米730万人が不妊治療。男性も3分の1に。不妊治療は男女一緒に

写真拡大

730万人の人たちが不妊治療をしているというアメリカ。この数字は、「妊娠可能であるとされる期間」にある人口の12%にもなります。

アメリカには「国民不妊認識週間」という期間が設けられているほど、身近に存在する問題となっているのです。「女性の問題」としてとらえている人が多いかもしれませんが、男性の不妊が3分の1を占めているのをご存じですか。

また、日本の不妊に対する社会の認識はまだ薄く、「話す場所」のない不妊治療中の女性が多いのも事実。周囲の期待に応えられない自分の身体に怒りや悲しみを感じる女性の行く場所は、夫なのです。

アメリカやヨーロッパ諸国では「夫婦のハードル」として考えられていて、夫に向けたセミナーなども多く開かれています。これらのセミナーを通して不妊治療を乗り越えた夫婦はとても多く、多くの女性が救われているという統計も出ているそう。

「不妊症は、迷子になっている想像上の『子ども』を一生懸命探しているようなもの。近所の家を一軒ずつ回って探しているような、そんな焦りと不安が混ざった気持ちにさせるのです」と心理カウンセラーたちは言う。「社会の協力」があってこその不妊治療ということだ。

社会の不妊治療に関する認識が高まっていってほしい。

参考:Infertility: Recognizing National Infertility Awareness Week
http://www.psychologytoday.com/blog/contemporary-psychoanalysis-in-action/201304/infertility-recognizing-national-infertility-aware