「海外旅行は高すぎる」がついに変わる? タイの予約が60%増、“今起きている異変”
 新卒から18年半、テレビ朝日のアナウンサーとして、報道、スポーツ、バラエティなど多岐にわたる番組を担当してきた大木優紀さん(45歳)。

 40歳を超えてから、スタートアップ企業「令和トラベル」に転職。現在は旅行アプリ「NEWT(ニュート)」の広報を担当。さらに2025年10月には、ハワイ子会社「ALOHA7, Inc.」のCEOに就任し、家族とともにハワイへ移住。新たなステージで活躍の場を広げています。

 第61回は、旅行会社勤務の大木さんが、9月以降の燃油サーチャージと為替の変化による、海外旅行の明るい兆しについて綴っています(以下、大木さん寄稿)。
◆海外旅行の潮目が変わる!?

「海外旅行は、高すぎて無理……」

 燃油サーチャージの高騰、円安の影響もあり、ここ数年、海外旅行を諦めていた人も少なくないのではないでしょうか。

 ところが、ここにきて、少し明るい変化が見えてきました。

 旅行アプリ「NEWT」のデータを見てみると、8月の週ごとの平均予約人数と、9月に入ってからの1週間を比べたところ、予約してくださる方の数がおよそ15%増えているんです。

 円安で海外旅行を控えていた人たちが、近場の旅行を中心に、「待ってました」とばかりに予約を始めている。そんな動きが、少しずつ見えてきました。

 今日は、そんな「海外旅行の潮目」の変化について、お話ししていきたいと思います。

◆燃油サーチャージ値下げが予約増加の主要因

 なぜ、ここにきて、海外旅行の予約が増えてきたのでしょうか?

 ずばり、「燃油サーチャージの値下げ」です。

 今年の5月から8月にかけて、中東情勢の影響により、燃油サーチャージがとても高い水準になっていました。

 それがようやく、潮目が変わろうとしています。過去最高水準に達していた、燃油サーチャージがこの9月発券分から久しぶりに値下げされました。

 航空会社の平均で見ると、大人4人家族の場合、ベトナム・ダナンでおよそ4万4000円、タイ・バンコクで4万円、台湾や香港でも2万5000円ほど負担が減る計算です。移動費だけでこれだけ下がってくると、旅行のハードルが一気に下がります。

 そして、ここでぜひ知っておいていただきたいのが、燃油サーチャージが確定するタイミングです。燃油サーチャージは「旅行するとき」ではなく、「航空券を発券するとき」の金額が適用されます。

 つまり、今の燃油サーチャージが安いタイミングで航空券を発券しておけば、仮に2か月後に燃油サーチャージが値上がりしていたとしても、今の金額のまま旅行することができます。