0歳の息子を抱き、号泣しながら地域包括支援センターに駆け込んだ。産後半年で始まった“壮絶な義母介護”
妊娠に気づいたのは16週に入ってからだった。長年の生理不順や、医師から「妊娠は難しい」と言われていたことに加え、ADHD(注意欠如・多動性障害)の特性でセルフネグレクト癖があり体調管理がおざなりになること、算数障害(発達障害の一種で数字、計算に困難を抱える学習障害)で生理周期を正しく把握していなかったことなど、いくつもの要因が重なっていた。
◆孫を可愛がれない義母
約20年間一人暮らしをしていた義母が腰の圧迫骨折をして動けなくなってしまい、我が家で引き取り介護を始めた。しかし、圧迫骨折よりも精神疾患のほうが重度な上、人生で出会ったどんな人よりも性格が悪く、想像を絶する介護だった。
汚いという妄想にとらわれて公共の乗り物に乗れない、診察室で医療器具(聴診器や血圧計、レントゲン台など)の使用を拒否する、リハビリ器具も目の前で消毒しないと使えない、私や夫が部屋着ではなく外着のまま座った椅子も除菌シートで拭かないと座れない、息子もよだれがついているので触れないなど、日常生活がおくれないほどの症状がある。
加えて、20年間人との関わりがなかったためか、極端にコミュニケーション能力が低く、失言が多すぎる。孫をまったくかわいがってくれないので苦言を呈したところ「自分の娘が産んだ子どもでなくお嫁さんが産んだ子だから。一般的にもよく言うじゃない」と言われた。
そう思っていたとしても、嫁・姑がうまくやっていく上でそれは口が裂けても言ってはいけないことだと理解できないらしい。それに、夫は一人っ子で義母には娘がいないため、娘が産んだ子どもなら可愛いという感覚もわからないのではないだろうか。
また、他人をまったく思いやれずマナーを守れない。義母のリハビリを終えてマンションに戻ってきたところ、使用済みマスクをエレベーターの中にポイ捨てして驚愕した。注意すると「間違えちゃった」と言ってきたが、何をどう間違えたらエレベーターの中に捨てるのだろうか。夫にも伝えたところ、夫がリハビリの付き添いをした日の帰りもマンションの共用廊下に使用済みマスクをポイ捨てしたため、夫は激怒したらしい。

