法
ヘアスタイルごとに適したブロッキングをする方法についてご説明します。
より細かいブロッキングの効果があるヘアスタイルは、ロングヘアと立体感のあるカールヘアです。
「ロングヘア」ロングヘアは髪の量が多いため、より細かくブロッキングしないと、カラーリングの色ムラが出来やすくなります。
「カールヘア」カールヘアは、カールを付ける際にも髪の量が多くなるため、細かいブロッキングが適しています。
立体的な動きのある仕上げにするためには、細かくブロッキングし、内巻きと外巻きの複数の巻き髪を組み合わせることが必要です。
細かいブロッキングでは耳後を襟足、後頭部の下、後頭部の上を左右に6つブロッキングします。
そして耳前を耳横と頭頂部、前頭部の左右と前髪の7つにブロッキングします。
このように細かくブロッキングすることで、その後の施術の正確性がより増し、大きなブロッキングでは難しいカールも作れるようになります。
自分でも出来るブロッキング方法
自分でも出来るブロッキング方法をご紹介します。
それは、前髪、耳上、耳下の3つにブロッキングするやり方です。
耳上をブロッキングするだけで、3つのブロックが自然にできるのです。
数秒で行える作業ですが、全くブロッキングをしないのとでは仕上がりに大きく差が出ます。
男性の方や短時間でセルフカット、セルフカラーを済ませたい方は、ぜひ試してください。