「プリンセスの日常が面白すぎる」三笠宮彬子様の留学記が大バズリ!愛子様ヘアも宮内庁インスタからバズるかも|辛酸なめ子
 皇室の扉がついにSNSに向けて開かれました。

 宮内庁がインスタグラムの公式アカウントを開設して約2ヶ月。開設したその日にはフォロワーが16万人を超え、5月中旬の時点では138万人ものフォロワーがいます。

 140万人前後というと、芸能人だと長友佑都、中町綾、山田優、みちょぱ、町田啓太あたりと同じくらいの人数です。今のランキングは195位。目立ちすぎず、奥ゆかしい存在感です。

◆「いいね!で天皇家と秋篠宮家が比較されないよう配慮」説?!

「天皇皇后両陛下のご活動等発信していきます」とプロフィール欄に書かれているように、基本は天皇家ご一家がメインで、園遊会など式典で他の皇族方が少しお写り込みになっている場合があります。

 一説には、「いいね!」の数が人気投票に見えてしまい、天皇家と秋篠宮家が比較されてしまうことに対して配慮されているとも言われていますが、真偽は定かではありません。

「いいね!」が際立って多いのは、「令和6年5月1日(水)、天皇陛下は、ご即位から5年をお迎えになりました」というコメントが付けられた、天皇皇后両陛下の格調高い御写真。見たら自然と「いいね!」を押してしまうオーラがあります。

 ちなみにコメントは基本的にシンプルな文章で、決して「#祝ご即位5年」「#記念写真」「#皇居」といったハッシュタグはつけられていません。ハッシュタグをつけたらもっと若者に届いてフォロワーも増えるかもしれませんが、皇室の品位を保つ点でも難しいところです。

◆「映え」というより、誉れ高い「栄え」

「映え」というより、誉(ほま)れ高い「栄え」の画像が投稿されてる宮内庁インスタ。

 中でも、特命全権大使が陛下に信任状を捧呈する「信任状捧呈式」の動画は、準備の場面から始まり、馬や馬車が木立を通って宮殿に向かうシーンは映画のように美しくて完成度が高く、一流のプロが作っている印象でした。

「園遊会」の動画も、雅楽の調べに乗せてその日出された料理がアップで映っていて、国民の興味や関心をひく構成でした。サーモンなどの前菜やお寿司やクッキーが整然と並べられていたのが印象的でした。

 天皇皇后両陛下と愛子様が栃木県の御料牧場を散策されている様子も投稿されていました。

 にこやかにうなずかれたり何か話されたりしているご一家。愛子様も笑顔で風景をご覧になっていて、三つ編みを一つ結びにされたヘアが上品でかわいいです。

 今、国民の人気が高い愛子様の動画は注目度が高く、このヘアスタイルもバズる可能性を秘めています。

 それにしてもご一家の会話が聞こえないほど、シャッター音が終始鳴り響いているのに驚かされました。

 皇族の方々はこんな風に多数のカメラに囲まれ、毎秒シャッターを切られ続ける中、自然に振る舞われるお姿を見せなければならないという、庶民には計り知れない大変さが伝わってきました。

◆三笠宮彬子様「プリンセスの日常が面白すぎる」とバズり

 いっぽう、自然体の文章がバズったのは三笠宮彬子(あきこ)様が2015年に出版された「赤と青のガウン オックスフォード留学記」。

 ドイツ在住の日本人女性がXの投稿で、「プリンセスの日常が面白すぎる」などと紹介した投稿がバスって、それがきっかけで文庫として再販されることに。彬子様が出版社に直談判されたことも手伝って、2024年4月にPHP文庫から出版され、話題になっています。

 女性皇族としてはじめてオックスフォード大学で博士号を取得された彬子様。天皇陛下と同じ、オックスフォード大学マートン・コレッジに留学されました。

 その経歴から、まじめで意識高い系の本かと思いきや、留学中のちょっとしたハプニングや論文執筆の大変さなどがユーモアを交えて書かれていて、とてもおもしろく読み応えがあるエッセイでした。