好きな人と話をしている時に、襟を正したら?「脈あり」

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好きな人の行動には、つい注目してしまうもの。相手の何気ない行動にも、何か深い意味があるのでは、とソワソワしてしまう方も少なくないのでは? 実は、相手のささいな行動から、自分への好意を見て取れるケースもあるのです。実際に、相手がどんな行動を取ったら、脈アリだと言えるのでしょうか。

■自己注視とは?

今回取り上げる、心理学的キーワードは「自己注視」です。これは、簡単に説明すると、「他に向いていた意識が、突然自分に向くこと」。別の事柄に夢中になっていたにも関わらず、突然「他者から自分はどのように見えているのか」が気になってしまう……。自己注視という言葉は知らなくても、経験したことがある方も多いのではないでしょうか。

もともと自分の注意を自分に向けており、他者とのコミュニケーションが不得意なタイプの方もいます。が、本来は他者注視的な視点を持っている人にも、この自己注視が起きるケースがあります。それが「他者の注目を集めたい」と思ったときなのです。

■なぜ、自分がどう見られているのか、気になるのか。

例えば、大勢の人の前でプレゼンをしなければならない場合、自分の身だしなみは気になりますよね。これも自己注視です。しかし、誰かと会話している最中や、誰かが近づいてきた瞬間には、他者注視のままでも構わないはず。実際、多くの人は「何とも思っていない人」が近づいてきたとしても、そのまま自分が夢中になっているものに、意識を向け続けるのではないでしょうか。近づいてきた相手へ、特別な感情を持っているからこそ、「相手から自分がどう見られているのか」が気になるのです。少しでも自分を良く見られたい……という願望から、自己注視が起きると言えます。

■自己注視は鳥にもある!?

鳥の中には、求愛行動としてグルーミングを行う種類もいます。これは、自分をきれいに見せることで、メスの注意を引こうとする仕草。実は、人に起きる自己注視も、これによく似ています。好きな人が目の前に現れると、無意識に衣服や髪を整えてしまいます。これは、自分をきれいに見せることで、自分を見て欲しい!とアピールしているのです。

誰かと会話中の異性に近づいた瞬間に、相手が襟を正したり、髪を整えたりしたら、それはあなたに特別な感情を持っている証拠。あなたの目線を気にしているからこその「自己注視」だと言えそうです。告白前のリサーチにも使えそう! 無駄な失敗を防ぐことができるでしょう。

いかがですか?気になる異性がこんな行動を見せたら、もう少し、相手のスペースに踏み込んでみてもいいのかも? ベストタイミングを逃さないため、ぜひ相手の行動に注目してみてください!