国技なのに知らないことだらけ?知って驚いた大相撲に関する雑学1位「力士は運転してはいけない」

写真拡大

日本の国技である相撲。競技としては比較的シンプルなものですが、そこには我々の知らないさまざまな規定や規則、そして伝統や風習などがあります。今回は「知って驚いた大相撲に関する雑学」を、448名の読者に聞いてみました。

Q.知って驚いた大相撲に関する雑学を教えてください(複数回答)
1位 力士は運転してはいけない 35.5%
2位 大相撲の立会い(試合開始)は行司の掛け声が合図ではなく、試合する当人同士のタイミングで決める 32.4%
3位 現在の懸賞金1本の値段は6万円。うち、取組後の勝った力士に手渡されている熨斗袋に入っているのは3万円 24.6%
4位 力士はまわしを洗わない 23.9%
5位 同じ番付でも東と西では東の方が上位とされている 23.7%

■力士は運転してはいけない
・「体が大きいので、ハンドルに足が干渉してちゃんと運転できないからなのだろうか」(25歳男性/食品・飲料)
・「そんな決まりあったんだ。不便そう」(26歳女性/小売店/販売職・サービス系)
・「理由を知りたい」(27歳女性/情報・IT/事務系専門職)

大相撲の立会い(試合開始)は行司の掛け声が合図ではなく、試合する当人同士のタイミングで決める
・「はっけよいのこった! が試合開始の合図ではないことに驚き」(31歳女性/情報・IT/技術職)
・「子供の頃相撲をとってたときは、行司の合図で始まってたからずっとそうだと思い込んでました」(41歳男性/自動車関連)
・「当人同士で決めるというのはすごく意外だった」(26歳男性/建設・土木/技術職)

■現在の懸賞金1本の値段は6万円。うち、取組後の勝った力士に手渡されている熨斗袋に入っているのは3万円
・「思ったより少ない額で意外だった」(26歳女性/建設・土木/事務系専門職)
・「残りの3万円の行方が気になる」(31歳女性/ソフトウェア/事務系専門職)
・「金額までは知らなかったので」(27歳男性/医療・福祉/事務系専門職)

■力士はまわしを洗わない
・「衛生面が気になる」(30歳女性/団体・公益法人・官公庁/技術職)
・「ホントに洗わないのでしょうか……びっくりです」(37歳女性/商社・卸/事務系専門職)

■同じ番付でも東と西では東の方が上位とされている
・「どうして東が上なのかわからない」(36歳女性/小売店/事務系専門職)
・「西に住んでいる者としては腑に落ちない」(48歳男性/情報・IT/技術職)
・「東と西はどうやって分けるのか? 出身地だと思ってた」(35歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)

■番外編:行司についても知らなかったことだらけ
・「番付表を書く」や「場内アナウンス」も行司の仕事「行事は相撲の立会いだけが仕事だと思っていた」(28歳女性/医薬品・化粧品/営業職)
・本場所の立行司を務める2つの名跡「木村庄之助」と「式守伊之助」のうち、木村庄之助が格上「格があるとは知らなかった」(34歳男性/小売店/販売職・サービス系)
・行司の最高位、立行司の腰には短刀がさしてある「少し怖い」(23歳女性/自動車関連/事務系専門職)

●総評
1位は「力士は運転してはいけない」でした。過去に関取が交通事故を起こしたことをきっかけに、「相撲を取れる健康体を維持することも力士の務め」として、車の運転を厳しく規制するようになったようです。

2位は「大相撲の立会い試合する当人同士のタイミングで決める」。子どもの相撲大会などでは行司の掛け声が合図となっている場合が多いですよね。でも、大相撲の場合、立会いの直前、行司は何も発してません。そして両者が立った瞬間から「はっけよい!」と両者を鼓舞し始めます。

3位は「現在の懸賞金1本の値段は6万円。うち、取組後の勝った力士に手渡されている熨斗袋に入っているのは3万円」。残りのうち2万5千円は相撲協会が力士ごとに積み立て引退後に支払われます。そして5千円が諸経費に。

横綱や大関など人気の取組には数十本の懸賞金が掛けられていますね。

大相撲は競技であると同時に「神事」の要素もあり、昔からのしきたりも多く引き継がれています。そのため、ほかのスポーツ以上に、我々の知らないことや、今となっては理由のよくわからないことなどが多いのかもしれませんね。

(文・OFFICE-SANGA 宇喜多あつし)

調査時期:2014年8月14日〜2014年8月21日
調査対象:マイナビウーマン読者
調査数:男性163名、女性285名
調査方法:インターネットログイン式アンケート