自身の体の状態について「薄毛である」を選んだ人の割合<スクリーニング調査>(複数回答)

リクルートの美容に関する調査研究機関「ホットペッパービューティーアカデミー」は、「薄毛対策」への関心の高まりを受け、2016年から20〜69歳の男女を対象に「薄毛に関する意識調査」を実施している(薄毛の認識があり、薄毛を気にしている人が対象)。10月20日の「頭髪の日」に先駆けて、今年の結果をまとめた。その結果、理美容室で育毛促進について相談をためらう理由はの1位は男女とも「いい出すのが恥ずかしい」だった。


自身の体の状態について「薄毛である」を選んだ人の割合<スクリーニング調査>(複数回答)

薄毛を認識している人の割合は16.5%で、ここ数年、緩やかな減少が続いている。男性は、女性の3倍以上に達した。


薄毛が気になり出した年齢(平均年齢/年代別分布)(数値回答)※矛盾回答を除いて集計

薄毛が気になり出した年齢(平均年齢/年代別分布)(数値回答)※矛盾回答を除いて集計

薄毛が気になり出した平均年齢は男性が38.6歳、女性は42.1歳。男性は女性よりも早い段階で薄毛を意識し始める傾向にある。


薄毛で嫌なことでは、男性は「人の目が気になるようになった」が47.4%でトップ、次いで「できる髪型が減った」(35.3%)。一方、女性は「自分の抜け毛を見ることが増えた」が50.5%でトップで、次に「人の目が気になるようになった」(47.3%)が続いている。男女ともに見た目や他人の視線に強い影響を受けている。


薄毛対策にかけてもよいと思う1ヵ月あたりの平均金額は、全体で男性が4928円、女性が3559円。特に20代男性は7475円と他の年代に比べて高い。男性はすべての年代において女性に比べて金額が高い。


男女ともに「育毛エッセンス・育毛ローションや発毛剤・育毛剤を使う」が今後試してみたい対策として1位となった。2位は男女で異なり、男性は「薄毛治療・対策のできる病院や専門クリニック」、女性は「薄毛が目立ちにくい分け目や髪型」への関心が高い。


育毛促進や髪のボリュームアップに関して理美容室への相談意向がある人(「とてもそう思う」「まあそう思う」の合計)は35.9%で、ここ4年で増加し続けている。


f

理美容室への相談意向があるのにもかかわらず相談ができていない理由は、男女とも1位が「いい出すのが恥ずかしいため」だった。男性は女性よりも恥ずかしいと感じる割合が12.2ポイント上回った。


理美容室でやってみたいメニューのトップは「ヘッドスパ・ヘッドマッサージ」(43.3%)で、次いで「髪がボリュームアップして見えるような髪型(カット)」(41.0%)がランクイン。「頭皮や髪の診断」(27.7%)も人気がある。

[調査概要]
調査名:薄毛に関する意識調査2024
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:スクリーニング調査(2024年7月8日〜2024年7月9日)

本調査(2024年7月22日〜2024年7月24日)
調査対象:スクリーニング調査:5万人 ※人口動態に基づき性年代を割り付け
本調査:2065人(全国20〜69歳男女、現在薄毛の認識があり、薄毛を気にしている人)
※スクリーニング調査での出現率を基にウェイトバックを実施※図表内の%の値は小数第2位を四捨五入しているため、差分や合計値において、単純計算した数値と合致しない場合がある

ホットペッパービューティーアカデミー=https://hba.beauty.hotpepper.jp