頭からピピピピ


【漫画】本編を読む

歩いていると犬が寄ってきたり、猫が膝に乗っていたり。動物に好かれるというとそんなイメージだが、主人公・半田の好かれ具合は別格だ。公園で考えごとをしていれば周辺の動物が集まって彼を取り囲み、まるでストーカーのように愛されてしまう。今回は、X(旧Twitter)やnoteで長期間にわたり投稿され、1000を超えるいいねを集めたNANNO(@nanno_koresiki)さんの創作漫画『動物にモテるサラリーマンの受難』が書籍化されたことを受け、制作の経緯について作者に話を聞いた。

■爆笑必至のモテっぷり

出勤時に犬にナメられまくるのは当たり前


モテすぎる半田。でも、好きな相手からは嫌われている!?それって一体


動物にモテるサラリーマンの受難(3)


読み手の想像を超える半田のモテっぷりに思わず爆笑してしまう本作。継続的な読者からは「紙媒体として保管しておきたい」「トイレで読みたい」などの声が多く寄せられていたという。

NANNOさんはもともとデザイナーや商業イラストレーターとして活動していたが、「誰にも頼まれていない自分発信の作品を作りたい」と、憧れていた漫画の練習を始めた。本作もその一環で、2018年秋頃からSNSに投稿。留学などの休みを挟みつつ約3年間、黙々と1人で描き続けたそうだ。

出版は人生の目標だったため実感が湧かないとしつつも、「細部までこだわって大切に作ったので、無事によい本ができたという達成感はある」と語る。書籍化ならではの違いとして、「見開きなど紙でしかできない表現や、ずっと憧れていたカバー下のオマケが実現できてうれしい」と明かしてくれた。

■感情を持つ動物へのこだわり

お気に入りのシーンは「遅刻カモー!」と走る半田の疾走感と、単行本用描き下ろしの「残像」をヒントにした躍動感あふれる場面だという。また、動物たちの造形だけでなく「感情」にもこだわり、別のキャラクターが喋っているときでもそれぞれ動いている動物たちの気持ちを想像しながら読むとよりおもしろいと語る。

「読者の声を見た担当さんから声がかかり実現した。皆様のおかげ」と感謝を述べるNANNOさん。物語は続くものの、2巻が出るかは人気次第とのこと。

動物を受け入れて暮らす半田の姿は、SNSで「エグいほどのマイナスイオン」と称されている。時間を忘れて笑って癒やされること間違いなしの一冊を、ぜひ手にとってみてほしい。

取材協力:NANNO(@nanno_koresiki)

※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。製品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格が異なる場合があります。