0歳の息子を抱き、号泣しながら地域包括支援センターに駆け込んだ。産後半年で始まった“壮絶な義母介護”
◆地域包括支援センターのサポートに駆け込む
こんな義母と24時間一緒にいるため、毎日怒号が飛び交って平穏な日がない。こんな環境は息子に悪影響だし、子どもに罵声を聞かせてしまうのは心理的虐待にあたる。私と息子をDVシェルターに保護してもらおうと本気で考えるまで追い詰められていった。
その日起きたら涙が止まらなかった。義母の圧迫骨折はすでに完治しているため、栄養バランスの良い食事を摂ってリハビリに励まないと再び歩けるようにならないのに、食事もリハビリも義母は拒否をし、そのたびに口論になる。こんな日々が続いていくのかと思うともう限界だった。何より息子を守りたい。今日も夫が義母に怒鳴っている。
「どうしたんですか!?」
職員が飛んできた。赤ちゃんを抱えた中年女が泣いている姿は異常だ。義母の担当者にわけを話すと、その場でショートステイの提案をしてくれて、あれよあれよという間に翌々日ショートステイできる施設が決まった。
しかし、義母がショートステイ行きを承諾するわけがなく、その日も深夜3時まで口論となり、ようやく1泊だけならと折れてくれた。
翌日、地域包括支援センターの担当職員とケアマネ、私の担当の保健師が義母を迎えにやってきた。しかし、ケアマネや保健師が私の姿や家の状況を見て「これは1泊ではなく1週間ショートステイさせないと桂さんが倒れてしまいます。このまま1週間行かせましょう」と、ダイニングにいる義母に聞こえないよう廊下で私に耳打ちした。
そして、ここまでショートステイに対して拒否感を抱いていることを知らなかったもう一人の職員が義母に「お部屋は7日間取ってありますよ」と言ってしまったため、義母が大声を上げた。
「話が違うじゃない! 絶対に行きません!」
私は保健師さんと別の部屋にいたためよく聞こえなかったが、義母はケアマネさんを罵倒するような言葉も叫んでいたらしい。
最後の最後までショートステイを拒否していた義母だったが、1泊だけということでようやく落ち着いて行ってくれたのだった。義母がいない家が実に5か月ぶりで平和そのものだった。夕飯は少し良い肉を家で焼いて食べて、家族3人水入らずの時間を過ごせた。
◆2LDKの部屋に大人3人、乳児、猫2匹
さて、こんなに毎日口論に発展してしまうのは、我が家が定員オーバーであることも大きい。2LDKの部屋に大人3人と赤ちゃんと猫2匹で住んでいる。1部屋はエアコンがつけられない作りのため夫の部屋兼物置き、リビングに夫婦と息子で寝て、私の仕事部屋を義母に貸している。

