家事は休憩をはさみながら「分割」すると続けやすい【毎日が変わる片づけのワザ(83)】
整理整頓や片づけは、少しでも生活を快適にするために避けては通れない課題の1つですが、いざ取り組んでみたところで「なかなか片づかない…」という方は少なくないようです。そこで、整理収納アドバイザーとライフオーガナイザーの資格取得の際に学んだ内容から、仕事や家事、気持ちを片づけるときの基準にしていることを紹介します。
家事は休憩をはさみながら「分割」すると続けやすい
先日、某テレビ番組で「何をするときも、いったん横になってからやる」と、ある女優さんが話していました。家で過ごしているときは、「家事やお風呂、食事など何かする行動それぞれ前後に必ず寝っ転がる時間を挟みたい」とのこと。
家に帰って、手洗いうがいをしたら1回横になる。コンビニに行って帰って来たら、またちょっと横になる。また、ご飯を作ったり食べたりし終わったらまたちょっと横になる。などなど…。
「その時間がないと何もできない」ときっぱり言い切った姿に、すがすがしさを感じたのと同時に、「そうか、ここまで休憩をはさんでいいのか! そういう生き方をわたしももっとしたい」と思いました。
ちなみに、わたしは家事を一気にやらずに分割しています。
【洗濯】
・朝、タイマー設定をしておいた洗濯物をソファーの上に置く→すぐにはたたまない
・洗顔や軽くシャワーを浴びてからやっとたたむ→すぐにはしまわない
・メイクなど身支度を終えてから、やっとしまう
【食器の片付け】
・ご飯を食べ終え、下げる→すぐには洗わない
・ちょっと休憩してからやっと洗う。または平日、リモートワークの日は、少し仕事してから、休憩を兼ねて洗う→どちらにしても、すぐには食器棚にしまわない
・少し休憩または仕事をしてから、食器棚にしまう
【掃除】
・1か所掃除したら、いったん終える→時間をおいて、またどこか1か所掃除
これを1日のなかで数回繰り返して、家事などのやらなければいけないことを「分割」して小さい単位にすることで、とりかかりやすくなります。
たとえば「洗濯して、洗濯物をたたんで、所定の場所にしまう」作業を、
「とりあえず、終わった洗濯物をソファーに積んでおくだけ」
「(ソファーに積まれた洗濯物を)ただたたむだけ」
というように細かくすると、そのひとつひとつをやるなら苦にならないというメリットが。この細かな単位で、「間に休憩や他のことをはさみながら」家事をやると続けやすいということに気づいてからは、「家事がめんどうだな」と思わなくなりました。
わたしは「横になったら本当に寝てしまう」ので、「何かする合間に横になる」のは難しそうなのですが…いつか休日に「細かく割った家事の合間合間に横になる」も一度試してみたいと思っています。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke>