義理チョコ廃止に「前代未聞」→事務員を見世物にする上司の“地獄の営業回り”は「バレンタインデーの辱め」【作者に聞く】

【漫画】本作を読む
仕事関係のバレンタインデーで義理チョコを贈る習慣は減りつつあるが、かつては会社ごとに独特の慣習が存在していた。
ぷく子さんが描く実録コミック『バレンタインデーの辱め』は、女性事務員がお得意様へチョコレートを配る営業企画に参加させられた実体験を描き、職場の古い価値観やジェンダーギャップに切り込んだ作品だ。今回は本作のエピソードを紹介するとともに、当時のやり取りや心境についてぷく子さんに話を伺った。



ぷく子さんが事務員として働いていた会社は、「義理チョコは必須」という考えが根強く残る職場だった。以前、ぷく子さんが義理チョコの慣習をやめようと提案した際には、「それはまずいよ……女として」「前代未聞だよ」と周囲から強く反対され、用意を強制されたという。
そんななか、所長がバレンタイン当日に打ち出したのが「女性事務員を営業に同行させ、お得意様へチョコを配らせる」という企画だった。業務の一環として参加したものの、まるで見世物になったかのような恥ずかしさを抱えながら得意先を回ることとなったぷく子さん。
当時の出来事を振り返り、ぷく子さんは次のように語ってくれた。
「『普段電話でしか接点がない事務員さんからチョコをもらえたらお客様が喜ぶと思うんだ』というのが所長の考えでした。女性が少ない業界だったので喜ぶ方もいたのかもしれませんが、私にとってはトラウマになるほど嫌な出来事でした。翌年からはバレンタイン当日に有給を取って休むようにしました」
■やっと地獄が終わると思った矢先……。最後に待ち受けていた予想外の結末
「やっとこの地獄から解放される……」と営業回りの終わりが見え、胸を撫で下ろしたのも束の間。最後に訪れた得意先で、所長もぷく子さんも肩を落とす思いもよらない事実が発覚する。
職場で当たり前とされていた文化やサービス精神の押し付け、時代の変化を感じさせる本作。会社という組織の中での立ち振る舞いや、職場の慣習について改めて考えさせられるエピソードとなっている。
■画像提供:ぷく子(@pukukoOL)
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