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東京ディズニーシーへ遊びに行くときに知っていると、ちょっぴり幸せになれる、基本的な混雑対策をまとめました。トイ・ストーリー・マニア!攻略法から、トイレ・食事・子供の休憩場所、並ばずに観られるショーまで、オールシーズン対応の保存版です。

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■混雑状況について

1. 基本的な混雑状況の見極め方

東京ディズニーリゾートの混雑状況には、一定の法則が見られます。日曜より土曜が混雑する。連休中日は混雑し、最終日は空く。月曜日は土日並に混雑する可能性が高い。土日が悪天候だと翌日・翌週が大混雑する。などです。

これらについては、記事『【TDL】保存版! 東京ディズニーランドの最低限知っておくべき“混雑対策”30』 [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/17277 ] の冒頭で詳しく解説しています。

2. 「ランドよりシーが空いている」は根拠無し

2013年度については、30周年を記念して始まった新デイ・パレード『ハピネス・イズ・ヒア』の人気などもあり、アトラクション待ち時間を比較しても、東京ディズニーランドのほうが混雑しています。

一方で30周年イベントが始まるまでは、新アトラクション『トイ・ストーリー・マニア!』の人気が圧倒的で、東京ディズニーシーのほうが大きな注目を集めていました。

このように、開催中のイベントや、新アトラクション(あるいは『タワー・オブ・テラー : Level 13』など期間限定イベント)などにより、混雑具合は簡単に逆転します。新要素・限定要素の影響については、季節ごとの再新規時にて紹介していますので、参考にしてください。

3. シーの混雑具合は『海底2万マイル』で判断

東京ディズニーシーの『海底2万マイル』は、ファストパス発券対象アトラクションながら、空いているときはスタンバイ5分〜30分程度で推移します。『センター・オブ・ジ・アース』『インディジョーンズ』らが60分待ちを下回るケースが滅多にない中で、異例です。

ところがこの『海底2万マイル』も、大混雑時には待ち時間が大きく伸びます。もし、『海底2万マイル』が60分待ち以上であれば混雑、90分待ちを超えるようであれば大混雑と判断して、大抵は間違っていません。その日のスケジュール組み立ての参考にすると良いでしょう。

■基本的な混雑対策(チケット・トイレ・食事)

4. 混雑時はチケットの事前購入が大原則

大混雑時には当日券の販売が中止されてしまう可能性があります。また、入園制限がなくとも、混雑時には30分以上並ばなければチケットを購入できないケースも考えられます。

事前購入は、オフィシャルサイトのディズニーeチケットが便利です。

5. 東京ディズニーシーの基本的なトイレ事情

東京ディズニーシーのトイレは、基本的にどこも同じような規模です。各エリアにほぼ均等に配置されています。よって、人が多く流れているエリアのトイレが混雑する、という程度のことしか言えません。

例えば、夏のずぶ濡れショー直後では、身だしなみを整えようとする人が殺到するため、メディテーレニアンハーバー周辺のトイレが大混雑します。

6. トイレの穴場はミラコスタとSSコロンビア号

ほぼ確実に穴場と言えるトイレは、『東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ』内。メディテーレニアンハーバーの『マンマ・ビスコッティーズ・ベーカリー』『ベビーセンター』横からホテルへ入れます。

もう一つは『S.S.コロンビア・ダイニングルーム』前。アメリカンウォーターフロントにある豪華客船の3階(Bデッキ)です。近くにいたら利用するといいでしょう。

7. レストランは事前予約が王道

東京ディズニーランドよりも大人向けと言われる東京ディズニーシーでは、「食」の楽しみがあります。アルコールも飲めますしね。混雑対策でもありますが、事前予約をしてレストランを満喫するのがおすすめです。

『S.S.コロンビア・ダイニングルーム』『セイリングデイ・ブッフェ』『マゼランズ』『リストランテ・ディ・カナレット』『レストラン櫻』の5カ所でプライオリティ・シーティングが利用できます。どこも大人気ですし、個人的にも好きなレストランばかりです。

8. ミラコスタのレストランも事前予約できる

東京ディズニーシー内から行き来できる『東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ』には、『オチェーアノ』『シルクロードガーデン』『ベッラヴィスタ・ラウンジ』の3つのレストランがあります。

実はこの3つのレストランも、プライオリティ・シーティングが利用できます。こちらもグルメを堪能できる、とても人気のあるレストランです。

9. ショッピングは午前中〜お昼過ぎまでが鉄則

ディズニーリゾートでは、ショッピングも楽しみの一つです。夕方以降は店舗が混雑してすれ違いすら困難な状況になるため、できれば午前中、遅くともお昼過ぎまでに済ませるようにしましょう。

10. 余計な荷物はコインロッカーへ

早めに買い込んだお土産類はもちろん、念のため持ってきた防寒着や雨具、子供の着替えなど、邪魔になってしまうものはコインロッカーに預けると楽です。

コインロッカーは、パーク内2箇所(メインエントランス)とパーク外6箇所があります。

■パーク内の移動

11. 移動するときはプロメテウス火山を目指せ

複雑な形状をしている東京ディズニーシーは、目的地への最短ルートが感覚的にわかりにくい特徴があります。現地で配布されているマップが正確な縮尺ではないのも、感覚が狂う要因の一つです。

Googleマップ上で実測したところ、多くのケースでは、プロメテウス火山のあるミステリアスアイランドを経由するのが最短ルートと判明しています。詳細は記事『東京ディズニーシーで混雑に巻き込まれてウンザリしないための三原則』 [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/12601 ]に整理してあります。

12. 船や電車を活用して疲労軽減

例えばエントランスからロストリバーデルタまでは、直線距離で約800m、道のりとしては約1kmもあるようです(Googleマップ上での実測)。前記のように最短ルートがつかみにくい影響もあり、移動距離が長くなりがちです。特に混雑時は、いかに歩き疲れないか?が重要なポイントになります。

そこで、メディテーレニアンハーバー―ロストリバーデルタを行き来する『トランジットスチーマーライン』や、アメリカンウォーターフロント―ポートディスカバリー間を行き来する『エレクトリックレールウェイ』を活用しましょう。歩いたほうが早いケースでも、座って移動できるメリットは考慮してもいいでしょう。

13. 計画的な行動を徹底する

以上のとおり、東京ディズニーシーでは移動が肝になります。入園してすぐに最奥部にある『インディジョーンズ』に乗って、次は入り口近くの『タワーオブテラー』に乗って、ショーが始まるからとアラビアンコーストへ向かって……とやっていては、すぐに疲れきってしまうからです。

気の向くままに遊びたい方はいいのですが、少しでも負担を減らしたい方は、面倒でも、事前にある程度は行動をシュミレーションして、計画を立てたほうが良いでしょう。

14. 小さな子供がのびのび遊べるスポット

大混雑時は、アトラクションにしろ、レストランにしろ、どうしても待ち時間が長くなってしまいます。子供が飽きてしまったり、疲れてしまったら、のびのび遊べる『アリエルのプレイグランド』(マーメイドラグーン)や『フォートレス・エクスプロレーション』(メディテーレニアンハーバー・プロメテウス火山の麓付近)がおすすめです。

■アトラクション関連

15. トイ・ストーリー・マニア!攻略法

東京ディズニーシーのアトラクションは、『トイ・ストーリー・マニア!』が最も混雑します。開園30分程度でファストパス発券が締め切られ、スタンバイも3時間待ち以上になります。おそらく、匹敵する新アトラクションが出現しない限り、この状況は変わらないでしょう。

待ち時間60分以内で楽しむ方法は、『東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ』に宿泊して先行入場する、プレミアムガイドツアーを利用する、開園2時間前から待って真っ先に向かう、の3種類です。記事『【東京ディズニーシー】3時間待ちは当然!「トイ・ストーリー・マニア!」に60分以内で乗る3つの方法』[ http://ure.pia.co.jp/articles/-/12404 ] にまとめてあります。

16. ファストパスがなくなりやすいアトラクション

アトラクションを効率良く楽しむには、当然ながらファストパスの活用が大前提です。真っ先にファストパスがなくなるのは、『トイ・ストーリー・マニア!』。開園すぐに向かってギリギリ、という異次元の早さで発券終了となります。

続いて、『タワー・オブ・テラー』『センター・オブ・ジ・アース』『インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮』『レイジングスピリッツ』の4つ。これらから優先的にファストパスをゲットしていくのが基本戦略です。

17. 3番手以降に狙いたいファストパス発券アトラクション

『ストームライダー』『マジックランプ・シアター』『海底2万マイル』などは、入園制限クラスの混雑でも、14時過ぎまでファストパスが残っているケースが見られます。

18. ファストパスはエリアを意識して効率よく

ファストパスを「はしご」しようと思っても、移動距離がネックになって、断念せざるを得ない状況が多々あります。エリアを意識してアトラクションを回るのがコツです。

例えば、『センター・オブ・ジ・アース』のファストパスを取ったら、同エリアの『海底2万マイル』に並ぶ。続いて近くのロストリバーデルタへ移動し、『インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮』のファストパスを取り、同エリアの『レイジングスピリッツ』に並ぶ、などです。

19. アメフロ中心か、ロストリバーデルタ中心か

アトラクションを中心に楽しむ場合、なるべく効率よく回ろうとすれば、移動の無駄・負担を減らすために、事実上の二者択一を迫られます。

『トイ・ストーリー・マニア!』『タワー・オブ・テラー』『タートル・トーク』があるアメリカンウォーターフロントを中心とするか、『インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮』『レイジングスピリッツ』があるロストリバーデルタを中心とするかです。

そのときの流れで臨機応変に変更するケースもあると思いますが、ある程度は割り切って決めておいたほうが、移動のために時間を無駄にしたり、歩き疲れてクタクタになったり、という事態を防止できます。

20. 朝イチから遊ぶなら最低でも開園1時間前に到着

朝イチで遊びに行く場合、パークへの入場も意外に時間がかかります。もしスムーズに入園したいなら、最低でも開園時間の1時間前には到着すべきです(トイ・ストーリー・マニア!狙いなら2時間前推奨)。

1時間を切ると、入園待ち列が急激に伸びていき、入園するまでに15分から30分程度かかってしまう危険があります。この30分でアトラクションの1つ2つに乗れますし、ファストパスも有効活用できます。

21. ミラコスタ宿泊特典で20分前に先行入場

『東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ』に宿泊すれば、開園の20分前から先行入場できます。苦もなく朝イチの時間を有効活用できます。なお、この特典は、チェックインする当日にも利用できます。

22. スタンバイで乗るなら開園すぐに向かいたいアトラクション

開園直後は、パーク入り口に近いエリアから混雑が始まります。特にアメリカンウォーターフロントの『トイ・ストーリー・マニア!』や『タワー・オブ・テラー』は、スタンバイの待ち時間が早くから長くなります。

一方で、ロストリバーデルタにある大人気アトラクション『インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮』『レイジングスピリッツ』は、開園して1時間以上経ってから混雑が本格化する傾向があります。アラビアンコーストの『マジックランプ・シアター』を含め、スタンバイで乗るつもりなら早めに向かいましょう。

23. シーではスマホでの待ち時間チェックが有効

東京ディズニーリゾートのスマートフォン専用サイトでは、アトラクションの待ち時間をリアルタイムに近い形で提供しています。こまめにチェックしている方も多いのではないでしょうか。

東京ディズニーシーでは、パークの複雑な形状と、移動の負担の大きさから、人の流れが偏りやすい傾向があります。待ち時間をチェックすれば、比較的空いているエリアが一目瞭然となります。

24. 待ち時間の瞬間最大風速に注意

周囲のアトラクションに比べて異様に待ち時間が長くなっているアトラクションは、瞬間最大風速的に混雑しているだけである可能性があります。やはり人の流れが偏りやすいためでしょう。

特に、『トイ・ストーリー・マニア!』の近くにあり、人が流れやすい立地にある『タワー・オブ・テラー』等では、しばしば見られる状況です。スマホでチェックして、周囲と比較して待ち時間が長すぎると思ったら、後回しにして様子を見るのが吉です。1・2時間もすると落ち着く可能性があります。

25. 19時半以降を狙う

22時閉園の場合、19時半を過ぎるとはっきり待ち時間が減り出します。アトラクションをとことん楽しみたいなら、この時間を活用しない手はありません。

ただし、『トイ・ストーリー・マニア!』だけは別格。待ち時間が長過ぎるため、20時台にスタンバイが締め切られてしまうケースも見られるので、注意してください。

26. 夜間パスポートを活用せよ

待ち時間が減る19時半以降を有効活用するために、土日祝に15時から入園できる『スターライトパスポート』や、平日に18時から入園できる『アフター6パスポート』を利用する手もあります。

■ショー鑑賞関連

27. ハーバーショー鑑賞の王道はミッキー広場とリドアイル

東京ディズニーシーの見所と言えば、メディテーレニアンハーバーで大迫力に繰り広げられるハーバーショーです。基本的には、メディテーレニアンハーバーにいれば、どこからでも鑑賞できるのですが、鑑賞場所の王道は、やはりミッキー広場とリドアイルです。

ミッキー広場は、エントランスから見て、ミラコスタの下をくぐってすぐの広場です。ショーの背景にプロメテウス火山が映り込みます。リドアイルは、アメリカンウォーターフロントとの境目付近にある出島です。

28. ファンタズミックをゆったり鑑賞する方法

レストラン『S.S.コロンビア・ダイニングルーム』では、ハーバーショー『ファンタズミック!』の「ショー鑑賞エリア入場券」と、「ファンタズミック!コレクタブルスプーン」がセットになったコース料理を提供しています。ランチタイムのみ、かつ数量限定です(2013年10月時点)。

『S.S.コロンビア・ダイニングルーム』のローストビーフは、ほどよく脂がのっていて絶品です。場所取りを気にせずに『ファンタズミック!』を楽しめる点とあわせて、レストランを予約するのであればおすすめです。

29. 並ばずに鑑賞できるショー

アメリカンウォーターフロントのブロードウェイ・ミュージックシアターで公演される『ビッグバンドビート』は、1回目公演と2回目以降公演の2階席をのぞき、座席は抽選となります。

つまり、どんなにパークが混雑していても、抽選に当たりさえすれば、苦労無く鑑賞できるというわけです。もちろん、当選するかどうかは運ですが、試す価値があります。ミッキーのドラムプレイは、個人的にもおすすめです。

30. 穴場・大迫力ショー『ミスティックリズム』

ロストリバーデルタのハンガーステージで公演される『ミスティックリズム』は、アクロバティックな演舞に圧倒される大迫力ショーです。ディズニーキャラが一切登場しない影響か、それほど混雑しないのですが、内容は一級品。鑑賞してまず損はしません。むしろ、快い驚きに包まれるはずです。

■アトラクション、ショー&パレードの有料オプション

31. 有料ガイドツアーで混雑は無関係

ガイドツアーは、アトラクションをファストパスルートで利用でき、なおかつ決められたショーを専用エリアから観賞できる特典がついています。

乗り合いのグループツアーは大人3,500円、プライベートツアーは21,000円(6名利用時1人当たり3,500円)です。特に後者は、乗りたいアトラクションを好きに選べるため、人数が6名以上揃っていればかなりお得です。

32. 最後の切り札バケーションパッケージ

ディズニーホテルの宿泊がセットになったバケーションパッケージは、種類によって様々な特典があります。レストランでの食事が付いていたり、好きなアトラクションに乗れるファストパスが付いていたり、ショーを特等席で観賞できたりします。

気軽に買える値段ではないのがやや残念ですが、記念日やプレゼントには最適。混雑に関係なく東京ディズニーリゾートを満喫できる、最後の切り札です。


以上、知っていると幸せになれるディズニーシーの混雑対策32をお届けしました。
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なお、シーズン毎の特色(夏の暑さ対策や、学生が多い春休みの混雑対策など)や新要素については、季節イベントを紹介する最新記事 [ http://ure.pia.co.jp/list/genre/custom?c=disney ] にて紹介しています。あわせてチェックしてみてください。

こちらのレポートもどうぞ!
東京ディズニーランド&ディズニーシー裏ワザ&まとめ [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/15039 ]
東京ディズニーシーで混雑に巻き込まれてウンザリしないための三原則 [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/12601 ]
【TDL】保存版! 東京ディズニーランドの最低限知っておくべき“混雑対策”30 [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/17277 ]
【東京ディズニーシー】3時間待ちは当然!「トイ・ストーリー・マニア!」に60分以内で乗る3つの方法 [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/12404 ]
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