脚以外もケアして!パーツ別「冬のむくみケア」
朝目覚めると目の周りが腫れぼったい。1日が終わる頃には靴がきつくなって足がだるくなっている。こんなむくみの症状は誰にでも身に覚えがあるはずです。むくみといえば、顔や足のイメージがあるかと思いますが、むくみは全身に起こるものなのです。
特に寒い冬の冷えからくるむくみは体の循環を良くして防ぎましょう。慢性化する前に、始めどきは今!ヨガインストラクターである著者が、パーツ別にむくみケアをご紹介します。
■朝は足首回しで下半身の循環を促す
朝目覚めたら、お布団の中で足首を回しておきましょう。下半身の循環を良くすると体が温まり、頭もスッキリとして寝覚めがよくなります。
(1)両足首を、ゆっくり親指で円を描くように回していきます。内くるぶし側を特に丁寧に回すように意識します。
(2)足首を回すときは一緒に足の付け根が動かないように注意して内側回し、外側回しを20回ずつ行います。
■1日の終わりは足のむくみケアを
(1)仰向けに寝てお尻を壁につけ両足を壁に投げ出します。
(2)両足を軽く広げひざはゆるめておきます。全身をリラックスさせたまま、5〜10分ほど寛ぎましょう(タイマーをかけておくのがオススメ)。
■首をストレッチして顔のむくみケア
首回りにも大きなリンンパ節があります。首が凝ると顔がむくみやすく顔色にも影響が。
(1)両腕を後ろで組みます。左肩を意識的に下へ下げたら、息を吐くタイミングで首を右側へ倒します。
(2)5呼吸ほどキープしましょう。
(3)首を元に戻しリラックスしたら、今度は右側の首すじを同様にストレッチしましょう。
■肩甲骨を解して上半身の循環を良くする
肩甲骨周りが凝って動きが悪くなると、二の腕にたるみが出たりむくみが溜まったりします。さらに上半身の循環にも大きく関わりますので、肩甲骨ケアはとっても重要な部位です。
(1)床に座り左腕を体から少し離れた位置で、さらに後方側へ下ろして体を支えます。
(2)お腹と胸を伸ばしたら、右腕を頭上から斜め後ろ方向へ開いていきます。胸と腕前面のラインが伸びる位置で止めます。
(3)腕の重みを利用してキープ。5呼吸。
(4)上げた右腕の位置をキープしたまま、ひじを曲げていきます。肩甲骨に刺激が入る位置でキープ。ひじを背中側へ引く位置の調節で肩甲骨への刺激を微調整しましょう。
(5)5呼吸キープします。肩甲骨をほぐしながら二の腕の引き締めにも効果的!
(6)反対側も同様に行いましょう。
■二の腕のむくみを解すストレッチ
(1)右腕を頭の方へ引き上げひじを曲げ、腕を背中側へ下ろします。
(2)左手で右ひじをつかみ、後方へ腕を引いていきましょう。腕の付け根部分からしっかり伸ばして10呼吸キープします。
(3)反対側も同様に行います。
いかがでしたか? むくみは全身の循環を悪くしないようにするのが大切です。むくみがたまると冷えやすくなりますので、毎日こまめに伸ばしたり動かしたりしてリンパを流しておきましょう。
【筆者略歴】
※ yuuka ・・・ 『マナヨガ』代表。ヨガ、整体、体幹トレーニング、ウォーキング等、研究を続け『マナメソッド』を発案。本来持っているその人の個性や美しさを引き出すことで定評があり、現在パーソナルトレーニングは予約待ち状態。