指原莉乃も絶賛!小麦不使用なのに美味しい「スーパー麵」アレルギーの息子のために3年かけ開発
 指原莉乃さん・小田切ヒロさん・ロンブー田村淳さんなど、芸能人がこぞって紹介している麺があります。小麦を一切使用しない麺で、栄養価も高く手軽に調理できることからブームが広がり、累計65万食を突破した「スーパー麺」です。

 一体どんな麺なのでしょうか? 販売会社の東洋レコーディング株式会社の担当者に話を聞きました。

◆指原莉乃、小田切ヒロ、ロンブー田村淳が紹介して話題に

 スーパー麺は、指原莉乃さんと小田切ヒロさんがYouTubeで「普通のパスタよりも美味しい」「栄養素がすごい」と絶賛、ロンブー田村淳さんもXで「2週間グルテンフリー生活だったんだけど……この麺に助けられた」と投稿するなど、多くの著名人が絶賛したことで話題に。

 パッケージに記載された表示を見ると、食物繊維・カリウム・マグネシウム・鉄・亜鉛など栄養価の高さに驚きます。さらに国産の玄米と馬鈴薯でんぷん粉だけで作っていることから、グルテンフリー(小麦を含む食品を摂取しない食生活)を取り入れたい人からも支持されている様子。

 しかし、これだけこぞって著名人たちが絶賛していると、メーカー側が商品を贈るなどして宣伝を依頼したのでは? 勘ぐってしまいますが……。

「商品開発にこだわっている分、案件を依頼する予算もないため、一切していません。ある日突然売上が何倍にもなって売り切れたので驚きました。

 調べてみると影響力のある芸能人の方が紹介してくださっていたみたいで……。健康意識が高い方が見つけてくださったのは嬉しいですね」(販売会社の担当者 ※以下「担当者」)

◆小麦アレルギーの息子さんのために開発したのが始まり

 そんなスーパー麺の開発は、ある日突然開発者の息子さんが小麦アレルギーを発症したことがきっかけだったのだそう。「なんとか美味しい麺を食べさせてあげたい」という想いから、市販の小麦以外の麺を購入したものの美味しい麺を見つけることができなかったそうです。

 そこで家庭用のパスタマシンで試作を繰り返し、3年の時を経て「スーパー麺」を完成させたといいます。

「最も苦労したのは味と食感です。試作段階では麺がブチブチ切れてしまったり、味がイマイチだったり。さらに、美味しさと長期保存ができることを両立するためには半生麺の状態にするなど、たどり着くまでにはかなり時間がかかりました」(担当者)

◆原材料から製造工場までこだわりぬいた商品

 こだわったのは、原材料に玄米と馬鈴薯のみを使用すること。保存料や添加物を使用しないことはもちろん、小麦アレルギーの方でも安心して口にすることができるように工場は「コンタミネーション」がない米粉麺専用の工場を選定しました。

「食品のパッケージによく“本品製造工場では○○を含む製品を生産しています”という表示があると思いますが、アレルギーをお持ちの方はそうした微量の混入=コンタミネーションによってもアレルギーが発症することがあります。そのため、一切コンタミネーションが発生することがない工場を選ぶことにもこだわりました。

 製造をお願いしている工場の社長のご家族にもアレルギーをお持ちの方がいるそうで、工場内にアレルゲンとなる食物を入れないように管理されていること、そして担当の方が熱意を持った方で、スーパー麺が理想の味・食感になるまでかなり協力してくださったことも大きいですね」(担当者)

 ちなみに、華やかな赤と黄色のパッケージはたくさんの子どもたちに食べてもらえるよう、ヒーローのようなカラーを意識したとのこと。麺のパッケージらしくないこのビジュアルは「2022年度グッドデザイン賞」を受賞しています。