悪気はなかったのに……! 励ますつもりが、かえって怒らせてしまった経験
友だちや同僚が落ち込んでいたら、なんとか元気になってもらいたい! と思うのが人間というもの。でも、励まそうとすればするほど、ドツボにハマってしまうこともあるようです。今回は、女性のみなさんが経験した「励ますつもりがかえって落ち込ませたり、怒らせてしまった」エピソードを聞いてみました。
■正直すぎた!
・「自分に自信がなくて落ち込んでいる人を励まそうと思いつつ、根が正直者なので、『そこはダメだよね』と否定から入ってしまいます」(27歳/電機/事務系専門職)
・「体調が悪くてご飯が食べられないという、少しいやかなり大柄の上司に対して、『大丈夫ですか、やせてないですか』と言ってしまいました」(27歳/学校・教育関連/専門職)
・「『わたしだってできないよ』と、できないことを認めるような発言」(25歳/電機/事務系専門職)
・「髪の毛を切って失敗したと嘆いていたコに『指原みたいでかわいいよ』と言ったら、『ソレ複雑なんだけど』と言われた」(24歳/運輸・倉庫/営業職)
励まそうとしたのに、ついついいらぬひと言が口をついてしまった! こんな経験のある人、いるはずです。取り繕うのも不自然だし、もう謝るしかない!?
■「がんばれ」は取扱注意
・「うつ病の人に何回もがんばれって励ましてしまった。言ってはいけないのに女として最低なことをしたと思う」(28歳/運輸・倉庫/技術職)
・「『がんばって……』と言ったら、逆ギレされた。がんばってという言葉を軽く言わないようになりました」(24歳/自動車関連/事務系専門職)
精いっぱいがんばっている人に、追い打ちをかける「がんばれ!」の言葉は、逆に相手を追い込むこともありますよね。相手を励ます気持ちは、ちがう角度から伝えるのがいいかもしれません。
■何を言ってもダメ!?
・「聞いてほしいだけでアドバイスはいらなかったようだった」(26歳/通信/販売職・サービス系)
・「『大丈夫』と言うと、『根拠もないのに大丈夫と言うな』と言われた」(25歳/学校・教育関連/事務系専門職)
・「話聞くからと言ったら、話せるようなことなら悩んでないと怒られてしまった」(23歳/医療・福祉/専門職)
特に女性に多いのが「ただ話を聞いてもらいたい」というパターン。本人が自分の気持ちを少し整理するまで、待ってみるのもひとつの方法かもしれません。
■励ますって難しい
・「友だちが彼氏ができないと悩んでいたときに、励ましたら、『どうせあなたはモテるから』みたいにすねられたことがある」(29歳/金融・証券/秘書・アシスタント職)
・「同期が太ったと悩んでいたので、励ますつもりで『そんな大丈夫だよ』と言ったのに、『あんたみたいにやせてるやつには分からないよね』とムッとさせてしまった」(25歳/金融・証券/専門職)
・「失恋した子に『ほかにいい人がいるよ』と言ったら『あんなにいい人ほかにはいない!』と怒られた。それからはただひたすら言ってることに同意するだけにしている」(30歳/機械・精密機器/事務系専門職)
・「『まだまだ若いです!』と85歳の人に言ったら『そんなことないだろ』と言われた」(30歳/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)
・「受験を失敗した人に励ましの言葉をかけたら、『自分が受かったからってえばるな』と言われた」(32歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「友だちに『励ますの下手だな』と怒られた」(25歳/機械・精密機器/その他)
「どうしたらいいかな?」という発言の奥に、すでに決まった心があるというパターンも。そんなときはひたすら話を聞いてあげるのがよさそうですね!
相手を想う気持ちから具体的にアドバイスをしたら、なんと逆切れされた! という人は多いはず。女性は話をするだけで気持ちが落ち着くことも多いのです。誰かを励まそうとするときは、相手が「励まし」をどの程度望んでいるのか、よく見極める必要がありそうですね。
(ファナティック)
※『マイナビウーマン』にて2014年1月にWebアンケート。有効回答数260件(22歳〜34歳の働く女性)