東京ディズニーリゾートの「年間パスポート」は実際おトク? 所持者たちが座談会!
東京ディズニーリゾートの年間パスポートに憧れている方も多いのではないでしょうか。
ただし、ランドまたはシーの年パスは大人52,000円、両パーク共通の年パスは大人80,000円(ともに2013年9月現在)と、気軽に買える金額でないのも事実。せっかく買っても、ちゃんと元が取れるのかな? と心配になってしまいますよね。
そこで今回は、年間パスポート所持者3名に集まっていただき、実際の使用感からデメリットまで、ぶっちゃけて語っていただきました!
■年パスを買ったきっかけは?
――みなさん、集まっていただきありがとうございます! インタビュアーの私自身、ランドの年パスを持っていますが、やっと歴1年になる初心者です。みなさんのほうが先輩なので、今日はどんなお話が聞けるのか楽しみです。まずはそれぞれ、自己紹介をお願いします。
なっつん:なっつんです。普段はバスの添乗員をしています。年間パスポート歴は、2009年の年末からなので、もうすぐ丸4年です。
コッシー:コッシーです。安月給のトラックドライバーです! 年パスは2012年の1月に作ったので、1年9カ月ですね。
mai:maiです。大学生です。年間パスポートは、自分で買うようになって2年目です。それまでは親が好きで、一緒に買ってもらっていました。通算すると、年パスを買わない期間もあるので……たぶん8年くらいだと思います。
――バラエティ豊かですね。しかも、いちばん若いmaiさんが、いちばん年パス歴が長いという。ディズニーファンは深いですね(笑) それぞれ、年パスを購入したきっかけを教えてもらえますか?
なっつん:はい。直接的なきっかけは、就職です。学生の頃からいつか年パスが欲しいな、とは思っていたんですけど、お金はないし、実家は埼玉県でちょっと距離もあったし。
大学を卒業して、千葉県内で働くことになりました。京葉線沿線にひとり暮らしできることになったので、経済的にも問題なくなったし、もうこれは買うしかない! と。(笑)
コッシー:僕はこれは説明するのに、けっこう長くなります(笑)
――どうぞどうぞ!
コッシー:たぶん、普通、年パスを作るまでの流れというのは、ずっとディズニーが好きで、定期的にワンデーパスポートでインしていた人が、憧れだった年パスを購入!! という感じだと思います。
が、僕は、元々ディズニーが特別好きだったわけでもなく、ディズニーアニメも全く見たことがありませんでした。パークに行くのも、今は年に何十回も行っていますが、年パスを作るまでは、数年に一回程度でした。
それが年パスを作った少し前、12月の暮れのこと。友達とディズニーランドで朝の9時に待ち合わせしてました。ところが、当日の朝になって、友達が来れるのが急遽、午後からになってしまいました。
僕はすでに現地に居たので、ワンデーパスポートを買い、先に1人で中に入って遊んでいることにしました。このときは、1人でインすることに慣れていなかったので、けっこう周りの目を気にしてましたよ。(笑)
でも、アトラクションも1人で乗って、だんだんと「1人でも全然行けるじゃん!」って思えてきて、友達が到着する午後まで、普通に1人で楽しんでいました。
午後からその友達と合流して、パーク内を歩いていたら、緑の兵隊の格好をしたキャラクターがグリーティングをしていたんですね。僕は、キャラクターといったら、ミッキーとミニーぐらいしか知らなかったので、一緒にいた友達に、「あのキャラクターってなんなの!?」って聞いたら、「ああ、トイ・ストーリーのキャラだ」と。
その日は、普通に遊んで帰宅したんですが、トイ・ストーリーというアニメに出てくる、あの緑のキャラがすごく気になって。年末年始の連休に、DVDを借りてきて、トイストーリーを1から3まで見たんです。
そうしたらもう、一気にハマってしまって……トイ・ストーリーだけじゃなく、他のディズニーアニメのDVDも借りてきて、そのアニメに出てくるキャラに会うために、パークに行きたくて行きたくて……。
年明けの連休中や週末は、年パスを買うにはお金がなかったし、まぁ、お金を貯めてから買おうと思って、そのときはまだ、ワンデーパスポートで遊びに行ってました。それまではキャラクターが歩いていても、なんとも思わなかったのに、アトラクションなんて後回しでキャラクターに会うだけで興奮しっぱなしでした。
そして、これはもう我慢できない!!と思って、クレジットカード払いでついに年パスを購入しました。
――つまり、初めてディズニーにハマって、ほとんど同時に年パスも購入したというわけですよね。アツいですね。(笑)
コッシー:元々、休みの日に家にいるのがもったいないと思うタイプなので、ディズニーにハマる前は、秋葉原だったり、横浜だったり、1人でいろいろ遊びに出掛けてたんです。なので、休みの日に、遊べる場所が欲しかったんですね。その場所がディズニーのパークになってしまったというわけです。(笑)
――では次、maiさんお願いします。
mai:私はもう、物心ついたときから、ずーっと通っていたので……。特にきっかけというものはなく、年パスが当たり前みたいな感覚でした。
私はショーやパレードに出演しているダンサーさんに憧れていて、中学生まではダンスを習っていました。だから、ダンサーさんに会いたいというのが理由と言えば理由です。
■年パサーたちはあまりアトラクションに乗らない?
――普段は年パスをどのように使っていますか?
なっつん:私はいわゆるキャラオタ(キャラクターのオタク)です。一番好きなのはダントツでミッキーですけど、ミッキーだけじゃなく、とにかくキャラクターグリーティングばかりしています。合間にパレードをみたり、ショーをみたり、まぁ全部キャラ目当てですね。(笑)
コッシー:主に、1人でインして、ショーやパレードを見たり、写真を撮ったりしています。
mai:私は、なっつんさんの言い方で言うと、ダンオタ(ダンサーのオタク)ですね。特に『ミニー・オー! ミニー』 が好きで、平日の空いているときに行って、ほとんどエンドレスで観ることもあります。
――エンドレスというと?
mai:1日に(季節によって)3回から5回くらい公演があるんですけど、見終わったら列に並んで、見終わったら列に並んで、と繰り返すんです。土日は無理ですけど、平日はそれでもけっこういい位置に座れるので。
――みなさん、アトラクションはあまり乗らないみたいですね。
なっつん:はい。(笑)
コッシー:ワンデーパスポートだと、ショー&パレを見るよりも、いかに多くのアトラクションに乗ってパスポートの元を取るか? になりがちですが、年間パスポートだと、アトラクションに乗れなくても、極端なことを言えばパークの中に入って歩いて雰囲気を味わっただけで、楽しめます。
僕の場合は、アトラクションに長時間並んだり、ファストパス争奪戦とは無縁ですね。(笑)空いているときに乗れればいいや、という感覚です。
――すごくわかります。私も年パスを買ってから、アトラクションに長時間並ぶことはなくなりました。人気アトラクションは、ファストパスで1つ2つ乗るくらいです。
■年パスのメリット・デメリット
――続いてお聞きしたいのが、「年パスを持っていて良かった!」と思うのはどんなときですか? という質問なのですが。
なっつん:わたしはイライラしなくなったところですね。さっきもちょっとコッシーさんの話がありましたけど、やっぱりワンデーパスポートのときは、1回6,200円払うわけじゃないですか。元を取らないと、っていうプレッシャーがどこかにあるんですよね。
でも、年パスになってからは、混んでいても「まぁ今日は仕方ないか」って思えます。それどころか、短時間でも気兼ねなくキャラに会いに来られますね。
コッシー:やっぱりなんといっても、仕事が休みだったり、仕事が早く終わったときに、行きたいと思ったら、パスポート代を気にせずに行ける所でしょうか。
そして、朝イチで行ったときに、チケットブースに並ばなくて済むところですね!
食事だけだったり、グッズやお土産を買うだけのためにでも行けるという点もありますね。
mai:私も、行きたいと思ったときにいつでも行けることです。
それと、私はダンサーさんの写真を撮るのが好きなんですけど、写真が下手でも、通っていれば、まぐれで素敵な写真が撮れることがあるんです。これは年パスを持っているからこそかなぁと思います。
――逆に、年パスを持っていて困ることはありますか?
なっつん:うーん、特にないですけど、強いて言えば出会いがないことですかね。天気が悪いときは別ですけど、年パスがあって、しかも家から近いとなると、休みごとにランドとシーに行っちゃうので。ほとんど引きこもりと変わらないと思います。(笑)
――やっぱり、ひとりが多いんですか?
なっつん:たまには友達同士で行くこともありますけど、そういうときは友達のペースに合わせることになるので。それはそれで楽しいんですけど、結局はひとりのほうがたっぷり楽しめるんですよね。
mai:私は学生なので交通費が痛いです。それと、パーク内での飲食も地味に響きますね。丸1日いると、1回3000円は必要なので。多いときで週2回しか行けないのは、交通費と飲食代の影響です。
コッシー:交通費……かさみますね。(笑)
うちの最寄り駅からは、片道1,110円なので往復2,220円です。現地で何も買ったりしなければ、2,220円だけ持って出れば一日パークを楽しめます(笑)でも、交通費はほんと、できることなら、定期券を作りたいです!
それと、いつも思うのは、現地で買うパスポートと違って、年間パスポートの場合は、家を出るときに、絶対に持ち忘れちゃいけない!ってことですね。家に忘れて行ったら、アウトですから。
――宴もたけなわ、たいへん盛り上がっていますが、本日はこのへんでお開きにしたいと思います。みなさん、おいしいエピソードをたくさん、ありがとうございました! また機会がありましたら、ぜひよろしくお願いします。というか、パークで会いましょう!!(笑)
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